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迷路のまち「土庄」とエンジェルロードが見える宿【香川県・小豆島】

3年おきに開催される瀬戸内国際芸術祭(セトゲー)への風祭家の参加は3回目。

2013年は夏、2016年は秋、2019年は春。

足掛け7年、2019年春会期のみ開催の沙弥島、セトゲーで一番大きな小豆島に行き、すべての島をめぐり終えることになります。

今回はそのセトゲーコンプリートの旅の第1弾、おそらく一番小さな島「沙弥島」と、セトゲーで一番大きな小豆島に着いたときのお話です。

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セトゲーで一番小さな島「沙弥島」

まず最初に向かったのは、坂出の市街から瀬戸大橋の方向に向かった「沙弥島(しゃみじま)」。

沙弥「島」と呼んでいますが、実はここは島ではありません。
かつてここは瀬戸内に浮かぶ塩飽諸島の島だったのですが、工業地帯の埋め立て造成により地続きとなったのです。
現在は瀬戸大橋記念公園があり、目の前に瀬戸大橋が見渡せます。

これは「そらあみ<島巡り>」という作品で沙弥島近隣の島々の人たちが漁網を編んで作ったもの。

このアートはどこかで見たことがあるな、と思ったら、春に沙弥島で展示されたあとは秋の本島会場に移され、本島周辺の島々の人々たちが編んだ漁網が加えられ展示されるのだと言います。だからタイトルが「<島巡り>」なんですね。

沙弥島の中核会場、旧沙弥小中学校

海に向かって広がる校庭と校舎の中にアート作品が点在していました。

沙弥島会場は全部の島の中でおそらく一番小さいので、2時間もあれば全部見終わってしまいます。

あとは海岸に出てぼーっと船を見たり、ときどきゴトゴトと音を立てて瀬戸大橋を渡る列車を見るくらいしかやることがありません。

この海の青とこの平和ば空気、いいですね。瀬戸内の島に帰ってきた、という感じがします。

沙弥島 | ART SETOUCHI
ART SETOUCHI は、3年に1度開催される「瀬戸内国際芸術祭」とその間に取り組まれる活動の総称です。

セトゲー最後の島、小豆島へ

いよいよセトゲーコンプリートに向けて最後の島、小豆島へと渡ります。

小豆島は瀬戸内国際芸術祭の中でも一番大きな会場で、見どころも多いのですが、日帰りやそこらじゃ回り切れないのと、僕が過去に行ったことがあったため(ただしセトゲー以外の時期)、結果的に最後となってしまいました。

高松港から土庄港行きの高速船に乗って、2泊3日の小豆島めぐり、スタートです。

小豆島の玄関口、土庄に到着すると、港ではさっそくアートがお出迎え。

やっぱり瀬戸内は雲一つない空が似合いますね。

土庄(とのしょう)港ターミナルは「アートのショー」ターミナルに変身中。

はーい、みなさんいいですかー
「アート」と「トノショー」をかけてるんですよー

これはコシノジュンコさんデザインのドレス。

ここから首を出して記念撮影することもできるので、嫁さんにコシノドレス、着せてみました。

あれ、これ森高千里やわ・・・

さて、この日は到着が午後だったので、まずは荷物を預けるためにいったんホテルにチェックインします。

小豆島1泊目は「天空ホテル海廬」

小豆島と言えば「エンジェルロード」

ここはそのエンジェルロードを見下ろす高台の上に建っているので、ロビー前のガーデンからの眺めはこれ!

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ちょうどタイミングよくエンジェルロード発生中でしたが、予想通り人でいっぱいです。

そんなわけで、今回は人混みのない時間を確認してからちょちょいと散策に行けるよう、エンジェルロードビューのホテルを予約しておいたのです。
明日はさらにエンジェルロードに近い「小豆島国際ホテル(写真の左側のやつね)」に泊まります。

さすが、プロフェッショナルなおとーさんを持つ家族は幸せですな。。。

迷路のまちと世界一狭い海峡

今日は時間も遅いので遠出はせず、土庄の町なかにある作品をめぐるため、ホテルから歩いて迷路のまちへ。

迷路のまち、とは土庄の町並みの別名。
これはかつて瀬戸内海で活動していた海賊の侵入をふせぐため、あるいは南北朝時代の戦乱にそなえて、迷路のように入り組ませた路地によって町がつくられたことからそう呼ばれているのです。

セトゲーのアート作品「迷路のまち~変幻自在の路地空間~」も、そんな迷路の一角にあります。

アートの中も迷路ですがな。。。

お、のぞき穴からなんか三重塔が見えるぞ!

じゃー次はあの三重塔探しに行ってみよー!
みたいなノリで迷路遊びができますな、トノショー。

土庄には迷路のまちなみ以外にもうひとつ珍しいものがあるのですが、それがこれ。

世界一狭い海峡「土渕海峡」でギネスブックにも登録されているんだそうです。
最も狭い部分は10メートルもないのだそうですが、これ、運河でも川でもなく、島を隔てる海なんですね。

土庄町役場に行くと「世界一狭い土渕海峡横断証明書」と、森高と僕が唄う「私がオバさんになってナイスミドルと土渕海峡橋の上で春景色になっても」のCDがもれなくもらえます。

ということでホテルに戻る前にエンジェルロードを覗いてみると、相変わらずこの状態。

まーねー、10連休だしねー。
海の中から生まれたばかりで、まだ誰の足跡もないホワイトサンドの道を、恋人同士が手をつないで渡る、的な雰囲気はゼロですな。

別に森高と二人で来てるわけじゃないんだけどね。

でもまあそんなわけで、エンジェルロードは明日の朝か夕方あたりの人が少ない時間に出直すことにしました。

<2019年5月訪問>  最新の情報は公式サイト等でご確認ください

小豆島・迷路のまちの基本情報

迷路のまち
「迷路のまち」の情報は「うどん県旅ネット」で。土庄町の中心部に位置し、小豆島88ヶ所霊場第58番札所西光寺周辺の昔懐かしい町並みが残る地域。海賊や海風から島民を守るために意図的に造られたといわれる複雑な路地が迷路のようであるということから「迷路のまち」と呼ばれるようになりました。昔ながらの変わらない町並みは島人のふれあ...
小豆島 | ART SETOUCHI
ART SETOUCHI は、3年に1度開催される「瀬戸内国際芸術祭」とその間に取り組まれる活動の総称です。

沙弥島・小豆島への旅

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