京都の嵐山に日本で唯一「髪」をお護りする神社があるのをご存知ですか?
その名もスバリ「御髪神社(みかみじんじゃ)」。
B級スポットとして紹介されることも多いこの神社ですが、実は由緒ある大変なパワースポットなのです
(とか言って僕もB級に分類してますが…)
御髪神社の場所
御髪神社があるのは、京都・嵐山の天龍寺から竹林の小径を抜け、トロッコ嵐山駅を越えたあたりの、静かな小倉池のほとり。
僕が御髪神社にたどり着いたのは本当に偶然で、まさに渡月橋から天龍寺へ行き、竹林の小径を通ってトロッコ嵐山駅へと向かっていた時に偶然発見したのです。
全然関係ないけど、そのとき天龍寺で思い付いたキャッチコピーが秀逸すぎるので聞いてください。
時は5月。
この、萌える木々の緑。
Na)お庭の木々が萌えすぎて、池がぜーんぶ、おいしいお茶に見えてきちゃいました。
BG)♪チャララチャララチャラ~ララ~♪
「嵐山天龍寺、今年もとびっきりの新茶を入れて、お待ちしています」
【サウンドロゴ】ジェーアールトーカイ
「そうだ、京都、行こう!」のコピーそのものじゃないっすか!
と、そんな感じで気分よく歩いてたら突然それが現れたのです。
御髪神社の御祭神
御髪神社は日本で唯一の「髪」の神社で、その御祭神は藤原采女亮政之(うねめのすけまさゆき)。
時は13世紀、亀山天皇の御代、皇居の宝物守護にあたる武士だった藤原基春が下関で紛失した宝刀の探索にあたっていたとき、その三男、藤原采女亮政之は生活の糧を得るため、庄屋の婦女の髪を結って父を助けました。
これが『髪結い』のわが国の起源となるのですが、その立派な処世と功績により天皇より従五位を賜り、のちの世に御髪神として祀られるようになったのだと言います。
そんなわけで政之公は現在でも全国の理・美容業者に崇敬されていて、昭和の初めまで、政之の命日の17日は理美容店は毎月定休日だったようです。
そして1961年、その藤原采女亮政之を祭神としてこの御髪神社が創建されたのでした。
御髪神社、絵馬がネタすぎ。
御髪神社は大切な髪が、いつまでも美しく、健康であるよう祈願する神社。
そんなわけで、境内には髪にトラブルを抱える人たちの願い事がたくさん!
「娘の最初の参観日までは、元気な髪のままでいられますように・・・」
めっちゃ切実!
「アミアミハゲの皆さんが還暦を迎えるまでは、ふさふさでありますように」
「今のハゲから進行しませんように。あわよくば生えますように」
あわよくば、は欲張りすぎ!
そしてなんと、モト冬樹さんの願い事、発見!
Part-2って、そんなに何回も来てんのかよっ!
さらに、ブラックマヨネーズ小杉ってこれ、絶対ネタだろー(笑)
髪にかかわる企業もズラリ
この方が、御髪大神の藤原采女亮政之なんでしょうか?
そしてこれが髪塚。
御髪神社では献髪という祈願の方法があり、参拝者は自分の髪の毛を奉納することができます。
ちなみに献髪料は300円、意外とやっす!
献髪を申し込むと、神職の方が5本くらい髪の毛を切って、この髪塚に奉納してくれるのです。
おおっと、玉垣には髪関係の会社がズラリと並んでいます。
これは結構マジな場所なのかもしれませんね。
百人一首で有名な小倉山の麓、小倉池のほとりの風光明美な場所にありますので、髪に自信をつけたい!という方はぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?
・・・・・ちなみに僕は、フサフサビンビンで、元気がありすぎて困っているくらいなため、髪には一切トラブルを抱えておりません。
今のところ、ですが。
<2015年5月訪問> 最新の情報は公式サイト等でご確認ください
御髪神社の基本情報
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