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境港は、徹底的に鬼太郎のまちだった【鳥取県】

「ゲゲゲの鬼太郎のまち」として、あまりにも有名になった鳥取県の境港市

こんな田舎の港町に、全国からたくさんの観光客が押し寄せてくるなんてなんだか不思議な感じがしますが、全国どこの自治体もが目論んでいる、観光で地域の活性化という点では、ここはかなり優秀な勝ち組なんじゃないか、と思います。

町じゅうで「鬼太郎のまち」に徹底的にこだわっていますからね。やっぱり歩いてて楽しいですもん。

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鬼太郎まちスタートは30年近く前から

僕が初めて境港に行った2008年の冬、すでに町は鬼太郎仕様になっていて、冬休みだったせいか観光客もちらほらと見かけましたが、まだ今回ほど盛り上がってはいませんでした。

境港の本格的なブレイクは、なんとってもNHKのドラマ「ゲゲゲの女房」がきっかけだったのでしょうが、実は鬼太郎をテーマにしたまちづくりは、今から30年近く前から始まっていたようです。

最初は1993年、妖怪の銅像23体を町のメインストリートに設置して「水木しげるロード」がオープン。

今は銅像の数もどんどん増えています

同時にJR境港線にラッピング車両「鬼太郎列車」の運行も開始

当時はラッピングはまだ珍しかったんじゃないでしょうか?

2003年、核となる観光スポット「水木しげる記念館」がオープン

そして2010年「ゲゲの女房」放送で人気沸騰し、現在に至る。

最近は週末はいつもすごい人。
でもやっぱりなんとなく楽しいんです、町全体の雰囲気が。人気の秘密がわかります。

JR境港線のラッピング列車と妖怪駅

米子と境港を結ぶJR境港線のディーゼルカーは鬼太郎ラッピング列車。

全部で何種類あるかわかりませんが、とにかくいろんな種類の鬼太郎キャラ車両があります

そして境線の各駅には、全国各地の妖怪の名前が愛称として付けられています。

米子駅は「ねずみ男駅」

終点の境港駅は「鬼太郎駅」ですね。

列車のシートもいつの間にか鬼太郎仕様になってました。

境港駅で出迎えてくれるのは鬼太郎ベンチ。

こりゃ、列車に乗るだけでも楽しいですよね。

いざ、水木しげるロードへ

駅前には水木しげる先生とゲゲゲの女房の銅像があります。
境港がここまでブレイクしたのは、もちろんこのお二人のおかげですね。

駅前から延びるメインストリート水木しげるロードにはたくさんの妖怪のブロンズ像があります。

おおお、鬼太郎、ここにいたか!

続いてネズミ男も!

町にあるのはブロンズ像だけでなく、最近は鬼太郎マンホールコレクションもあります。

正確にはマンホールとはちょっと違うのですが、「公共桝ふた」と言われるマンホールのミニ版みたいなふたに鬼太郎はもちろん、ねずみ男やねこ娘のほか、砂かけばばあとかこなきじじいなど、カラーで7種類ものシリーズがあってこれを探すのが結構楽しいのです。

水木しげるロードのマンホールふた、公共桝ふたを紹介
鳥取県境港市の公式サイトです。

また、夜になると妖怪たちの影絵の照明が投射されたり、妖怪ブロンズ像のライトアップが施されるのだそうです。

町じゅうが鬼太郎便乗商店&便乗商品

妖怪の銅像だけでなく、町には鬼太郎のキャラクターがあふれています。

いやー、便乗してますねー

水木しげるロードで最も妖しいお菓子、妖怪食品研究所の「妖菓目玉おやじ」。 

こうやって必ず目玉おやじに変身してから食べるのがお作法だそうです。

なんと1本350円!
しかし飛ぶように売れてました。。。

こういった商品、権利関係とかどうなってるのかわかりませんが、町じゅうがここまで徹底して鬼太郎一色だと、なかなか楽しくなってきます。

境港観光の中心スポット、水木しげる記念館

水木しげるロードの先端近く、アーケード街の先に「水木しげる記念館」があります。

ここには鬼太郎やねずみ男などのキャラクターがいて、よく来館者と記念撮影していますが、彼らは町の中を歩いていることもあるようです。

「ゲゲゲの鬼太郎」というコンテンツはもちろん強いのですが、それに胡坐をかかず、こうした細かいサービスを徹底してることも人気の理由のひとつかもしれませんね。

とにかく境港の町じゅうが、これでもか、というくらい鬼太郎一色なので、町全体がテーマパークになっているような感じなのです。

全国には他にもアニメのキャラクターを活用した観光まちづくりをしているところもありますが、境港レベルには到底及びません。

そういう意味では、一度は行ってほしい楽しい町ですよ!

<2013年8月、2017年5月ほか訪問>  最新の情報は公式サイト等でご確認ください

鬼太郎のまちの基本情報

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