みなさんはご存知でしたか?福島県須賀川市が、ウルトラマンの故郷「M78星雲 光の国」の姉妹都市であるということを。
ん?須賀川?知らんなーとか言ってる場合じゃないですよ。
そこはまさに日本随一のウルトラマンタウン。町を歩けば、懐かしいヒーローたちが全力であなたを歓迎してくれるはずです。
そう、そこはかつてウルトラマンに心動かされた日本人なら、一度は行くべき聖地です。
須賀川が「M78星雲 光の国」の姉妹都市の理由
須賀川は、福島県の真ん中あたり(福島用語で中通りといいます)にある、郡山に近い小さな町。
東北本線の須賀川駅を降りて駅前に出ると、しれっとこんな看板が建っています。
須賀川市は、M78星雲 光の国と姉妹都市になりました。
M78星雲といえば、銀河系から300万光年離れたところに存在するウルトラマンの故郷のはず。なんでそんなところと姉妹都市が結べるのか!
その理由は駅前の、このウルトラマンモニュメントの前にありました。
なんと須賀川は、ウルトラマンシリーズを生み出した、円谷英二監督の故郷だったのです。
そんなわけで、ここは日本で唯一「M78星雲 光の国」と姉妹都市となることが許されたんですね。
ウルトラ兄弟の衝撃の事実!
駅を出て、中心市街地に向かう道を歩き始めると、街灯にはウルトラマンシリーズ×須賀川名物イベントのタペストリーが並びます(4種類くらいあったと思います)。
夏は花火大会が行われる釈迦堂川の橋を渡ると、最初のウルトラマンモニュメントを発見!
ウルトラマンタロウですね。
しかし今考えてみると、ウルトラ兄弟の6番目の弟なのになぜタロウなのか。ロクローじゃないのか。
ここから先、市内のメインストリートである松明通りにかけて、ウルトラマンシリーズのモニュメントが続きます。大きくてわかりやすいので、コンプリートは簡単です。
続いてウルトラマンエース。
これも5番目の弟なのに長男みたいな名前ですね。ウルトラ兄弟どうなってるのか。
そしてウルトラの母、発見!
レアキャラですね。それまでその存在さえ知らなかったウルトラの父と母ですが、ウルトラマンタロウでいきなり初めて登場して、歓喜した記憶がありました。
が、今、衝撃の事実を知りました。
ウルトラの母はウルトラマンタロウの母で、ウルトラ兄弟のみんなの母じゃなかったという事実!(ウルトラの父も同様)
そもそもウルトラ兄弟には血のつながりはなく、ウルトラの父のもとで契りを交わした義兄弟という、実に昭和任侠映画的な関係だったのです。
だからタロウだのエースだのって兄弟の順番に関係なく勝手に名前つけてたのか!
やはり本場にくると勉強になりますね!
ウルトラマンタウンメインストリートへ
そしていよいよ須賀川のメインストリート、松明通りに入ります。
最初にゾフィー。ウルトラ義兄弟の長男ですね。
これは宇宙恐竜ゼットン。
ウルトラマンを完全に倒した最初の怪獣として有名ですね。
そしてこちら、ウルトラマンジャック。
ウルトラマンジャック・・・知りません。
平成以降の新しいシリーズのウルトラマンなのかな、とも思ったのですが、それにしては昭和レトロな装いなので調べてみると、なんとこれが「帰ってきたウルトラマン」(通なファンは「新マン」とも言いますね)でした。
僕の一番好きなウルトラマンはこの「帰ってきたウルトラマン」だったのですが、いつの間にかジャックなんて名前が付けられてたんですね。
まあそもそも「帰ってきたウルトラマン」っていう名付けも、
人気あるので、とりあえずウルトラマン一回復活させよう!
みたいなテキトーさがあっていいですね。ウルトラマンシリーズも、最初はまさかこんなにロングランのシリーズになるなんて思ってもいなかったんでしょうね。
みんな大好きウルトラセブン!
ウルトラセブンのテーマ曲はカッコいいですね。昔パチンコに「ウルトラセブン」という機種があって、大当たりするとセブンのテーマがフルコーラスで流れすのですが、いつもめっちゃ感動してました。まあ大当たりしてるという心理的なアレはあるのだと思いますが。
そして初代ウルトラマンのスペシウム光線。
うしろの方面掲示標に妙にリアルな地名が写ってますね。もうちょっと夢のある地名がよかったかな。
もちろんウルトラマンシリーズに登場した名物怪獣たちもいます。
このエレキングはウルトラセブンを代表する怪獣。
カネゴンは円谷プロダクションがある東京の祖師ヶ谷大蔵にもいますね。
そしてなんかかわいい「ピグモン」。
ウルトラマンシリーズの怪獣は、なんか人間くさい部分があって憎めないんですよね。
こうしたモニュメントのほか、松明通りでは街灯にもなんかいろいろ怪獣が潜んでたりしました。
「すかがわ市M78光の町」町長はウルトラの父
須賀川市役所の「光の広場」には、ウルトラの父のモニュメントが立っていますが、これは「すかがわ市M78光の町」町長としての銅像なんだそうです。
ちなみに「すかがわ市M78光の町」の住民には誰でもなることができるので、僕も登録してみました。
住所と土地までもらっちゃった。
ちなみに住民番号25559というのは、25559番目の住民という意味で、実際に須賀川市役所に行くと住民票を紙でもらえるようですが、今回は年末年始で閉まってました。
市役所庁舎6階には「ウルトラフロア」と名付けられた展望台もあって、市街地はもちろん、会津の山々や安達太良山ものぞむことができるそうですが、この日は同じく休館日でした。
これは須賀川市民交流センター「tette(テッテ)」。この5階に「円谷英二ミュージアム」があります。
ここもこの日は年末年始でお休みでしたが、イメージVTRもやっぱりかっこいいですね。
須賀川の町なか、「tette(テッテ)」の近くにあるウルトラマンショップ「SHOT M78」。
ここは円谷英二監督の生家のご子孫が経営する円谷プロ公認のオフィシャル店で、店内にはグッズの販売のほか、昭和特撮現場ジオラマの模型があり、ファンにはたまらないショップのようです。こちらは朝早すぎて開いてませんでした。
街中で、ここにもウルトラマン発見!と思ったらダーツバーの看板でした。
ここはウルトラマンタウンなので、夜の部にもそれにちなんだお店はないのでしょうか?
スナック「アンヌ隊員」みたいなお店があったら、夜までこの町で粘ってでも行ってみたかったのですが、残念ながらウルトラマン系のお店はありませんでした。
M78光の町、ヒーローの町だけあって、さすがに真面目でしたね。
<2023年12月訪問> 最新の情報は公式サイト等でご確認ください
「すかがわ市 M78光の町」への旅
コメント