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朝靄の釧路湿原サルボ展望台と日本で一番美しい紅葉ロード【釧網本線・塘路駅/川湯駅】

ある年、僕がナビゲーターとして旅行ガイドを執筆しているWebサイト「トラベルjp」で北海道の絶景車窓をめぐる記事を書くためにめぐった「北海道絶景鉄道写真の旅」のVol.2。

雄大な釧路湿原の中を行く釧網本線の列車をサルボ展望台という有名なスポットから撮影したあと、川湯温泉駅の近くで偶然発見した、「日本で一番美しい紅葉ロード」を紹介します。

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日本一淋しい?釧路の繁華街

釧網本線は、釧路と網走を結ぶ約170キロの長大ローカル線。本線と名がついてますが、定期列車は区間運転すべて合わせても片道10本もない超ローカル線です。

釧路と網走を結ぶ大動脈で、摩周や知床へのメインアクセス路線である釧網本線がなくなるなんて昔は想像もしなかったのですが、現実は厳しく、ここも早晩自力では維持が困難となる路線のひとつとして名前が挙がっています。

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ただし沿線の車窓は抜群。釧路から網走に向かう列車に乗れば釧路湿原に始まって、川湯付近では硫黄山、清里あたりから斜里岳が並走し、最後はオホーツク海岸と、170キロを3時間半かけて走る列車に乗っても飽きません。

この日は釧路に泊まって、翌朝一番の列車に乗るつもりでしたが、まだ時間が早かったので夕暮れの釧路湿原の車窓を撮影しに行ってみます。

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釧路湿原観光の拠点駅、塘路駅で下車。
まだ16時半ですが北海道の秋の日の入りは早く、予想外に暗くなっていました。

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翌日はここから30分ほど歩いたところにあるサルボ展望台というところから写真を撮ろうと思ってたので、下見がてら近くまで行ってみようかな、と思っていたのですが、あっという間に夜の気配。

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塘路湖沿いの国道を歩いていたのですが、車は100キロ近いスピードでビュンビュン横を通るし、街灯も少なくなってきたので、途中であきらめて引き返し、この日は釧路に戻ります。

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釧路に戻って、夜のネオン街、末広町へ。

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ここは北海道内でも屈指の繁華街、と言われているとおり夜の街に特化したお店が集まっていて、いつも灯りだけは煌々としているのですが、とにかく人影が少ない。閑散密度から考えるとここが日本一の淋しい繁華街かもしれません。

そのためでしょうか、なんとなく引き寄せられてぶらっと歩いてみるものの、結局どこにも入れずにラーメン屋かなんかに入っちゃう、という街が全国にいくつかあるのですが、釧路もその一つ。
炉端焼きとか行ってみたいんだけどね。

全国で港の女が待っている、とか言ってて釧路で淋しい思いしてるなんて、僕もまだまだモグリですね。
釧路とか稚内の夜が楽しくならなきゃ一流とは言えないな。

サルボ展望台からの釧網本線撮影地へ

翌朝は釧路発6時の釧網本線始発列車に乗車します。

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これが朝靄の釧網本線・釧路湿原の車窓風景。

再び塘路で下車してサルボ展望台に向かいます。

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かつては国道を1キロほど歩いたところにサルボ展望台に登る山道への入口があったようですが、この道は現在通行止めになっていて、そこから200mくらい奥に行ったところから迂回路が作られていました。

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この山道を1キロ弱上ると展望台に到着します。

このサルボ展望台は塘路湖エオルト沼に挟まれた湿原の中を走る列車の撮影地としても有名なんだそうです。

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その釧網本線の列車と釧路湿原がこれ。

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この列車を逃すと2時間後まで列車は来ないので失敗するわけには行きません。あまりに列車が少なくて、ここまで来てもこの1本しか撮れないので、動画も一緒に撮ります。

たった1両のディーセルカー、めちゃめちゃ小さく見えますね(湿原が雄大すぎますね)。

反対側には阿寒連峰と朝靄の湿原が広がっていました。

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サルボ展望台のさらに先にもうひとつ、サルルン展望台があるということだったので行ってみます。

そのまま山の尾根沿いに行ければいいな、と思っていたのですが、ぐんぐん山道を下るので途中で嫌な予感がしたのですが、いまさら引き返すには時すでに遅く、結局かなり下ってまたかなり上る、という過酷な道のりでした。帰りも結局同じですからね。

こっちの展望台は眺望が開けてました。

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帰り道、大きなカヌーをのせた車とすれ違います。

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釧路湿原、いつかカヌーでも巡ってみたいですね。

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川湯温泉の知られざる紅葉ロード

釧網本線に乗って川湯温泉駅に近づくと、硫黄山の奇景が目に入ります。

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実はこの前年に行ったのですが、この硫黄山の麓に、知られざる素晴らしい道があるので紹介したいと思います。

それはJR釧網本線の川湯温泉駅から屈斜路湖に向かう、名もなき道(観光地として知られていないという意味で)ですが、ここが僕的に「日本で一番美しい紅葉ロード」と認定したくなるような素晴らしい道だったのです。

紅葉のトンネル、というのはこういうことを言うのか、と思いました。
しかもおびただしい数の葉が、次々と舞い落ちているのです。

ここは国道391号、通称摩周国道の川湯温泉駅手前から硫黄山、川湯温泉方面へと分岐する道道52号線。

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ここを走る映像、撮ってみたくなりました。
それで出来上がったのが、これ。

ちなみにこのVTRのBGMとして使ったのは、80~90年代に活躍したイギリス出身のハードロックバンド、Def Leppard(デフ・レパード)の「Hysteria(ヒステリア)」という曲。
僕はこの道を走りながら、もうこの曲が頭の中を流れていたのです。なんか雰囲気ピッタリでしょ?

この曲のPV(プロモーションビデオ)の最初に白いオープンカーに乗って紅葉のトンネルを走るシーンがあるんですが、ちょうどこの曲がリリースされた頃、僕はバイクに乗って紅葉の北海道(たぶん帯広から三国峠を越えて層雲峡へ)を回っていて、この曲のPVと同じようなシーンに出くわしたんだと思います。
それ以来、北海道の紅葉のトンネルを走ると、自然にこの曲が頭の中を流れるのです。

この「日本で一番美しい紅葉ロード」を抜けると硫黄山の荒涼とした山容が現れ、さらにその先に進むと川湯の温泉街に続きます。

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本当はこのまま屈斜路湖まで行ってみたかったんですが、あまり時間もなかったので川湯のビジターセンター、エコミュージアムでトイレでも借りて折り返そう、と思っていたのでした。

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ところがここの紅葉も素晴らしいのです。

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見てください、こんなにもたくさんの落葉がはっきりと写真に写りこむことなんて初めてです。

なんですか、この美しいバス停!

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なんだか今日は「日本一美しいバス停」も見つけちゃった気分でした。

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釧路湿原/川湯温泉への旅

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