四国第一番霊場といえば、 お遍路さん、いわゆる四国八十八ヶ所霊場めぐりはここから始まる、というたいそう高貴なお寺に違いありません。
ということで、 徳島に行った際に(お遍路さんをするわけじゃないけど)少しでもそのご利益をいただこうと寄ってみました、 四国第一番霊場「霊山寺」。
しかしなんか想像してたのと違うような…というか想像と正反対だったというか。
いいのか四国八十八ヶ所霊場めぐり!こんな楽しいお寺を四国第一番霊場にしちゃって!
なんてったって四国第一番!
霊山寺の最寄り駅はJR徳島駅から約20~30分のところにある高徳線の板東駅。
霊山寺はここから1キロほどですが、駅前の通りを少し歩いていると、いきなりどーん!
「四国第一番 霊場霊山寺」の文字が神々しいですな。
お遍路さん、いわゆる四国八十八ヶ所霊場めぐりはここから始まるのですが、さっそく霊山寺からスタートしたお遍路さんたちとすれ違います。
そしていよいよ見えてきました、霊山寺!
門をくぐるだけで背筋がピンと伸びて、ケツの穴がきゅっと締まっちゃうかのような緊張感が高まりますね。
門前にも金剛杖、菅笠、白衣といった伝統的なお遍路さんファッションをスマートに着こなした女性の姿が見えますね。
ザ・四国第一番霊場の看板。
カッチョエエェェェェェェェェー
「竺和山 霊山寺」
カッチョ・・・・・・・・あれっ?
もしかしてこのおねえさんはマネキンさん???
しかもアップで見るとかなり怖いんですけどぉぉぉぉぉ!
四国第一番霊場、霊山寺、高貴なだけじゃなくって意外とクールなのね。。。
八十八霊場めぐりのスタート「発心の門」
再度、お尻の穴をキュッと引き締めて山門をくぐると、「発心」の文字が。
「発心」とは発菩提心 (ほつぼだいしん) の略で、仏陀の悟り (菩提) を得ようと決意すること。
この霊山寺からおよそ1460キロ、365里におよぶ八十八の霊場めぐりをスタートする、ということは、仏門に入るくらいの厳しい決意が必要だ、ということで改めてお尻の穴が引き締まる思いです。
今回、僕はお遍路をするわけではないのですが、この霊山寺にはここから旅立つお遍路さんがその心得を学んだり、その衣装をそろえたりするための総合案内所があるので行ってみます。
あれれ?
このちゃんねーもキンマネ?
しかもちょっと表情逝っちゃってるし。。。
・・・・・そんでもって誰だこの女は?
あ、よく見るとお遍路の格好をした子供のように見えないこともないですね。
たぶん「あ、えっとぉー、お遍路したいんだけどぉ、どんな格好で回れば自撮りでインスタ映えするのかぁ、わからなーい!」とかいう女子があまりにも多いので、模範的な巡礼スタイルを教えてくれているんですな。。。
四国第一番霊場、霊山寺、クールなだけじゃじゃなくて、意外と親切なのね。。。
いざ、霊山寺本堂へ
ほう、これが多宝塔を望む由緒ある中庭か。。。
と思っていると、池のほとりになぜかパンダ。。。
昭和遺産デパートの屋上遊園地かよっ!
境内の仏様の装いも、よく見るとなんだかゆるーい感じ。
キュッと締まってた僕のお尻の穴も、どんどんゆるくなりはじめてきましたよ。
四国第一番霊場、霊山寺、親切なだけじゃじゃなくて、意外とお茶目なのか。。。
そしていよいよ本堂へ。
・・・ここにもいたよ、キャサリン!
どーなってるんだ、四国第一番霊場霊山寺!
なんでキャサリンとかエリザベスとかルーシーとかしかいないんだ!
レオナルドとかアンドリューとかボブとかが模範的な巡礼スタイルを知りたいときはどーしたらいいのか!
・・・ともあれここが「発願の寺」、「同行二人(弘法大師と常に一緒に巡礼すること)」の長い旅へのスタート地点。
こうみるとやっぱり、厳かですな。
僕のお尻の穴も締まったり緩んだりでなかなか大変。
しかしこの四国第一番霊場という相当厳格なイメージのある霊山寺ですが、B級スポットの宝庫、阿波の中でも十分上位にランクされるスポットであることがわかりました。
そんなわけで、僕もいつかこの場所から、お遍路やってみたくなっちゃいました、わりとマジで。
<2018年5月訪問> 最新の情報は公式サイト等でご確認ください。
霊山寺の基本情報
住所: 徳島県鳴門市大麻町板東塚鼻126番地
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