群馬県の大泉町。
ここは富士重工などの工場集積地に近いため、外国人の労働者が多い地域なのですが、特にブラジル人が多く、日本のブラジルとして有名な町です。
この「日本のブラジル」めぐりも楽しいのですが、ここにはもうひとつ超レアなスポットがあります。
それは「止まりすぎる道路」。
まあ、この写真見ただけでもどんだけレアか、わかりますよね。
「止まりすぎる道路」はグンマーの大泉町に
止まりすぎる道路があるのは群馬県の大泉町。
東武伊勢崎線の太田駅から東武小泉線に乗り換えて、終点「西小泉」が最寄りの駅となります。
大泉町はブラジル人をはじめとする外国人が人口の約18%を占め、日本のブラジルとして有名な町ですが、駅舎の中からもうすでにブラジル感たっぷりですね
ゥゥゥゥゥゥゥゥウウウウウウウウウウ~~~~~サンバ!
って感じのネタもあるのですが、それはまた別に機会にして、今回は目的の場所へと向かいます。
止まりすぎる道路への行き方
止まりすぎる道路は、西小泉駅から歩いて15~20分程度。日本の道路100選のひとつ、ハナミズキ通りを進み、途中でなんの変哲もない住宅地の中に入ります。
「止まりすぎる道路入口」という観光名所の看板が出ていればよいのですが、残念ながらそうした類のものは一切出ていないので、自分で探索するしかありません、あしからず。。。
と言っちゃうと日本に恋する伝道師としてはあまりにも不親切なので、トクベツに僕の特製地図で紹介しましょう。
地図のように北から南へと攻めても、南から北へと攻めてもかまいません。
ただよく晴れた日に、太陽がまだ東にある時間帯に道路に立つと、北を向いても南を向いてもやわらかな朝の光に「止まれ」の赤がよく映えてきれいですよ!
南側から北に向かって眺めた絵がこちら。
北側から南側を眺めるとこちら。
ね?どっちも素晴らしいでしょ?
なぜこんなに「止まれ」が続くのか?
この「止まりすぎる道路」は、碁盤の目のように区画された住宅地を貫く南北約400メートルの道路で、途中で14本の道路と交差するのですが、なんと0勝14敗。つまり交差点優先勝負でひとつも勝てず、14回すべてこの道が一時停止となっているのです。
そんなわけで、この道路には南向きに14枚、北向きに13枚、合計27枚の「止まれ」看板があるのです。狭い道路の両側に家が建ち並んでいて見通しが悪いため、すべての交差点に律儀に「止まれ」の看板が設置してあり稀に見る「止まれ」密集地帯となってしまった、というわけなのです。
実際に歩いてみると、30メートルごとに止まれ、止まれ、止まれ・・・
車と徒歩で競争しても、いい勝負かもしれません。。。
しかし朝の光を浴びて真っ赤に染まる「止まれ大家族」は、美しく一見の価値はあります(超個人的な感想です)。
「止まりすぎる道路」はTVでも大人気!
この「止まりすぎる道路」、以前から知る人ぞ知るレアのスポットだったのですが、僕がLINEトラベルjpに書いた記事が「止まりすぎる道路」「群馬 止まれ」などで検索するとGoogleでもYahooでもTOPに出てくることもあり、テレビ局から「写真を貸してくれ」的なオファーが多いのです。
というか「止まれ」で検索してもこの記事が2位で出てくるって、それでいいのか、yahoo?(笑)
そんなわけで過去に
・テレビ東京/リトルトーキョーライフ
・朝日放送/雨上がりのAさんの話
・NHK/だめ自慢
・(なぜか)道路標識の研究者の方 などからオファーがありました。
僕の記事の中でも鳥取の「ベタ踏み坂」とならんでメディア受けがいいスポットです。
<2016年6月訪問> 最新の情報は公式サイト等でご確認ください
「止まりすぎる道路」の基本情報
止まりすぎる道路への旅
大泉町のホテルです。さすが、ディープな感じ?
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