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温泉番付「西の横綱」俵山温泉で四次元温泉ワンダーランド【山口県】

山口県の俵山温泉と聞いてもあまりなじみのない人も多いかもしれませんが、そこは温泉番付で西の横綱と称されるほどの知る人ぞ知る名湯。

かつて湯治の町として、病気を治す目的で全国各地から数多くの人が訪れたその温泉街は、「日本人にとっての温泉の原風景が、これほど見事に残されている湯町は他にない」と言われていて、一度行ってみたいと思っていたのです。

そしてそこは実際、レトロでノスタルジックな風情がただよう、想像通りの場所でした。

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温泉番付「西の横綱」俵山温泉

俵山温泉があるのは、山口県の長門市

JR美祢線の長門湯本駅が最寄駅ですが、山陰本線の長門市駅からのバスで行くのが便利です。

長門市駅からバスで山間部に入り約35分、俵山温泉に到着すると、いきなり想像以上にレトロな雰囲気。

約1100年前に発見された俵山温泉は、その泉質の良さや環境の良さから「国民保養温泉」、「国民保健温泉」に選ばれ、温泉教授と呼ばれる松田忠徳氏からは温泉番付で西の横綱に位置づけられています。

宿の数は16軒(2022年現在)ですが、どれも小さな旅館が多く、大型旅館が建ち並ぶような歓楽温泉地ではありません。
そして宿のほとんどは内湯を持たず、宿泊客も温泉街にある外湯に入りに行く、という、今では珍しい湯治スタイルなんですね。

「泉屋旅館」に宿泊

僕が今回泊まったのは「泉屋」という、俵山温泉の中でも比較的大きな感じの旅館だったのですが、やはりこの宿にもお風呂はありません。

というかこの泉屋旅館、独特でした。

玄関に入っても、ちょっと広めのおじいちゃんの家って感じの玄関と廊下があるだけで、誰もいません。
そもそもフロント、って感じのものがありません。

こんばんはーすみませーん!

と呼びかけると、賄いのおばーちゃんっぽい人がやって来て、はいどーぞ、という感じで客室に案内されます。

すでに布団敷いてあるし!

ま、湯治宿だからほかもみんなこんな感じなのかもしれませんね。

ちなみに夕食は部屋食で、湯治場のイメージからすると想像以上に立派な感じがしました。

山口だからフグ刺しもちょびっと出てたしね。

https://www.jtb.co.jp/kokunai-hotel/htl/7238004/?area=3521103&suggestkeyword=%E4%BF%B5%E5%B1%B1%E6%B8%A9%E6%B3%89&multiarea=3521103&room=1&roomassign=m2&dateunspecified=1&staynight=1&traveldays=2

俵山温泉の共同浴場「町の湯」と「白猿の湯」

なにはともあれとりあえず温泉に行ってみよう、ということで外湯に向かいます。

雨だったけど、草履に浴衣姿で傘さして行きましたよ。
歩いて2,3分のところにあったから大変じゃなかったけど。

俵山の共同浴場は「町の湯」「白猿の湯」の2つ。

「町の湯」は、俵山温泉の原点とも言われ、古くから療養泉として多くの入浴者が訪れる場所。

平成になってから改築されたので、一見、町のちょっとこじゃれた銭湯みたいになってますが、源泉は施設内の敷地から湧出、源泉かけ流しの温泉です。

飲泉所があるのが、湯治場っぽいですね。

ということで、湯治場と言ってもここは混浴とかじゃありません。

湯治場=混浴という伝統文化が残ってるイメージありますよね?

ムダに混浴好き!

もうひとつの共同浴場は「白猿の湯」

1100年前、白猿に身を変えた薬師如来によって俵山温泉が開湯されたことが、この「白猿の湯」の名前の由来にもなっています。

ここは平成16年に改築され、湯治場の共同浴場っぽさはすっかり消えていて、売店や足湯、ペット湯があったり、2階には喫茶や和食レストランもあります。

半面、朝の営業はなんと10時から。朝湯しようと思ったら閉まってました。

共同浴場でそれはないわ、って感じでしたが、町の湯は6時から開いてるのでそっちに行きました。

俵山は、四次元温泉ワンダーランド

翌日は雨も上がったので、俵山温泉街を散策してみます。

さすが西の横綱。やっぱり風情ありますね。

これは吉田屋旅館。立ち並ぶ旅館も、昔のままの建物が数多く残っています。

この角部屋に籠って湯治しながら大恋愛小説とか書いてみたいですね。結核になったイケメン青年作家みたいだけど!

そのまま温泉街の路地から露地へと入っていくと、いい感じで迷子になれます。

これが反対側から見た泉屋旅館。

増築に増築を重ねた感じで、大きな旅館にみえるのですが、実際は10室程度しか開けていないようです。

そんでもって泉屋さんの裏側というか建物の下はこんな感じ。

これはワンダーですわ。
きっと館内もいい感じの迷路になってそう。

ということで探検してみました、泉屋旅館。

もうね、この中途半端な中2階的な階段、思った通り。

いいですねー。
僕の敬愛する日本一テキトーなトラベルエッセイスト、宮田珠己さんの「四次元温泉日記」に出てくる、アトラクション感あふれる異次元ワンダーランドそのものですね。

謎の地下室っぽいけどなぜか1階。この壁がアジト感あふれてますね。

そして1階にはまったく使われてなさそうな客室棟。

なんか干してるし。

本当はこういうところは何日かゆっくり滞在して、湯治してぼけーっと妄想して、ときどきブラブラ散歩とかすると最高なんでしょうね。

1泊だけでは惜しかったです、俵山温泉。

<2019年5月訪問>  最新の情報は公式サイト等でご確認ください

俵山温泉への旅

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俵山温泉の基本情報

濃厚水素の美肌名湯「俵山温泉」~山口県長門市~
サイト説明文

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