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郡山の地元パン「クリームボックス」名店めぐりの旅【福島県】

福島県郡山市のソウルフードとして知られる「クリームボックス」

最近「マツコの知らない世界」でも取り上げられて初めて知った人もいるかもしれませんが、地元パンマニアの間では以前から有名で、僕も旅の途中で何度か食べたことがあります。

そこで今回は「クリームボックス」の名店といわれるお店をめぐる旅をご案内しましょう。

ただし1日で全部回ると、体中の成分がクリームボックスみたいになってしまうので、何回かに分けて行くか、何人かで行ってシェアすることをお勧めします。

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クリームボックス発祥のお店「ベーカリーロミオ」

クリームボックスは、厚切りミニサイズの食パンにミルク風味のクリームを塗った菓子パンのこと。

その発祥となったのが「ベーカリーロミオ」。1976年に販売されたのをきっかけに、多くの郡山市内のパン屋さんで作られるようになり、今では郡山市民にとって欠かせないソウルフードとなっています。

そのベーカリーロミオ、まちなかのどこかにあるのかな、と思っていたのですが、意外にもお店があるのはイトーヨーカドーの中。

郡山駅から3キロほど離れたヨーカードーの一角に、よくあるショッピングモールのパン屋さんのようにしれっとありました。

「ロミオのクリームボックス」と書かれた幟はありますが、パッと見た感じはそんなにすごいお店のようには見えません。

僕が行ったのは夕方5時過ぎで、おおかたのパンは売り切れた後だったのですが、クリームボックスだけはこのあとも補充されるようなので少し時間をつぶして待ってみます。

焼き上がりの17:30に行ってみると、すでに焼きたてのクリームボックスがたくさん並べられていて、お客さんも店内で並んでいました。

これだけあればいくら人気商品でも余裕かな、と思いながら列の6,7番目あたりに並びます。

ところがみんなどーんとまとめて買う、買う、買う!平均10個以上は買っている感じなのです。

まじかよ、わざわざ東京からクリームボックス買いに来て、まさかの地元民の買い占めに屈すのか!

と焦ったのですが、なんとか僕の順番まで残っていてゲットすることができました。

ロミオのクリームボックスは、表面にムダにかわいいキャラクター入りのフィルムが貼ってあって、これも人気のひとつなのかもしれません。

フィルムをはがすとパンの上に載っているのは分厚くぬられたミルクベースのクリーム。

これで1個130円。安い。

見た目ほど甘すぎないし、食パンもミニサイズなので1個ペロッと食べられます。

だからみんなあんなに大量に買っていくのかもしれませんね。翌日の朝食で1人2個づつ食べたとしても4人なら8個、3世代なら12個とか14個、ビックダディーの一家だと28個必要になりますからね。

郡山市民青春の味?「大友パン」のクリームボックス

大正13年創業、市内屈指の老舗パン屋としても有名な「大友パン店」

大友パンのクリームボックスは学校の購買でも販売されていたそうで、郡山市民の青春の味なのだとか。

郡山駅から駅前の大通りをまっすぐ歩いていくと、チロル地方の民族衣装みたいなレトロなキャラクターが描かれた看板が出てきます。

駅から徒歩15分ほどなので、観光客には行きやすいお店かもしれません。

その大友パンの名物クリームボックスが、これまた福島のソウルドリンク「酪王カフェオレ」を使用した「カフェオレボックス」

カフェオレだけあって、普通のクリームボックスよりクリームの色が濃いですね。

ロミオみたいにフィルムが貼られてないので、ビニールから取り出すとちょっと表面がデロデロになっちゃいました、すみません。

おまけにめっちゃ歯形がついてて、どんだけかぶりついたんだ俺、って感じですが味は確かです。

というか、こんなにきっかり歯形が付くほどクリームが厚く塗られてるってことで、大友パンの本気が伝わりますね!

店内でイートインもできる「ガトーナカヤ」

こちらも郡山の老舗で、学校給食でも出されているというパン屋「ガトーナカヤ」

開成山公園旧福島県尋常中学校(現在の福島県立安積高校)にほど近い、郡山の文教地区にあります。

このガトーナカヤの特徴は、店内にイートインスペースがあり、買ったパンをその場で食べられること。

せっかくなので、その場で1個食べてみました。

ガトーナカヤでは「あんボックス」が人気だそうで、大きめのあずきがたくさん入った小倉あんのクリームが特徴。これも思ったよりはさっぱりした甘さなので、「1個たべたらもうあんこの姿も見たくない」という感じではありません。

また、このお店はクリームボックスのほかにも「コーヒーパン」「ケーキパン」など、郡山で昔から人気の地元パンも作っています。

さすがにあんボックスやクリームボックスのほかにこれを買う余裕はなかったですが。

ボックス入りのクリームボックス「クリームボッくん」

郡山のクリームボックスを語るうえで忘れてはいけないのが、正真正銘のボックス入り「クリームボックス」。

実はこれ、先ほど紹介したロミオのクリームボックスなのですが、ヨーカドーのロミオでは販売していなくて、最初に行った時は買いそびれてしまったのです。

この箱型タイプのクリームボックスが買えるのは、郡山駅の「郡山おみやげ館」にある「三万石」のショップ。

三万石といえば「ままどおる」でも有名な郡山の和洋菓子店。

実はロミオベーカリーをやっているのは三万石なんだそうです。

そんなわけでクリームボックスの手前にもままどおるがどーん!

箱型クリームボックスの販売は1日200個。売り切れる前に買うには、早い時間に行ったほうがいいですね。

ちなみに郡山駅前の三万石のお店でも週末の金土日限定で箱型クリームボックスを売っています。

が、販売個数は1日20個!

ビッグダディが来たら一瞬で売り切れちゃうやつ!

いずれにせよ、かなり希少な商品ですので、ほしい方は気合いを入れて臨んでください。

ちなみに箱を開けるとこんな感じでクリームボッくん(と箱に書いてありました)が顔を出します。

これで1個200円。バラマキ用のおみやげに最高だな、と思ったのですが、クリームボックスの賞味期限はなんと当日限り。

焼きたてはふわふわしておいしいけど、時間が経つとパッサパサになるので注意してね

ということですので、みなさんぜひ郡山に行って食べてくださいね!

<2023年12月ほか訪問> 最新の情報は公式サイト等でご確認ください 

郡山クリームボックスへの旅

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郡山クリームボックス基本情報

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