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愛媛県新居浜市にある「東洋のマチュピチュ」と言われる場所が、かつて別子銅山として栄えた「東平(とうなる)地区」。
宇佐のマチュピチュ(市町村レベル)、岐阜のマチュピチュ(都道府県レベル)、日本のマチュピチュ(全国レベル)と、マチュピチュにもいろいろありますが、ここはそれを上回る「東洋のマチュピチュ」ですよ!
はたしてそこはその名にふさわしく、ワイルドでセクシーな場所だったのでしょうか?
東洋のマチュピチュは「マイントピア別子」から
東洋のマチュピチュと言われているのは、愛媛県新居浜市の内陸部にある別子銅山の「東平(とうなる)」地区。
ここへ行くには、新居浜からまず「マイントピア別子」という銅山観光のテーマパークへ行き、そこからさらにマチュピチュ行きの専用バスツアーに参加することになります。
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僕はマイントピア別子には前にも来たことがあったのですが、そこから先のマチュピチュ観光ははじめて。
まずはマイントピアに行ってマチュピチュツアーの受付をします。
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GWだったこともあり、この日はめっちゃ混んでいて、臨時ツアー増発、バスも増便ということで、マイントピアのおにーさんも大張り切り!
普段は1日2回しか催行しないこのツアーも、この日は1時間おきに4台くらいのバスが出てた感じです。
受付を終えると、このマチュピチュラッピング付きの専用マイクロバスに乗ります。
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やだ、めっちゃ「東洋のマチュピチュ」って書いてある!
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ヤバいね、スゴイの来るかも!
突然ですが、このマチュピチュツアーには、僕の知人の綾瀬はるかと桐谷美玲(ともに自称)が同伴していたことを付け加えておきます。
東洋のマチュピチュツアー
東洋のマチュピチュバスツアーは所要約2時間。バス1台は定員25名くらいで、ガイドさんが1名随行します。
マイントピア別子から片道30分ほど、車のすれ違いも困難な狭隘な山道を進み、東平地区に到着するとここから約1時間のガイドツアーがはじまります。
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この日はあいにくの天気でしたが、バスを降りて、最初に展望台のような場所にむかいます。
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産業遺跡を上から見下ろしたこの図が「東洋のマチュピチュ」としてよく出てくるカットですね。
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東平地区は標高約750メートルの高所にあるため、霧の発生も激しくて、あっという間にこの姿。
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結局東洋のマチュピチュっぽいカットがはっきり見えたのはほんの5~10分くらいでした。
続いて東平歴史資料館を見学します。
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東平が「東洋のマチュピチュ」と呼ばれているのは、かつてここに銅山採掘のための大規模な町があったから。
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日本三大銅山の一つ「別子銅山」の採鉱本部が置かれて、標高約750メートルの急峻な山中に、全盛期には3,800人もの人が暮らし、社宅はもちろん、学校、郵便局、娯楽場まであったそうです。
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長崎の軍艦島の銅山版みたいな感じですね。
資料館でガイドさんの説明を聞いて、今度はインクライン跡の階段で遺跡の下におりてみます。
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依然としてあたりはすっかり霧の中。
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これが「東平索道停車場跡」でしょうか。
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でもまあ、マチュピチュというかラピュタっぽい雰囲気にも見えるから、それはそれでいいのかもしれません。
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ねえ、このまま霧に紛れて神隠しにあっちゃうなら今のうちよ。
僕の右耳で綾瀬はるかがそうささやきます。
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誰もいない廃墟で二人っきりで朝まで過ごすのよ
僕の左耳で桐谷美玲がそうささやきます。
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これがなんちゃってはるかとなんちゃって美玲じゃなくってホンモノだったら!
というか霧のため、東洋のマチュピチュレベルをあまり実感できなかったので、もうちょっと天気がいい日に来てみたかったですね。
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「マイントピア別子」の銅山観光
再びマイントピア別子に戻ったので、ここで「鉱山観光」にも参加してみます。
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マイントピア別子の鉱山観光は「観光列車」の乗車と、約333mの「観光坑道」の見学のセットとなっていますが、特に団体行動となっているわけではなく、各自それぞれ鉱山鉄道に乗って坑道入口へと向かいます。
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僕はこの鉱山観光には以前来たことがあったのですが、はるかと美玲は初めてのようなので、まずは江戸ゾーンの「歓喜坑」に一緒に入ってみます。
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歓喜坑?
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まさか歓喜って、こういう歓喜ってこと?
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きゃー、これって歓喜なの?・・・やっぱり歓喜なのかしら・・・
違います!
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こーゆー歓喜のことです!(かつてここで鉱脈を発見して歓喜したことから名付けられています)
そんな感じで、鉱山観光は、別子銅山の様子を巨大模型や映像で再現する「観光坑道」や別子銅山で行われていた作業を遊びながら学習できる子供向け体験施設「遊学パーク」がありますが、よくある鉱山のテーマパークと大きくはかわりません。
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このほかマイントピア別子には砂金採りとか別子温泉などもあるのですが、GWでどこも混んでました。
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砂金掘りあてて一攫千金狙うのはどうかしら・・・
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わたしはソーメン流しやってみたい・・・
はるかと美玲はそう言ってましたが、混んでるし、今回のメインは東洋のマチュピチュだったので、いよかんソフトで我慢してもらうことにしました。
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結局のところ、別子銅山の東平地区が、「東洋の」を名乗れるマチュピチュレベルかどうかはわかりませんでした。
でもこの動画を見ると、かつてここには確かに天空の町があり、この厳しい環境の土地に人々の喜びや悲しみが凝縮されていたのだと思います。
そういう意味では、マチュピチュかどうかは別として、心を打たれる遺跡であることは間違いありませんね。
<2019年5月訪問> 最新の情報は公式サイト等でご確認ください
東洋のマチュピチュへの旅
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