群馬県太田市といえば、かつての中島飛行機を前身とするSUBARU(旧富士重工業)の企業城下町。
そこに「スバル最中」をはじめ、スバルのクルマにちなんだ数々の銘菓があり、全国のスバリストの聖地になっているのだそうです。
そんなわけで一度、SUBARUの前でこのお菓子を食べてみたかったのです。特にスバリストというわけではないんですけどね。
SUBARUとともに発展した企業城下町「太田」
太田市はSUBARUとともに発展した人口22万人の群馬県第3の都市。
駅名標にも「株式会社SUBARU前」と書いてある通り、駅の北口を出ると、郷土の偉人「新田義貞」像の向こうにででんと「SUBARU」。
ちなみに反対側の太田駅南口側は3連休のお昼時だというのにこんな感じ。
群馬第3の都市って聞いたけど、大丈夫ですか?
いや、群馬第3の都市のほんとの実力は夜に発揮されるんだよ
駅前の目抜き通りにずらっと並ぶ店舗をよく見てみると、なんだか夜にしか開かないようなお店ばかり。
ちなみにこれは10年くらい前のお祭りのときの太田駅前通りですが、なかなかワンダーですよね?(今はもう少しマイルドなお店になってるようですが)
太田の工業出荷額は北関東随一。そんな太田で働く方々の癒しの場として、あえて夜に本気出すのが群馬第3の都市の使命なんですよ!
と、話が脱線しましたが、とにかく太田といえばSUBARUなんです。
太田駅の北口を出て5分ほど歩くと、すぐにSUBARU群馬製作所の本工場があるのですが、その目の前に、ででんと「スバル最中」と看板を掲げたお店が見えてきました。
そう、ここが全国のスバリストたちの聖地「伊勢屋」なのです。
SUBARUとともに歩む老舗和菓子店「伊勢屋」
伊勢屋の創業は昭和9年。スバルの前身である中島飛行機の太田工場が開設された年で、場所もその時から変わらずSUBARUの目の前。
ショーウインドウにはSUBARUのミニカー。和菓子屋さんなんですけどね。
店内に入ってもSUBARUグッズの展示が止まらないのですが、実はこれ、全国のスバル車オーナーが持ってきてくれたグッズなんだそうです。
そしてこれがこの伊勢屋を代表する銘菓「スバル最中」。
スバル最中の歴史は古く、1961年にスバル社内の記念式典で来賓に渡すお菓子のオーダーを受けたことがきっかけで考案されたものだそうです。
初代のスバル最中はもちろん「スバル360」。2代目の「初代レオーネ」を経て、現在は3代目で「レガシーB4」がかたどられています。
伊勢屋で買えるのはスバル最中だけではありません。これもスバリストに人気ありそうな「サブロク焼」、1個130円。
サブロクとはもちろんSUBARUの名車中の名車「スバル360」をモチーフにしたもの。個人的にはこれが一番スバルっぽいと思います。
続いて瓦せんべい風でパキパキとした食感の「THE スバル」。
そしてこちらが一番新しくできた「六連星サブレ」。サブレにいろんなSUBARU車が印刷されています。
僕はそれぞれ1個づつ買ったのですが、スバルアラカルトという箱詰めのセットもあります。
実は箱詰めの商品を買うと「スバルの歩み」という歴代のスバル車の車名と写真が掲載されている伊勢屋自主制作のリーフレットが入っていることをあとで知りました。こっちにすればよかった。
いざ、SUBARUの前でスバルを食らう
伊勢屋でスバル銘菓を仕入れて、すぐ目の前にあるSUBARUの群馬製作所本工場へと向かいます。
正面に残る本館は中島飛行機時代からの建物で、上空から見ると飛行機の形に見えるのだそうです。
まずはここでスバル最中と記念撮影。
これ、やってみたかったやつ!
食べてみました。
あまりにひどい食べ方でスバルオーナーに怒られそうだけど!
続いてサブロク焼とも記念撮影。
SUBARUに来たぞ!って感じですね。
このSUBARU群馬製作所本工場がある一角は「スバル町」という住所になっているので、ここでも記念撮影してみます。
さすがに人通りもあるし、SUBARU工場関係者も出入りしているので、ここで全部を食べるわけにもいかず、残りは家に帰って食べてみました。
まずは「THE スバル」。
レガシィの絵柄の、パリッとした瓦せんべいの2枚入りでした。
続いて「六連星サブレ」。
六連星とはもちろんSUBARUのエンブレムのこと。「すばる」とは、おうし座にある六連星のことですしね。
ちなみに「六連星」の読みは「ろくれんせい」ではなく「むつらぼし」なので、これは「むつらサブレ」というんでしょうね(ルビがふってありますね)。
六連星サブレには10車種のプリントがあるそうですが、開けるまでどれが出るか分かりません。
というか出てきても僕には何の車種かわかりませんでした。全国のスバリストのみなさま、すみません。
そんなわけで「SUBARUでスバルを食らう」体験は、僕なんかが行くよりも、まだ行ったことのない全国のスバルオーナーの方に全力で行ってほしいと思いました。
<2024年2月訪問> 最新の情報は公式サイト等でご確認ください
SUBARU&伊勢屋への旅
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