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「北海道絶景鉄道写真」撮影の旅 Vol.1【石勝線/狩勝峠増田山】

ある年、僕がナビゲーターとして旅行ガイドを執筆しているWebサイト「トラベルjp」で北海道の絶景車窓をめぐる記事を書いたことがありました。

今まで何度も北海道の列車の旅をしてきたのですが、わざわざ写真に残していなかったものも多かったので、改めて車窓から流れゆく景色を写したり、絶景の中を列車が通り過ぎるシーンを撮影したり、それはまさに「北海道絶景鉄道写真の旅」でした。

今回はそんな中からかつて「日本3大車窓」と言われた石勝線の狩勝峠の車窓と、そこを越える列車を一望する「増田山」へ撮影に行った時のお話です。

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「日本3大車窓」狩勝峠

この車窓はJR石勝線の新得~トマム間で通る狩勝峠の一部

かつて狩勝峠は日本3大鉄道車窓と言われていたのですが、それは旧狩勝峠のこと。現在はそこから4キロほど南を通る根室本線の新得~落合駅間で新狩勝峠を越えるのですが、道央と十勝・釧路を結ぶ「石勝線」もこの線路の上を通っていて、旧狩勝峠にくらべるとスケールは小さくなりますが、北海道らしい雄大な景色が楽しめます。

僕は今までもう何十回もこの区間を通ったのですが、その車窓風景をほとんど写真やVTRに残してきませんでした。
というより、北海道の鉄道をほとんど記録に残していないことに気づいたのです。

旧狩勝峠(イメージ) Ⓒ写真AC(転用禁止)

報道でもご存知の通り、JR北海道を走る鉄道路線の採算は非常に厳しく、今後は現状のまま路線を維持することは相当困難だと言われています。
そう遠くない将来、今まで当たり前のようにあった区間でさえ整理の対象になってもおかしくはないでしょう。

そんなわけで、今のうちに北海道の素晴らしい鉄道資産を記憶と記録に残したい、と思ったのです。
そしてその魅力を伝えることによって、少しでも多くの人が北海道の鉄道を利用し、できるならばさよならなんか来ないようにしたい、と思っています。

狩勝峠の起点、新得駅の想い出

狩勝峠への起点となるのは新得駅。

新得は根室本線と石勝線の分岐駅であり、JR(国鉄)の要所、いわゆる鉄道の町として賑わっていましたが、現在は人口約6000人の静かな町になってしまいました。

新得は30年以上前、僕が初めて北海道に来た高校1年生のときに、この駅で野宿、じゃなくって駅の待合室で寝て一夜を過ごす「駅宿」をしたことがあるのです。
そして翌朝に、ブラブラと狩勝峠の方に歩いて行って、今回と同じように列車の写真を撮った記憶があります。

というか紙焼き写真が残ってました。

朝の狩勝峠の感じ、残ってますね。
確かこの直前に石勝線が開通して、札幌~帯広間が根室本線経由から石勝線経由に代わって大幅時間短縮になったのでした。

どのあたりで撮ったかは忘れてしまいましたが、新得駅から1時間近く(以上?)歩いて、ようやく峠の途中の線路にたどり着いたのを覚えています。

さらにその時とは別に、大学生の頃、僕がこの駅で新得そば食ってる秘蔵写真もありました。

そばを食う、この美少年を写した女子は誰なんだ!と嫉妬に狂って失神したファンが続出した、罪作りな写真です。

まあそんなわけで新得には昔から何度か行っている僕です。

新得駅から狩勝峠へ

今回は、新得駅内の観光案内所に無料のレンタサイクルがある、ということなので、それを借りて峠へと向かってみます。

観光協会が無料で貸してくれるものなので文句は言えませんが、やはり電動ではなくザ・ママチャリ。

もちろん峠に向かうわけですから坂があります。
ゆるやかな上りなんですが、これ延々と続くので想像以上にキツいんです。

前年、北海道に大きな爪痕を残した台風の影響で、まだ道が陥没してて行き止まりになったので、ここで自転車はあきらめて、結局歩いて峠に向かうことにしました。

おおお。紅葉のきれいな森!

とかシロートの皆さんはお思いでしょうが、こーゆーところ、ヒグマ危険地帯なんですよ。

ちょうど秋の冬眠前で、森のくまさん的なシチュエーションになるには最高の時期なのですが、クマ除けの鈴持って来なかったので、変わりにスマホでさぶちゃんとか千春みたいな北海道ゆかりのアーチストの名曲とか、新党大地の鈴木宗男の選挙演説とかを大音量で流しながら歩きます。

やがて危険地帯を抜け、牧草地の中、再びまっすぐで緩やかな坂道。

クマは大丈夫だったんだけど、今度は牛が僕のあとをぞろぞろ着いてきて(もちろん牧草地の柵の中だけど)ちょっとビビりました。

このあたりまで来ると車窓から見える景色とほとんど同じで雄大ですね。

やや勾配がキツクなって再び森のような場所に出るとおや、立ち入り禁止?

いや、よく見ると「開放厳禁」って書いてあるけど「立ち入り禁止」とは書いてないので、きちっと閉めればOKだと解釈しました。

この先で石勝線の線路を越え、ようやく峠道らしくなった道をしばらく上ると「増田山」と呼ばれる狩勝峠の鉄道撮影スポットに到着します。

狩勝峠の撮影地、増田山からの展望

増田山の展望スポットから眺めると、下の方に新得の町が見えます。

自転車で5キロくらい走ったあと、1時間歩いてきたので、新得の駅からここまで10キロくらいでしょうか?

ここから眺める石勝線の線路はこちら。

着いてすぐに上りの特急が1本、その20分後に下りの特急が1本通るので、それを撮影します。

僕が着くとすでに先客がいましたが、僕がここまで自転車と歩きで来た、といったらかなりビビってました。
そりゃそーですよね。
こんなところまで普通は歩いて来ないです。自転車でも来ないかもしれないけど・・・

<2017年10月訪問> 最新の情報は公式サイト等でご確認ください。

狩勝峠/新得駅への旅

高原リゾートとして有名!

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秘湯宿として有名!

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