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今なお神々の伝説が残る里、宮崎の高千穂へ家族旅行で行った時のお話。
やっぱり子供にはアマテラスオオミカミやらイザナギ・イザナミ、ヤマトタケルノミコトからヤマトナデシコ七変化まで、日本の歴史・文化風習をしっかり伝承しなきゃいかんでしょ、ってことで高千穂に泊まって高千穂神社夜神楽を見に行くことにしたのです。
家族旅行とは言えども、ときどき格調高きテーマもきっちり入れるのが風祭流なのですが、なんか想像よりずいぶんユルかったんですけど。
おまけに高千穂峡のライトアップとか行っちゃって、なかなか楽しいぞ高千穂の夜!
高千穂神社の夜神楽へ
高千穂夜神楽は、毎年晩秋から冬にかけて高千穂町内の二十の集落で、三十三番の神楽が夜通し奉納される神事。
ホンモノの「高千穂夜神楽」はこの神事のことをいうのですが、高千穂神社境内の神楽殿では毎晩夜8時から1時間、観光客向けに全三十三番の神楽の中から代表的4つを抜粋して公開しています。
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本当は冬の神楽宿に一度見に行ってみたいのですが、冬の高千穂の真夜中の神事に参加するのはなかなかハードルが高そうですよね。
ということで今回はこの高千穂神社の夜神楽を観賞します。
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この日もぞくぞくとお客さんがやってきて、開始時間の8時前にはほぼ満員。
最初の1番は「手力雄(たぢからお)の舞」
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この神楽は天岩戸(あまのいわと)に隠れちゃった天照大神(あまてらすおおみかみ)を呼び出すために、いろんな神様が岩戸の前で踊ったり祈ったりして、誘い出そうとしているもの。
天照大神は女の神様で、その弟、スサノオが悪さばかりするので、いやになって引きこもっちゃったようです。
次の鈿女(うずめ)の舞もひきこもったアマテラスを誘い出すための踊り。
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鑑賞者にはあらすじが書かれた紙が配られるので、どんな場面なのかはわかるのですが、単調な動きが繰り返されるだけなので彼らの動きにどんな意味があるのか、何を言ってるのかは妄想するしかありません。
実は僕は30年前にも高千穂に泊まって夜神楽見てるはずなんですが、残念ながら内容を全く覚えていないのは、その頃はまだ妄想力が足りなかったんですね、きっと。
今なら僕もこの磨き抜かれた妄想力で、きっとすべてが理解できるはずだ。。。
とか思ってたら途中でこの神主さんが出てきて、解説してくれたのですが、この方、かなりゆるーい感じで、日本でも有数のパワースポットであるはずの高千穂神社っぽくなくってよかったですよ、はい。
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次の「御身躰の舞」はちょっとHな神楽です。
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Hなのかよっ!
神主さんによると、この最後の演舞である「御神体の舞」は、神々の舞にしては俗っぽくって面白いそうで、なんでもこの女の神が会場に降りてきてイケメンの男を誘うのだとか。
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そっか、いやー、そりゃーまいったなー、と早くも妄想してたのですが、女神は僕ではなく、前方のどこかの地味なおっさんを誘っておりました。
ま、後ろの方に座ってたし、隣に嫁も子供もいるし、今日は誘われても困るのでよしとしよう。
ちなみに、おっさんはそのあと男の神に頭をたたかれてました(これ、ご利益があるそうです)。
地味なおっさんに幸あれ!
そのあと男の神が会場の女性を誘い、女の神にボコボコにされる、みたいなシーンがあって、最後は二人で仲睦まじく合体、みたいな感じで、神々もまあ人間と同じなんだなあ、ということがわかりました。
全然格調高くないじゃん!妄想するなよ、娘!
高千穂峡のライトアップへ
そんなこんなで1時間、夜神楽を十分満喫してホテルに帰ると、今の期間は高千穂峡のライトアップをやっていて、送迎バスがあるのだそうです。
バスを降りると、真名井の滝がライトアップされています。
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おおお、なかなか幻想的!
遊歩道もライトアップされているので進んでみます。
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写真なのでなかなか迫力がでませんが、こんな感じです。
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いいじゃないか、夜の高千穂!昼間の観光だけじゃもったいないぞ!
これ、遊歩道なんですけど、なんだか夏祭りみたいな雰囲気がありますよね。
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高千穂での泊まり、結果的にはとてもよかったのではないでしょうか。
<2015年8月訪問> 最新の情報は公式サイト等でご確認ください
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