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城下町が一つのホテル?【兵庫・篠山城下町ホテルNIPPONIA】

「―― この城下町全部がホテルなんです」。

最初にそう聞いたとき、何を言っているのかすぐには理解できなかった。

「篠山城下町ホテルNIPPONIA」。

その壮大な名前のホテルは、丹波の小さな城下町、篠山をまるごとホテルにしたいのだと言う。

意味が分からない。なので早速行ってみた。

結果、最後はすごく共感して帰ってきたんだけど。

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「篠山城下町ホテルNIPPONIA」とは

兵庫県の内陸部、かつて丹波の城下町だった篠山市にある「篠山城下町ホテルNIPPONIA」

なんともBIGでGREATなネーミングですが、それもそのはず、このホテルのコンセプトは、「篠山城下の町全体をひとつのホテルにしてしまおう」というもの。

築100年を超える古民家を改装した宿泊施設を城下町のいたるところに作って宿泊者を回遊させることによって、まるでここで暮らすように過ごすことを可能にしたのが、このBIGでGREATな「篠山城下町ホテルNIPPONIA」なのです。

「NIPPONIA」とは、日本各地に残されている古民家を、その歴史性を尊重しながら宿泊施設や飲食店にリノベーションし、その土地の文化や歴史を肌で感じられる複合宿泊施設として再生していく壮大な取組みなのでした。

JR福知山線の篠山口駅からホテルの送迎車の出迎えを受けて、向かったのはここ。

この古民家が、この日のホテル!

僕が泊まったのは、この「篠山城下町ホテルNIPPONIA」のメインの宿泊棟であるONAE(オナエ)棟。このONAE棟は、明治期に建てられ、元銀行経営者だった樋口さんが住んでいたもので、現在は篠山市の景観重要建造物となっている古民家。

現在は、主屋、離れ、土蔵、庭園が残っていて、フロントやレストランのほか5つの客室が設けられています。

「篠山城下町ホテルNIPPONIA」は、篠山城下にこうした古民家が5棟あるのですが、フロントとレストランがあるのはここだけ。
ここ以外の棟の宿泊者はONAE棟でチェックインを終えると、地元のお店が並ぶ城下町の空気に触れながらそれぞれの宿泊棟へと向かいます。

チェックイン時に渡される手書きのチラシ

今も数多く残る史跡や文化財、地元カフェや雑貨店、和菓子店・・・篠山の町全体がホテル敷地なので、自由に外に出て楽しんでください!みたいな感じなんです。

「篠山城下町ホテルNIPPONIA」の客室と食事

古民家っていっても、これがまたクール。
ただ単にきれいにすればいい、って感じじゃなくて、その建物が最も輝いていた時代の趣や風情を残しつつ、上質な空間として生まれ変わらせるのがここのリノベーションのコンセプト。。。なんだそうです。

部屋にはテレビとか時計、ありません。
もちろんそれは日常の喧騒を離れ、城下町でのひと時をゆっくりと過ごしていただくためなのです。。。

ってどこかで聞いたことあるな。星のやさんちと同じですな。

篠山城下町ホテルNIPPONIAを構成する古民家は、かつての名家の邸宅や蔵、離れなど。それぞれの棟や部屋によって趣が異なるため、一つとして同じ部屋はないのだそうです。

食事はONAE棟の中庭を望むダイニングで。

ONAE棟以外に宿泊する方は、城下町を散策しながらここにやってきます。もちろん送迎車でここに来ることもできます。

意外にも、このホテルのでディナーは、おフランス。

篠山には、丹波の黒大豆を筆頭に栗や松茸、イノシシや鹿などのジビエ、丹後・但馬の鮮魚や蟹といった海のもの、そして但馬牛など、全国的にも名高い特産品も多く、そうした地元の豊かな食材を、関西フレンチの巨匠と呼ばれる石井之悠さんが本格的なフレンチとして提供しています。

朝食の炊き立ての篠山デカンショ米のご飯に黒豆味噌のお味噌汁、肉厚でふわふわした卵焼きもめっちゃうまかったです。

さっそく城下町ホテルを散策

城下町全部がホテル!ということなので、さっそく篠山の城下町を散策してみます。

城下町ホテルNIPPONIAから、篠山城下町のメインストリート「二階通り」に出てすぐのところにあるのが「小西のパン」。

この黒豆パンは篠山名物として有名ですね。

徳川家康によって築かれた篠山城に天守閣は残っていませんが、二の丸の大書院(おおしょいん)が復元されています。

篠山城の西側には武家屋敷が並ぶ通りがあります。

ここは御徒士町武家屋敷群と呼ばれ、篠山藩の上級武士の従士たちが住んでいた場所。
立派な門や土塀、そしてなんと言ってもかやぶき屋根の屋敷が特徴的です。

篠山の魅力はこうした古い町並みが並ぶ通りのそぞろ歩き。

そのまま篠山城の東側に進むと「河原町妻入商家群」の町並みとなります。

ここは篠山城築城の際に、京への玄関口として最も早く城下町として整備されたところ。

この町並みは国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されていて、狭い間口ながら、奥行きが非常に深い妻入りの商家が軒を連ねています。
当時から代を重ねて住み続けている人も多く、古民家を利用したお店も数多く並んでいます。

「城下町ホテル」というのは、こうした通りがホテルのショッピングアーケード、お店もホテルのひとつ、と考え方なんですね。

城下町ホテルの中をさまよい歩いていると、変わった名前のお稲荷さんに出会いました。

ここは「王地山まけきらい稲荷」

江戸の昔、将軍上覧の大相撲で負けてばかりであった篠山藩の力士に、負けが大嫌いなお殿様はいつも悔しがっていた。

ところがある年、王地山平左衛門と呼ばれるものが率いる力士たちがやってきて、連戦連勝。

お殿様は大変喜んで、その者達に 褒美をやろうとされたが、どこにもいない。

あとで調べてみると、なんと全員が領内のお稲荷さんの名前だったため、それぞれに、幟や絵馬などを奉納して感謝したという。

(篠山市観光情報より抜粋)

これがこの「まけきらい稲荷」の由来だと言います。

そんなわけでここは合格祈願やら勝利を願う絵馬がたくさんありました。

P3262502 (640x480)

母がかんごしになれますように
ママ、国試、合格!!

・・・なかなか泣かせるじゃないか、まけきらい稲荷!

「篠山城下町ホテルNIPPONIA」その他の宿泊施設

篠山城下町ホテルNIPPONIAは、代表棟であるONAE棟のほかに、篠山の城下町に4つの宿泊施設があります。

ONAE棟から歩いて1分のところにある、SAWASHIRO(サワシロ)棟。
ONAEだのSAWASHIROだの、「城下町ホテルNIPPONIA」の各棟にはなにやら難しい名前がついていますが、これは古くから篠山の町に関わりがある「菊」の名前なんだそうです。

このSAWASHIRO棟は、江戸後期に建築された茶屋の店舗兼住宅で、篠山城下町ホテルNIPPONIAの建物の中でも最も古い建物とされています。

河原町妻入商家群の通りの奥にあるのが、NOZI(ノジ)と呼ばれる棟で、客室は2つ。

左右にある暖簾がそれぞれの客室への入り口になっているので、中でばったりはち合わせしちゃった!みたいなこともなく、お忍び的かつ隠れ家的でムフフ的な滞在に使えるんだそうな。
次は、ここだな・・・

まけきらい稲荷の麓あたりにあるのがSION(シオン)棟
この古民家は多少現代風に改築されていますが、ここは1棟貸し切り用として使われています。

NOZI(ノジ)とかSION(シオン)棟からメイン棟であるONAEまでは2キロほど距離があるのですが、その間をぶらぶら移動しながら城下町で暮らすように楽しむ、というのがこの「城下町ホテルNIPPONIA」の狙いなんですね。

このほか、篠山のメインストリートである二階町通りのギャラリーの2階には、プロダクトデザイナーの喜多俊之氏が客室内のインテリアをプロデュースした、SYOUZI-AN(障子庵)があります。

篠山城下町ホテルNIPPONIAの「NIPPONIA」とは、日本を象徴する鳥と呼ばれるトキの学名「ニッポニア・ニッポン」が由来。

トキと同様、日本の伝統的な古民家やまち並みも、大切に守り育てていかなければならない宝物。
その歴史的なまち並みや暮らしをホテルとして生かし、未来へとつなげたい。「NIPPONIA」とは、そんな想いを込めて名付けられているのだそうです。

「歩く速度だからこそ発見できる素敵な出会い」
篠山城下町ホテルNIPPONIAのパンフレットにはそんな言葉が書かれています。

どこからか車でスっとやって来て、ガイドブックで人気の観光地だけをちょこっと見て、すぐに次の観光地へと走り去る―
これだけでは日本の大切な宝物を守り育てていくことはできません。
だからこそ「NIPPONIA」は、そのまち並みや暮らし全体を未来へとつなげることを目指しているのです。

応援したいですね、こういう取り組み。

<2017年3月訪問> 最新の情報は公式サイト等でご確認ください。

篠山城下町ホテルNIPPONIAの基本情報

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