(これはまだ新型コロナウイルスなんて厄介なものが世の中にはびこる前の幸せな時代の出来事・・・)
とある年のこと、数か月に1度集まって飲んでいる会社のメンバーで花見をしようということになりました。しかも4月最初の金曜日の夜、屋形船に乗って。
おーそれはすごい!
桜の時期の週末に花見船に乗れるなんてなかなかないな、ということで、10数年ぶりに夜の花見宴会というやつに参加してみたときのお話です。
まるで香港!お花見時期の勝どき乗船場
桜の季節になると、通勤の途中で遠回りをしながら花を愛で、のんびりと散策をするのが僕にとっての毎年の花見でした。
そんなわけでここしばらくの間、いわゆる花見宴会、というものに参加したことはありませんでした。
場所取りがあったり、花を見てるのか人を見てるのかわからないようなごちゃごちゃした空間に詰め込まれたり、運が悪いと花冷えでめちゃくちゃ寒い思いをしたり・・・花見宴会というのはあまり好きではなかったのです。
でも桜の時期に、屋形船で優雅に花を愛でるなら別問題!ということで当日の夜、意気揚々と集合場所に行ってみると、なんとこんな光景。
おー、これは香港ですか?
このまま船に乗って水上レストランのJUMBOにでも連行されてしまうのでしょーか、と思ってしまうほど。
しかしここはれっきとした日本。
東京の勝どき乗船場です。
普段から屋形船の乗船場として使われている場所ですが、特にこの花見の時期は船がたくさん集まって派手派手なので、香港チックに見えてしまうのでしょう。
埠頭の周りにはこれから屋形船に乗るたくさんのさらりーまんとかおーえるとか、はたまた僕たちのようなぐろーばるなびじねすまん、もとい、Global Businessmanも待っています。
そう、今日はGlobalな花見の会なのです。
かつて僕が世界にまたがって、もとい、またにかけて活躍していたころ、ジンバブエ、じゃなくって英国での仕事で大変お世話になった、当時ロンドン支店にいたメンバーとの宴席なのです。
そんなわけで、今回の宴席には日本人以外のメンバーもいるので、今日の公用語は英語。
OK! No Problem.
I am studying English on the NHK radio 「Basic-English」 every morning!
あっ、写真はイメージです。
が、この方々も英国から日本に観光に来ていたらしく、たまたま僕たちと隣り合わせて、ロンドン話で大変盛り上がりました。
屋形船から「桜と東京スカイツリー」
この夜は花見船のピークなので、1つしかない桟橋に何艘もの船が入れ代わり立ち代わりやってきて、お客さんを乗せて出発していきます。
船の中はこんな感じ。
僕たちが乗ったのは「晴海屋」さんの屋形船。
僕たちが乗った船は2016年に就航したばかりの日本で一番大きな屋形船で、定員は134人なんだそうです。
箸袋に「浮かぶ料亭」とありますが、確かに食事は本格的な和風会席で、おいしかったですよ。
屋形船の名物、揚げたての天ぷらももちろんついていました。
勝どき埠頭を出航して、隅田川をさかのぼり、浅草へ。
隅田川沿いの桜並木の近くにたくさんの屋形船が停泊して、船内から花見を楽しんでいます。
そしてなんといっても屋形船ならではの眺めがこれ。
桜の向こうに東京スカイツリーですよ!
これはここからでなければ見られない景色ですよね。
What a fantastic cherry blossoms!
これは外国人じゃなくても「WOW!」ですよ。
みんな船の屋上に出て記念撮影したりしてますが、それでもこの余裕。
狭い桜の木の下での宴会にくらべて、なんと優雅なお花見であることか。
スカイツリーに時々雲がかかったりして、これもまた幻想的。
いやー、素晴らしいな花見船!
よかったよかった、誘ってくれてありがとう、My friends!
でもちょっと英語づくしは疲れたな・・・
次回は6月に国立劇場で外国人のための歌舞伎講座に行こう!という話になったけど、当然説明は全部英語なんだろーなー。。。
<2017年4月訪問> 最新の情報は公式サイト等でご確認ください
屋形船「晴海屋」基本情報
隅田川屋形船への旅
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