竹富島は、沖縄の原風景が残るのどかな島。
周囲9.2kmほどの小さな島でアップダウンもあまりなので、自転車でも一周しながら観光できてしまいます。
今回はそんな竹富島をレンタサイクルで一周したり、水牛に揺られて安里屋ユンタ歌ったりしながら、時計の針の進み方が本土の2分の1くらいの竹富時間を過ごしたお話です。
竹富島は石垣島から船でわずか15分
竹富島は石垣から一番近い島で、フェリーであっという間の15分。
便数も1日10往復程度あるので、離島の中ではダントツに行きやすい島です。
港から島の中心部までは、緩やかな坂を上りながら約1キロの距離なので、徒歩でも余裕で移動できてしまいます。
10分も歩くと、早くも見えてきました!これぞ竹富、これぞ沖縄の原風景!
竹富島、やっぱりいいですね。
昔、沖縄への観光客誘致のイベントをした時、竹富島のイメージでガンガン演出してましたが、来たのは今回が初めてです。スミマセン・・・
でも思った通りの場所でした。
郵便局も竹富仕様。
あいにくこの日の午前中は雨が降ったりやんだり。
西表は曇天が似合ったけど、竹富はやっぱり晴れてほしいな。
屋根の上のシーサーの向こうは雲一つない青空、ってのが竹富島のイメージですね。
雨が小康状態になるまで、村内をブラブラと歩いていると、竹富小中学校がありました。
やっぱり南の島の小学校は美しいですね。
こういう環境だとよい子がたくさん育つのでしょうか、この学校はいろいろな表彰を受けているようです。
しばらくすると雨も止んだので、近くにあったおばあがやってるレンタサイクルのお店に行って自転車を借りることにします。
竹富島チャリ1周の旅、スタート
竹富島は小さな島なので、自転車でも気軽に1周できてしまいます。
アップダウンもそんなにないので、ママチャリでも問題ないのですが、万一、運悪く夜、体力を使わなければならない事態が起こる可能性も考えて、念のため電動自転車を借りることにしました。
おばあ、ありがとう。じゃ、行ってきまーす
とか言って走り出したはいいものの、
よく見ると最初から充電半分しかないじゃん!
さっすが沖縄!さっすが島!
こういうの、過去300台くらい乗った僕の長いレンタサイクル人生の中でも初めてだったんだけど、ま、小さな島だからいっか。
(とか言ってあとで結局電源が残り少なくなってきて、かなり自家発電することになったのですが)
星砂浜(カイジ浜)と西桟橋へ
最初に行ったのは、西表島「星砂の浜」に続き、これまた星の砂がとれるという、カイジ浜(別名、星砂浜)。
おっ、ここはいーんじゃないの?
おねーさんも一生懸命星の砂を探しまくってるし。
・・・どれどれ
・・・どれどれ
・・・やっぱ俺、センスないわ。
どんだけ探しても星の形の砂なんて見つからんわ。。。
ほら、南の島からの贈り物だよ。
今度は君と一緒に探せるといいな
とか言いながら全国35万人のファンに配るお土産をタダでがっぽがっぽ手に入れる野望、うち砕かれたり・・・
と失意のまま星砂の浜をあとにしようとすると、またもや目の前にこれ見よがしな感じの露店が。
ぬぉぉぉぉぉぉ、こっ、こっ、これが
君のために南の島の真白な海岸で
3時間もはいつくばって探してきた愛の結晶だよっ!
と1粒で帝国ホテルのインペリアルバイキング1回と同じくらいムフフ効果があると言われている星の砂かぁぁぁ!
いまなら買えるぞ。
1瓶たった300円だぞ。
これがあれば300回くらいムフフが楽しめるぞ。
・・・いや、ダメだ!
買った砂で愛を語りムフフをゲットするなんて、日本に恋する伝道師にはできな・・・・・
買ってみました!
そんなわけで、ここまでの部分は編集の段階でカットいたします。
本番ではここから先のみ放映されますので、皆さまの記憶からも抹消していただきたいと思います。
それでは本番、スタート!
ほら、南の島からの贈り物だよ。
今度は君と一緒に探せるといいなっ!
続いて向かったのは「西桟橋」。
耕作地の少ない竹富島の人々は、かつてここから農作業をするために西表島に船で渡っていたのだと言います。
今は桟橋として使われることはなく、インスタ映えする撮影スポットとして人気の場所になっています。
この日も星の砂をたくさんゲットしたナイスミドルをはじめ、何人もの旅人がムフフな期待を胸に、インスタ映えを狙っていました。
Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA
そのあと寄ったコンドイビーチの海はこんな天気でも青くてきれいだったので、晴れてたらもっとすごいんでしょうね。
水牛車で安里屋ユンタ
島の西側を約半周した感じのあと、再び竹富島の中央部へ(島を周遊する道は西側にしかありません)。
竹富島の集落は、古い沖縄の集落景観をそのまま残していて国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
そしていよいよ今回の竹富島のメインイベント、牛にひかれて島内をめぐる水牛車観光へ。
島内には水牛車を運行する二つの会社がありますが、今回は新田観光さんのほうに乗ってみました。
水牛車は竹富島に着く船の時間に合わせて運行されているようで、僕が到着したときは誰もいなかったのですが、港からの送迎バスが到着するとあっという間に車内は満員に。
でも最初からいたので最前列ゲットしたぞー!
水牛車は村の中心部を約30分かけてゆっくり一周します。
この水牛くんたちは道を覚えているらしく、内輪差も考慮に入れて器用に角を曲がりながらズンズンお決まりのコースを進むので、ガイドさんは細い木の棒で水牛くんのお尻をペシペシ叩きながら、沿道の観光スポットで止まれと進めを繰り返します。
この水牛車のBGMは「安里屋ユンタ」。
琉球王朝時代の竹富島に実在した絶世の美女・安里屋クヤマと彼女に一目惚れした王府の役人のやり取りを面白おかしく描いた歌。
途中でその生家前を通るとガイドさんが三線を弾いて唄い始めます。
さー歌詞も貼ってあるのでみなさんもご一緒に!
♪マタハーリヌチンダラカヌシャマヨ~♪
(なかなかなびいてくれねーけど、また逢おうぜ、愛しきBaby)
的な歌でしょうかね。
ハードロックだったのでジャンルは違えども、僕も昔、似たような歌、唄ってたような・・・
せつないですね。
島の真ん中に展望台があるよ!
と沖縄通の友達から聞いていたので、水牛車のあとに行ってみるとそこは小さな商店の屋上でした。
100円を払って商店の中を抜け、2階の屋上にあがると、眼下に竹富の街並みが見えました。
残念ながらこの日は終日降ったりやんだりで、抜けるような青空と真っ白なサンゴの道のコラボレーションは見られなかったけど。
竹富はいつか晴れた日にもう一度来てみたいですね。
<2019年2月訪問> 最新の情報は公式サイト等でご確認ください
竹富島の基本情報
竹富島への旅
コメント