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錦帯橋の鵜飼体験【山口県・岩国市】

山口県岩国市出身の後輩が僕の職場にいます。

彼がことあるごとに故郷の話をするので、なんだか知らないうちに岩国は僕にも縁のある町であるかのような錯覚に陥っていました。

あるときそんな岩国で鵜飼をやっていることを知りました。

岩国の錦帯橋でそんなことをやっているなんて全く知らなかったのですが、今まで生で鵜飼を見たこともなかったので、ちょっくら岩国へ行って、鵜飼観覧船に乗ってみることにしました。

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岩国藩吉川公も楽しんだ「鵜飼」

かなり前の話ですが、なぜか大晦日の夜に岩国に泊まって、ここで新年を迎えたことがあります。

冬休みの初日、たまたまパチンコで大勝ちしたので、せっかくだからどこかに出かけよう、と駅に行ったら12月30日の当日でも唯一予約がとれたのが当時まだ走っていた寝台特急「あさかぜ」下関行きでした。

仕方なくそれに乗って、なんとなく降りた駅が岩国

岩国から錦川鉄道渓流線に乗りかえて終点の錦町まで行ってみたはいいものの、雨が降ってきたのですぐに折り返して、錦帯橋でも見ようと思ったら、その手前のパチンコ屋でまた大勝ちしてしまい、終わってみたら暗くなっていたのでそのまま岩国に泊まってしまった、ということがありました。

僕がまだ旅打ちをしていた頃の話で、この時は1週間の山陰・山陽の旅を終えて戻ったら、右ポケットに入れていた3万円が15万円になっていました。

いつか機会があったらこの頃の話も書きたいと思います(笑)

さて、そんなわけで岩国にも錦帯橋にも3回くらいは行っているのですが、岐阜の長良川で有名な「鵜飼」を岩国でやっているなんて全く知らなかったので、その鵜飼観覧船に乗ってみることにしました。

錦帯橋での鵜飼は約400年前、寛永年間(江戸時代初期)の記録に登場する歴史ある行事。

当時、錦川に架けた橋は度重なる洪水によって流失を繰り返していました。

この錦川での鵜飼は、ときの岩国藩主、吉川広嘉が長いこと岩国藩の悲願だった流れない橋「錦帯橋」を創建した頃から行われていると言われています。

岩国の鵜飼が行われるのは、毎年6月下旬から9月上旬で、僕が乗ったのは8月の終わりでした。

あたりが薄暗くなりかけた頃、10人強の客を乗せて船は錦帯橋より少し上流の橋の下から出航し、そのまま錦川を上流の方へ向かいます。

が、ちょっと進んだところで船は停まってしまいました。
どうやら錦川の水量が通常より多いらしく、安全上これ以上は行けないらしい・・・のですが、この船頭さん、とてもシャイなのか、ほどんど説明がありません。

鵜飼鑑賞船は最初の1時間が食事をしながらの錦川遊覧で、後半の1時間が鵜飼の鑑賞となっています。
夕食用に各々が注文したお弁当がテーブルの前に揃っているのですが、船頭さんは食べてもいいとも悪いとも言わないので、船も進まず、時間だけがただ過ぎ去ってゆく中、乗船客は弁当と船頭さんを交互に見ながらどうすべきか悩んでいます。

結局、誰かが我慢できずに弁当を食べ始めると、みんなそれに倣って無言でもぐもぐと食事を始めたため、夏の終わりの虫の声と、ときどき船を撫でる錦川の波の音を聞きながらの船上での静かな晩餐、という(文字にしてみると)とても情緒あふれる体験ができたわけです。

シャイな船頭のおじさん、ありがとう。
でももうちょっとホスピタリティを磨いたほうがいいよ。。。

鵜飼と夜の錦帯橋

さて、後半の1時間は鵜飼の時間です。
篝火を焚いた鵜飼船がやってきて、僕たちの乗る鑑賞船の横を通り過ぎます。

鵜飼とは、伝統装束に身を包んで船の先端に乗っている鵜匠(うしょう)という人が、5~10匹の鵜(ウ)を紐で操って、鮎などの魚を漁獲する伝統的な漁法のことを言います。

手前に鵜が泳いでいるの、わかりますか?

鵜は、鵜匠から鮎をとるための厳しい訓練を受けて、一人前、もとい、一鵜前になるのに3年かかるのだそうです。

鵜は、篝火に驚いて逃げる鮎を水の中に潜って次々と捕獲します。鵜匠がタイミングよくそれを引っ張り上げると、鵜ののどには紐が巻かれており、ウゲッとなった鵜がアユを飲み込まず吐き出すのです。

完全に観光用の漁なので、鵜に捕獲された鮎は、僕らが乗る鑑賞船の方にどんどん投げ込まれてきます。
女子大生くらいのグループや家族連れの子供たちが、きゃあきゃあ言いながら鮎を集めています。

でもこんな時間に生の鮎をもらっても困るだろうに。みんな家に帰るのかな?

鵜飼船とすれ違いざまに、鵜匠と鵜の動きを注視するのですが、暗闇の中、篝火だけが頼りなので、結局鵜が鮎を捕まえて吐き出す、という決定的なシーンはなかなか目撃できませんでした。
まあ、そのぶん幻想的な雰囲気だったし、日本の伝統イベントとして、一度は経験しておいてもいいのかな、という感想です。

そして宵の錦帯橋がなかなかよかった。

錦帯橋は(その気になれば)24時間通行可能なので、橋の向こう側まで行ってみようかと思いましたが、岩国城下の落武者の霊がいると怖いので、やめておきました。

錦帯橋・朝の散歩編

翌朝6時。

まだうっすらと霞のようなものがかかっていて、山上の岩国城が隠れています。

昨夜は岩国城下吉川の落武者の霊にビビッて向こう岸へ渡れなかったので、今日はそんな弱気な自分への反省も込めて、うさぎ跳びで五層の橋を渡ろうと思います。

ここ、錦帯橋は24時間渡れますが、有料です。
日中は料金徴収の係員がいますが、朝晩は無人で料金を箱に入れて渡ることになっています。
地元の散歩の人は・・・・・入れてないだろうなあ。。。

橋を渡り終えた先には、吉香公園や吉川家資料館など、岩国城下の吉川家ゆかりの地となっていて、人影もないため、300年前と変わらぬような、幽玄な世界が広がっていました。
やっぱり夜来なくってよかった。。。

山頂の岩国城へ上るロープウェーはまだ運行していなかったので、今回はパスし、錦川に沿って、山裾を歩きます。

遠景の錦帯橋も、なかなかですね

そしてブラブラ歩いて向かったのは、岩国高校
後輩の出身校だそうです。あまり意味ないですが、一応表敬訪問しました。

ちなみにこの学校、公立の普通高校ですが、野球が強く、この年(2014年)は好投手、柳川を擁して春、夏連続で甲子園に出場しました。
僕も高校野球は好きなので、春も夏も後輩と一緒に甲子園に応援に行きましたが、どちらも緒戦で負けました(笑)。
でもまあ、大したもんです。

岩国高校への入り口の目の前に、川西駅があり、錦川鉄道の気動車がちょうど通りかかりました。

再びブラブラと錦帯橋方面に戻ります。

7時を過ぎてから錦帯橋に戻ると、朝靄のようなものはすっかり晴れ渡り、遠く山上に岩国城が見えます。

錦帯橋。
朝には朝の、夜には夜の美しさがある、やはり日本三名橋であることは間違いありません。

<2014年8月訪問>  最新の情報は公式サイト等でご確認ください

「錦帯橋の鵜飼」基本情報

岩国に泊まるなら!「錦帯橋温泉 岩国国際観光ホテル」(るるぶトラベル)

錦帯橋を見下ろす絶景露天風呂 Ⓒ岩国国際観光ホテル(転用禁止)

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