あなたはご存知ですか?南大阪のUSJとも呼ばれる「山のおやじの夢農場・城山オレンヂ園」のことを。
ここは大阪の富田林市の山林を、とある山のおやじがたったひとりで切り開き、今や壮大な観光農場というか、アミューズメントパークというか、大阪屈指のB級スポットというか、まあそんな感じの人気スポットとして知られる場所。
最初は、よくある「苦笑」レベルのワンダースポットだと思ってたわけですよ。
でもここは想像の100倍くらい壮大でした。それは農場内の施設ももちろんですが、なんといっても山のおやじの哲学が。
入場前から壮大なキャッチコピーの看板
「城山オレンヂ園」があるのは大阪の南部、富田林市の郊外にある山間部。
うねうねとした道を進むと、突如現れるあやしげな看板。
「この山には夢がある by 山のおやじ」
いいじゃないか、山のおやじ!
いきなり壮大な感じのキャッチコピーを見て、なんか期待度ちょー高まってきたぞ!
そして入口にはどう考えても利用許諾を得ていないであろう、エビ釣ったドラえもん!
そう、ここが「大阪のB級スポットの雄」との誉れ高い「夢農場 城山オレンヂ園」の入口。
ここから山のおやじがひとりで切り拓いたかのような狭い道を進むのですが、なんとこの道は「熟女優先!」
なかなか目の付けどころがいいじゃないか、山のおやじ!
熟女はこーゆーのに弱いってことをしっかり理解してる感じなおやじだぞ。
理想は壮大だけど、意外と現実派かもしらん・・・
予想外の人気だぞ、「城山オレンヂ園」
この城山オレンヂ園、大阪のB級スポットとして数々の賞賛は聞いていましたが、現実は山のおやじがたった一人で切り盛りする寂しい農園で、お客さんもめったに来ないような場所だと思っていました。
しかししかししかし!
9月の爽やかな週末だからでしょうか、なんと目にしたのは車車車!家族家族家族!子ども子ども子ども!
駐車場は満車で第2駐車場にも入れず、ずっと奥の臨時駐車場にしか車を停められないじゃないですか!
受付には山のおやじがポツンと暇そうに座っているかと思いきや、なんと若いおねーさんがいるじゃーないっすか!
こりゃまた完全に想定外でびっくり。
山のおやじが夢を追いかけて、たった一人で何十年もかけて切り開いてきたこの城山オレンヂ農場が今、ようやく花開いたのでしょーか!?
と思ったら、ここは「南大阪のUSJ」と呼ばれ、
最近のUSJは高くついてちょっといけへんなー
という庶民には以前から人気のスポットだったようです。
これは山のおやじの「いやー!夢農場」の全図。
「すべて手作り開墾」とありますが、ホントにかなり広いんです。
やるなー、山のおやじ!
今は山のおやじひとりではなく、山のかかあと山のアニキも一緒に切り盛りしているようですよ。
山のおやじの恐怖のアトラクション
この城山オレンジヂ園の特徴は、山のおやじのつぶやきなのか説教なのか哲学なのかよくわからないものが至るところにあるという点。
そしてミカン狩りも栗拾いも芋ほりもレジャーなので、損だの得だの言ったらあかんようです。。。
そして園内に入るといきなり目に入ってくるのがこれ。
山のおやじ手作り「恐怖のアスレチック」ですわ。
個々のアスレチックはよくあるもので、取り立てて恐怖なわけではないのですが、ときどきこんなふうに老朽化した遊具もあるので、たしかにいつ崩壊するかわからない恐怖はありそうです。
でもホントに怖かったのは、このタイヤ遊具。
この遊具の前に女の子がひとりでポツンといて
これ乗りたいけど、下に人がいるから乗れない
とか言ってます。
人?いないよ
いるよ、ほら、タイヤの下にたくさん
・・・・・・人、いないんですけど。
恐怖シリーズとしてはその他に「恐怖の芝すべり」がありました。
(告)あとしまつしないやつ、もうかさん!
極めて売り手優位のビジネスモデルです。素晴らしい!
「城山オレンヂ園」は人生の学びの場所だった!
ミニつりぼりも結構賑わっています。
釣った魚は持ち帰れませんが、2時間で3匹連れると高級アイスクリームがもらえるようです。
これはおもしろピンポン台。
フライパンとか使って大人も結構楽しんでます。
意外なことにこの城山オレンヂ園、学校の遠足にもかなり人気のようで、10クラス分くらいのバーベキュー場がありました。
遠足の小学生たちは、山のおやじの人生についての説教を受けるためにここに来るんでしょーか!?
なんてったってここに来ると人生における基本的な礼儀を学ぶことができますからね。
園内をぐるっと回って戻ると、山のおやじのこんなつぶやきを発見しました!
かつては入り口に
当局のご指示により口ごたえのおおい方のご入園はご遠慮ください
と書いてあったようですが、現在はその記載は撤去されているようです。
山のおやじが丸くなったのか、それとも「ええ人が多い」ということを知ったからなんでしょーか。
以前はわりと簡単に山のおやじに会うことができたようですが、あまりにお客さんが多かったからなのか、今回は見かけることはできませんでした。
それだけがちょっと残念ですが「大阪のB級スポットの雄」にふさわしい、夢のある壮大な場所には違いありませんでした。
<2017年9月訪問> 最新の情報は公式サイト等でご確認ください
城山オレンヂ園の基本情報
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