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わりと本気の保存鉄道「ふるさと銀河線 りくべつ鉄道」【北海道】

北海道の陸別町は日本一寒い町として知られていますが、ここに「りくべつ鉄道」という小さな鉄道会社があります。

かつての国鉄地北線が廃止され、第3セクターの「ちほく高原鉄道」となり、さらにそれも廃止されたあとの生き残りの保存鉄道なのですが、ここがいろいろおもしろい取り組みをしている、というので行ってみました。

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日本一寒い町、陸別

北海道の陸別町の冬の平均最低気温は-20℃、1978年には町内の小利別地区で-38℃を観測したことから日本一寒い町と言われています。

町の中心にある旧陸別駅は、現在はオーロラタウン93という道の駅として整備されていて、日本一の寒さで絶賛売り出し中なのです。

陸別は遠い昔、今はなき国鉄池北線で通ったことはあるけど町に降り立ったことがなく、僕は今回が初めての訪問でした。

人口はすでに2000人近くまで減っていて、今は静かで小さな町なのですが、ここは日本一寒いだけがアピールポイントではありません。

ん?りくべつ鉄道運行中?

かつてここを走っていた国鉄池北線、その後を受けて運行していた「北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線」も2006年に廃止されているのですが、この陸別駅周辺は「ふるさと銀河線りくべつ鉄道」という保存鉄道として整備されて残されているのです。

観光鉄道にしては本格的すぎる「りくべつ鉄道」

陸別駅は国鉄網走本線(地北線の旧名称)の重要な拠点駅として機関庫や転車台・給水塔のほか、保線区などの施設があり、その構内には幾条もの側線が引かれていました。

その駅構内に入ると、廃線後とは思えないほど何両もの気動車が停まっているのですが、なんかあるぞ。

「なつぞら」のラッピング列車でした。

北海道の十勝を舞台にしたこの朝ドラは、ちょうど僕が行った頃に放送されていて、陸別もロケ地になっていたことから、りくべつ鉄道の車両をラッピングしたのだそうです。

もちろんこの列車、実際に走るんです。

しかも運行は陸別駅構内だけでなく、旧ちほく高原鉄道時代の線路の上を、当時(2019年)は北見方面に2キロほど行った「百恋駅」まで、現在(2023年)は陸別から5.7キロ先の「分線駅」まで延伸して運行しているのです。

観光用の運行なので、運転日も限定的ではありますが、廃止になった鉄道が、運行区間を伸ばしていくなんて、素晴らしいですね。

構内には昔懐かしい転車台もありました。

これはSL列車の廃止後長らく放置されていたものを、りくべつ鉄道開業後に修復されたのだそうです。

なんだか現役時代よりも華やかで賑やかになった感じですね。ここは子供向けのなんちゃって観光鉄道ではなく、わりとガチでマニアな人でも楽しめそうです。

りくべつ鉄道運転体験とトロッコ体験

このりくべつ鉄道がわりとガチなマニア向けな場所になっているもっとも大きな理由は、ホンモノの気動車の運転体験ができること。

運転体験は3種類あって、駅構内をお手軽に運転できるコース、指導運転士とマンツーマンで気動車の説明・点検からはじまって駅構内の運転体験を行うコース、このコースを卒業すると、さらに駅の外の本線上を走るコースも3種類あり、一番長いコースは片道5.7キロを2往復も運行できる本格的なコースもあるようです。これはマニア垂涎ですね!

これも運転体験の人でしょうね。
この日は予約がいっぱいで体験できなかったんですが、電車でGOのリアル版、やってみたいですね。

運転体験はできないのですが、飛び入りでも体験できるのがトロッコ乗車体験

陸別の広い駅構内をトロッコで一周400m、ひとり300円で体験できるので、さっそくやってみます。

そうなんです、トロッコといっても、足漕ぎなんですよ。
まあレールの上なので抵抗も少なくて自転車より全然らくでしたけどね。
映像の最後、運転体験の列車が動いてましたね。

柳月の三方六切れ端

陸別から帯広に戻る途中、音更町を通ったので、六花亭と並んで十勝を代表するお菓子メーカー、柳月の本店に寄ってみます。

柳月は「日本でいちばん大切にしたい会社」という有名な書籍にも紹介されるほど従業員や社会に優しい会社としても知られています。僕は昔、仕事の関係でちょっとその話を聞きに来たら、なぜか社長と話すことになってしまったことがあり、今回はそれ以来2回目。

柳月の看板商品は「三方六」というバウムクーヘンのようなお菓子なのですが、実はその切れ端が毎朝格安で店頭に並ぶことでも有名。

通常は200グラムで680円のものが、なんと1キロ500円。
これを求めて開店前に行列ができるため、毎日整理券が配られています。
山梨の桔梗屋で、朝、信玄餅の詰め放題にチャレンジするみたいな感じなんでしょうね。

この日はもうお昼近いので、もちろんあきらめてはいたのですが、なんと店内にこんな商品が。

これも三方六の切れ端のお買い得品ですね。

朝販売されるのは、パンの耳みたいな端っこの部分がどーんと何枚か入っているのですが、これはもっと薄い部分の詰め合わせ。
製造の過程で出てくるものなので、日中でも不定期に出るんでしょうね。

400グラムで300円なので朝特売ほどのお得感はないですが、せっかくなので僕も勢いで2つ買ってみました。

ひとりで800グラムも買ってどんだけカロリー摂取するんだよ、って感じですけどね。

<2019年9月訪問> 最新の情報は公式サイト等でご確認ください

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「ふるさと銀河線 りくべつ鉄道」の基本情報

ふるさと銀河線りくべつ鉄道PV
更新日:2024年3月11日

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