「となみチューリップフェア」は、富山県砺波市の砺波チューリップ公園で毎年GWの頃に開催される国内最大級の花の祭典。
砺波のチューリップが有名ことはもちろん知っていたのですが、実は僕が砺波を訪れた真の目的は「散居村」めぐりで、チューリップではなかったのです。
でも砺波の町がなんかすごい人で賑わってるし、全力でチューリップ推しだったので、ついでに行ってみたのです、ナイスミドルひとりで!
砺波といえば、散居村チューリップ
いや、本当はあんまり行きたくなかったんですよ、男一人でチューリップを見に行くなんて。
だっておそらくチューリップフェアの入場者の属性は、ファミリー48%、カップル32%、女子旅19.8%くらいの比率で、ナイスミドルがたった一人でさっそうと会場を闊歩してたら、間違いなく翌日の砺波新聞の1面トップニュースですよ。
ほら、砺波市の観光スポット掲示板を見てもイチオシは断然「散居村」じゃないですか。僕はその散居村を見たくて砺波に来たわけなんですよ。
でもこのGWの期間だけは、砺波はがぜんチューリップ推しになっちゃうんですよね。
城端線の砺波駅を降りると問答無用にこんな割引券とか渡されちゃったし、これはとりあえず行ってみるしかないな、と心折れてしまったんですよ。
ちなみに、散居村にもちゃんと行ってます
砺波のチューリップ栽培の歴史は古く、100年以上前に10個の球根からスタートしたのだそうです。
砺波は冬は積雪のある寒冷地帯で、当時は規模の小さな農家が多かったのですが、試作としてチューリップを切花として販売したところ、高値で売れたことから本格的な栽培がはじまり、今や日本一の球根出荷量を誇る産地となっています。
となみチューリップフェアの会場はJR砺波駅から徒歩15分ほど。
期間中は多くの人が押し寄せるため、駐車場も足りないらしく、ワークマン先生宅にもこんな看板が。
そうなんです、予想以上に盛り上がっているんです、砺波のチューリップフェア。
チューリップフェアの会場に潜入
となみチューリップフェアは例年4月下旬からGWあたりまで開催され、2024年でなんと74回目となるイベント。入場料は大人1,300円(2024年からは1,500円)。
まあまあ高い。ナイスミドル割引とかないのか!
北門から入ると、いきなり視界に飛び込んでくるのが、このチューリップのモニュメント。
USJ感すごい。
園内はこんな感じになっていて、園内には約300品種、300万本のチューリップが咲き誇っているのだそうです。
チューリップ公園のシンボルが、このチューリップタワー。高さ13mの展望スペースからは、園内を一望できるのですが、ご覧のようにめっちゃ並んでます。
30分も40分もナイスミドルがひとりで並んでると、園内の婦人旅のマダムから衆目を集めて、場合によっては河合奈保子の「けんかをやめて」状態になってしまいそうなので、これはパス。
♪けんかをやめて 二人をとめて
私のために争わないで もうこれ以上♪
「けんかをやめて」作詞:竹内まりや
その代わりにパノラマテラスという建物の屋上があったので、そっちに上ってみます。
ここは、大花壇の地上絵や円形花壇、チューリップタワーなどが望めるビュースポット。
左にさっきのUSJ感あふれるのが円形花壇、右が大花壇で地上絵があるのでしょうか?
地上絵は、音符・・・ですかね?
これは砺波で発案したチューリップの水耕栽培の花壇「水上花壇」。
空気の澄んだ日にはこんなふうに立山連峰も一緒に望むことができるようです。
これはなかなかの景観ですね!
チューリップフェア園内めぐり
園内には300万本といわれるチューリップが咲いているので、どこにいってもチューリップ。
僕が行ったのはGWも終盤のほうだったので、ピークは過ぎていたのかもしれませんが、それでも色とりどりのチューリップが咲き乱れていました。
チューリップ広場では、砺波高校ブラスバンドの演奏会をやってました。
なんか踊ってるやつがいる!
これは砺波市のキャラクターの「リップちゃん」。
お兄さんのリップ君もいました。ここには映ってないけど!
僕が行った翌日は、あの甲子園でも有名な、大阪桐蔭高校のブラバンが特別演奏会をしたようです。大阪桐蔭も聴きたかったな。
園内で、さすが富山!と思ったのは、この「花の大谷」。
「大谷」っていっても、あのショーへイくんではないですよ。富山を代表する観光地、立山黒部アルペンルートの「雪の大谷」をイメージした高さ4mのチューリップ回廊のことなのです。
ちなみに中はこんな感じ。
ちなみに、会期前半は白いチューリップで雪の壁をイメージして作られているそうです。
という感じで見どころはたくさんありましたが、やはりナイスミドルがひとりで来る場所としてはなかなかハードルが高かったですね。
僕はあくまでも「散居村のオマケ」として訪問したことにしておきますけどね。
<2023年5月訪問> 最新の情報は公式サイト等でご確認ください。
となみチューリップフェアへの旅
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