日本全国に港の女がいると言われている「日本に恋する伝道師」の私ですが、四国4県はなぜか寄港地が少なく、風に任せて吹かれて行っても寄る辺のない状態でした。
そんな中、愛媛の南予、宇和島から港の女への立候補があったので、ちょっと試しに寄港してみようか、ということで行ってみましたよ、宇和島へ。
南予からの港の女ラブコール
その年の夏の豪雨で、四国の南予地方は被害が大きかった場所のひとつ。
そこで僕もZOZOの前澤さんに負けじと「南予観光復興支援100万円付き、風祭さま1日デート券を100名様にプレゼント」という壮大な計画をTwitterでぶちまけたのですが、応募者は
わ、わ、私にぜひ100万円をくださいっ!
という宇和島の女子たったひとりでした。
そうか、南予のマーケット規模から考えるとさすがに100人の当選者数は多すぎたな。でもまあ、たったひとりでも「地元のシャッター商店街にしゃれおつな鯛めしカフェを開店したい」とか、「宇和島の牛鬼をモチーフにした『もーにくん』をゆるキャラグランプリで優勝させたい」とか、そんな素敵な夢を持った清く正しく美しい女子がいればいいさ、と思っていると、
か、か、風祭ファンクラブ南予支部の会員番号1番として、風祭さまの南予滞在中は身も心も捧げるので、100万円はできれば貯金させてください!
という応募理由だったので、僕の清く正しく美しい100万円は彼女の手に渡ることはありませんでしたが、とりあえず身と心は捧げてもらうため、宇和島まで行ってみることにしました。
宇和島の四国新幹線と人妻タイ子!
宇和島に着くと、ちょうど四国新幹線の出発間際でした。
せっかくなので出発シーンを駅からすぐの陸橋で撮影したのでご覧ください。
なんとこの新幹線、顔の表と裏が違いますが、JR四国肝いりの「ホビートレイン」ということでお許しください。
ちなみにこの初代0系新幹線は予土線3兄弟の末っ子で、日本一遅い新幹線、という設定だそうです。
あらー、風祭さま、はじめましてー
宇和島駅前で僕を出迎えた南予の人妻、みかん(仮名)はそう言って近づいてきましたが
おまっ、俺たち1年前に会ったことあるだろっ!1年前にライターミーティングで挨拶してるし。
彼女も僕と同じメディアに旅行ガイドを執筆していたので、以前一度だけライターズミーティングであったことがあるのです。
・・・あらっ?そうだったかしら?
いつもブログだのTwitterで風祭さまとの妄想ラブばっかり楽しんでるもんで、てっきりこうしてお会いして身も心も捧げるのは初めてだと思ってましたわ・・・
ちょ、キミの記憶力は宇和島の鯛の脳みそかっ!
ということで、以降は南予の人妻「みかん」改め、「タイ子(鯛子)」と呼ばせていただくことにします。
「みかん」だと無駄にセクシーな物語がはじまりそうだしね。
ま、宇和島闘牛にちなんで「牛子」でもよかったんだけど、さすがにそれは失礼なので、イクラちゃんのお母さんと同じ名前(波野タイ子:ノリスケさんの妻)だからいいかな、と。
ちなみに僕はきらいじゃありませんよ、こーゆータイプ。
さて、南予の人妻タイ子、出身は静岡なのですが、現在は夫ノリスケの仕事の関係で宇和島に住む22才、じゃなかった●2才。
最初は夜、飲みにでも行こう!と話していたんですが、観光するなら案内するよ、ということでお言葉に甘えることにしたのです。
このタイ子、実はバイク乗りで四国をトコトコ巡ってて、そーいえばGWにもチャリで四万十川の沈下橋めぐりをしていた僕と偶然すれ違ってもいたのでした。
グリーンシーズンなら僕もどこかでバイクを借りて、いっしょにトコトコ観光してもよかったのですが、冬なので今回は彼女の車ですけどね。
絶景の「遊子水荷浦の段畑」へ
まずは宇和島で一度行ってみたかった遊子水荷浦の段畑(ゆすみずがうらのだんばたけ)へ。
ここは宇和島市内から30分ほどの三浦半島北側中央部にある段々畑。
水荷浦(みずがうら)の港の周りのわずかな平地を半円状に取り囲むような急斜面に階段状に石を積み上げた段々畑が広がっているのです。
近づいて下から見上げると、この急斜面。
「耕して天に至る」とも称されるほどの高さまで段々畑が広がっているのです。
中段でいい感じのおかーさんが、ここはホンマに気持ちえーなー、と言いながらタバコふかしてましたが。
さっそくタイ子と上まであがってみます。
どうですか、この見事な段畑!
段畑の向こうに広がる宇和海の内海も素晴らしいですね。
この段畑の主な作物はじゃがいも。
3月には緑の芽が揃って、この段畑もより一層美しく映えるんだそうです。
うふっ。だからまた3月も待ってるから❤
って、もう次回の約束かよっ!
まだ着いてから1時間もたっとらんがな!
「火曜サスペンス劇場」ごっこと「THETA」の悲劇
しかし確かにここ、あまりにも素晴らしいロケーションので、段畑の石垣の上にRICOHの「THETA(シータ)」くんを置いて360°カメラで撮影することに。
ねぇ、寝っ転がっていい?
は?
だって360°でしょう?誰か倒れてるのが写ってたら面白いじゃん
なんで?
「火曜サスペンス劇場」みたいな絵が撮れそうじゃない?
死体?
うん、したいしたい!
そっか、おまえはそんなにしたいのかぁぁぁぁぁぁぁー
と叫んだと同時に突風が吹き荒れて、石垣の上にあった「THETA」くんが突如バランスを崩し崖の下へ・・・
おわぁぁぁぁぁぁぁ、俺のシータがぁぁぁぁぁぁぁ!!!
「これでたくさん360°写真を世の中に発信してくれ!」とRICOHの高貴な友達から授かった最高級のTHETAくんは、レンズに少しかすり傷を負いましたが、幸いなことになんとか無事でした。
そんなわけで死体ごっこをする前のこの写真しか残っていません。
Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA
そんなにしたいなら死体なんて変な小細工せずハッキリ言ってくれよ、タイ子・・・
さて、水ヶ浦の段畑のあとは三浦半島や、由良半島をドライブします。
すっかりハンドルを任せっきりだったのでどこを走ってるかもわからず、改めて写真を見直してみてもどこで写したのかさっぱりわかりません。
タイ子のお気に入りの場所で、カラフルな真珠の養殖場の建物が並んでるこの風景も、日本のアマルフィだかチンクエ・テッレだとかなんとか言ってたような気がしますが、スルーしてたのでどこにあったのかも忘れました。
でもこの風景はきれいだったな。
ベトナムのハロン湾みたいですよね。
行ったことないけど。
<2018年12月訪問> 最新の情報は公式サイト等でご確認ください
遊子水荷浦の段畑の基本情報
宇和島への旅
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