北九州の小倉と言えば泣く子も黙る「修羅の国」(醜い争いや果てしない闘いが行われる土地という意味)。
そんな恐ろしい修羅の国に、ビックリするような美しいマンホールが潜んでいるという話を聞いたのです。
それは北九州市下水道事業100周年を記念して作られた松本零士氏のデザインマンホール。
松本零士氏が北九州出身だったことがきっかけで「銀河鉄道999」をはじめとした物語性あふれるデザインマンホールが北九州にはたくさんあるのです。
そんなわけで銀河鉄道999のメーテルさまがやさしく、しかし怜悧に微笑むマンホールが見たくて、命を懸けて修羅の国、小倉へと向かった時のお話です。
北九州空港の怜悧なメーテルさま
命を懸けた修羅の国の旅、僕が最初に向かったのは北九州空港。
飛行機が嫌いなので、東京から電車とバスを乗り継いでやってきました!
飛行機にも乗らないのにわざわざ空港に来るって、どゆこと?
はい、わざわざここにやってきた理由はこれなんです!
おおおおおお、メーテルさま!
そう、この北九州空港ターミナル入口前に、メ-テルさまが鎮座ましましているのです。
いや、僕、特にMでもないし、熱狂的なメーテルファンでもないのですが、このメーテルさま、スマートで冷淡なS女、もとい、女王さまみたいじゃないですか?
北九州にはこの「銀河鉄道999」松本零士氏のデザインマンホールが10枚あるのですが、北九州空港にあるマンホールは実はこの1つ。
しかしこのメーテルさまのデザインが修羅の国で最も美しいマンホールだと言われているので、外せないんですよね。
ということで、わざわざ日豊線の朽網駅からバスに乗ってこの北九州空港までやってきたのですが、わずか3分で用事がすんじゃいました。
修羅の国の中心地、小倉へ
小倉駅までエアポートシャトルで戻り、最初に立ち寄ったのが駅前の「北九州市漫画ミュージアム」。
北九州は松本零士氏、わたせせいぞう氏、畑中純氏、北条司氏など、数多くの漫画家を生んだ町として「漫画の街」を標榜していますが、ここはその中核となる施設。
残念ながらこの日は年末年始休暇で休館中だったのですが、まずはここで今日のデザインマンホール巡りの地図を手に入れます。
おっとそうだ、忘れてた!
実はこの小倉でのマンホールめぐりには同行者がいたのでした。
なななんと、風祭さま、
とうとう北九州の修羅の女にまで手を出してしまったのねっ
と絶望感に打ちひしがれてしまった全国35万人にファンクラブのみなさま、ご安心ください。
今回の同行者はバリバリの筑豊修羅の国出身の人間ですが、男です。
ちなみに「修羅(しゅら)」とは「醜い争いや果てしのない闘い、また激しい感情のあらわれなどのたとえ(デジタル大辞泉)」とされていますが、北斗の拳に登場する争いに満ちた架空の国に例えて、福岡県、特に暴れ者の多いイメージの北九州の俗称として「修羅の国」とか使われているみたいです。
北九州市の繁華街では、身ぐるみ剥がされますか?
ってあーた。。。
北九州市自らこんなふうに自虐ネタにしているくらい有名なんですね。
そんなわけで会社の同期で、今は郷里の筑豊(修羅中の修羅の地)に戻っている友人、修羅けん(仮名)が、
「しょーがつ9連休なんだけど、ヒマでヒマで仕方ないんで、カツアゲでもマンホールめぐりでもなんでも付き合うぜ!」
と小倉駅から合流してきたのでした。
小倉駅構内の観光案内所には、なんとAIで(かどうかはわからないけど)観光案内をしてくれるメーテルさまが!
「メーテルと向かい合って、何か話しかけてください」
的なことが足元に書いてあったので、
メーテルさま、貴女はやはり冷徹なS女なのでしょーか?
と聞いてみましたが、そーゆー質問に対応するプログラミングはまだされていないようで、
あなたの質問の意味がまったくわかりません。質問の内容を精査して出直してきてください
という回答だったので、メーテルさまはやはりややSっ気がある冷淡な女だと理解しました。。。
いざ、マンホールめぐりへ
さて、小倉のまちなかにある松本零士氏デザインマンホールの1つめは北九州市漫画ミュージアムのあるビル(あるあるシティ)の近くにあったこれ。
ちなみにメーテルのマンホールの前あたりに小倉駅東側公共連絡通路の入口があり、そこに入るとすぐ右手にデザインマンホールの大きなMAPがあります。
ここをくぐって駅の反対側に抜け、いよいよ修羅の巣窟、小倉中央商店街へと入ります。
高校時代は週末ごとに筑豊から小倉まで改造バイクを連ねて遠征して来ていた修羅けんが案内してくれるので、修羅の民であふれる小倉で身ぐるみ剥がされることもなくズンズンすすみます。
とりあえずここでは一挙に全9枚のマンホールを紹介しますね。
川沿いの「リバーウォーク」から小倉城方面へと進むと、ラストの9つめは妙にかわいいデザインの「トラジマのミーめ」。
松本零士デザインマンホールをコンプリートすると、目の前には小倉城があらわれました。
こうやってマンホールを集めてるうちに、小倉の街を回遊できるようになってるんですね。
北九州には「銀河鉄道999のマンホールカード」があり、「北九州市漫画ミュージアム」でもらえるのですが、この日は年末年始で休みだったのでもらえず。
がっかりしてたら、修羅けんが後日わざわざ手に入れて送ってくれました。
修羅けんのおかげで、途中で迷うこともカツアゲされることもなく終わったので1時間くらいでしょうか。
マンホールめぐりをしながら小倉でのショッピングや観光、そして修羅の国のスリルも楽しめるルートになっているので、ぜひ皆さまも命懸けのチャレンジをおすすめいたします。
<2019年1月訪問> 最新の情報は公式サイト等でご確認ください
コメント