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「津軽海峡冬景色」歌碑と階段国道【青森・竜飛岬】 

青森の竜飛岬と言えば、石川さゆりの「津軽海峡冬景色」ですよね。

北風吹きすさぶ荒涼とした岬の上に灯台がぽつんとひとつ…

そんな想像をしてしまいがちですが見どころは結構あるのです。

階段国道やさゆり姐さんの歌碑、日本で一番短い私鉄など、実はB級スポットの宝庫である、と聞いて行ってみたときのお話です。

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竜飛岬の玄関口は津軽線三厩駅

竜飛岬があるのは太宰治が小説「津軽」の中で「本州の袋小路」と呼んだ津軽半島の先端。

いわば本州の「袋小路オブ袋小路」という、実に趣深く格調高き場所に位置しています。

その玄関口は青森駅から列車で約1時間半の場所にある三厩(みんまや)駅。

JR津軽線の終着駅です

かつて北海道に列車で向かうとき、途中の中小国駅までは津軽海峡線でよく通っていたのですが、そこから先、津軽線の最奥部まで足を踏み入れるのは初めてでした。

三厩からバスに乗って30分、龍飛岬の手前の青函トンネル記念館でバスを降ります。
ここは青函トンネルの本州側の工事拠点になっていた場所でした。

この記念館には体験坑道があり、日本で一番短い私鉄「青函トンネル竜飛斜坑線」と称するケーブルカーで海面下140mに降りる、というワンダーな体験ができるのですが、今回は残念ながら体験ツアーの時間が合わず断念。

体験坑道 | 青函トンネル記念館
青函トンネル構想から完成までを音と映像、それに資料パネル、立体モデルなどでわかりやすく展示公開。青函トンネルの全てをダイナミックに体験することができます。

これは今度来たら乗ってみたいです。
たぶんあと十年は来ないと思うけど。。。

青函トンネル記念館から岬方面へと歩いて行くと、なんか見えてきたぞ。

津軽海峡冬景色歌謡碑で熱唱

そーです、竜飛岬と言えばもちろん「津軽海峡冬景色」。

♪ごらんあれが龍飛岬 北のはずれとぉぉぉ~ ♪
と、お約束通り、さゆり姐さんが繰り返し流れています。

どうやらこの歌謡碑にあるボタンを押すと、「竜飛岬」のくだりが出てくるようなんですが、観光客が記念撮影のついでになぜかみんな必ず押すので、結局永遠にこのフレーズが流れ続ける、という仕組みになっていたようです。

僕がまだ「ズンドコ節を唄ってた氷川きよし」くらいの年齢の頃、とある集団の宴会で「津軽海峡冬景色」を唄ったら、「上野発の夜行列車で今からあなたと逃避行して、竜飛岬ごっこしたい!」というマダムが殺到したことがありました。

当時は清く正しく美しい僕だったので、とてもじゃないけど熟したマダムと竜飛岬ごっこなんて怖くてできなかったのですが、酸いも甘いも知った今ならむしろウェルカムなので、どうぞよろしくお願いします。

特にこの歌謡碑がロールケーキに見えちゃうマダムとか大歓迎です!

そしてこれが竜飛崎灯台。

ごらんこれが竜飛岬、北のはずれよ。

向こうに見えているのは・・・北海道ですかね?

竜飛岬名物、階段国道

竜飛岬にはもう一つ名物があります。

それが「階段国道」

ここは読んで字のごとく車もバイクも通れないような階段が何かの間違いで国道指定されちゃった、という日本で唯一のワンダーな国道です。

太宰治ふうに言うと

「ここは、本州の袋小路だ。読者も銘肌せよ。諸君が北に向って歩いている時、その路をどこまでも、さかのぼり、さかのぼり行けば、必ずこの外ヶ浜街道に到り、路がいよいよ狭くなり、さらにさかのぼれば、すぽりとこの鶏小舎に似た不思議な世界に落ち込み、そこに於いて諸君の路は全く尽きるのである。」

小説 「津軽」

という先端の道の尽きたところが階段になって、かろうじてつながっているのがここなのですね。

ホントだ、国道339号のおにぎり看板の下に「階段国道」と書いてありますね。

全長は388.2 m、段数は362段で標高差が約70 mある国道を降りたところ。

階段を下ると、またもとの普通の国道に戻りますが、なぜこの階段が国道に指定されたかは諸説あり、明確な答えはないようです。

金谷旅館の太宰女子

階段下の龍飛の集落にあったかっこいい郵便局。ま、かなり安直な発想ですが。

この日はとにかく風が寒かったので、バスの時間まで近くにある奥谷旅館跡に逃げ込むように入りました。

ここは太宰治や文人たちが投宿した名物旅館だったのですが、廃業後、竜飛の観光案内と無料の資料館になっているのです。

中に入ると先客はおらず、たった一人でポツンと座っていた観光案内兼資料館案内の若い女子が、

『3年間お客さんが来るのをずっと待ち続けていました!』

的な笑顔で大歓迎してくれたので、まさかバスの時間までの暇つぶしとは言えず、僕は太宰に心酔する文学青年のふりをしながら館内を回ります。

彼女は説明したいオーラを全身から発しながら、遠巻きに僕の一挙手一投足を凝視しています。

ふむふむ、と頷いてみる僕。

さささ、と近づいてくる彼女。

気配を感じてするっと隣の展示物に移る僕。

そんな攻防を繰り返し、バスの時間を気にしつつ、しかし彼女を悲しませないように最大限の配慮を図りながら、なんとかバス停まで駆け込み無事バスに間に合ったのでした。

ごめん、文学部だったけど、太宰とかあんまり覚えてなかったんだよね。


<2013年5月訪問> 最新の情報は公式サイト等でご確認ください。

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