昭和新山と有珠山。
もちろん名前は知ってるし、北海道ではそれなりの観光スポットだということも知っているのですが、僕はここに行ったことがあるのでしょうか?
・・・って、そんなこと言われてもわかりませんよね。
もしかするとずっと昔に何かのついでに近くまで来たことがあるような気がしないでもないのですが、記憶に残っていないのです。
ということで、初めての訪問ということにして今回チャレンジしてみたのですが、ホントに初めてなのかな?(しつこい…)
いきなりすごいぞ、昭和新山!
昭和新山へのアクセスは、洞爺湖温泉バスターミナルからのバス路線が唯一の公共交通機関。
所要15分程度であっという間に着いてしまうのですが、その車窓がスゴかった。
洞爺湖と中の島、その先に見える羊蹄山もいいんだけど、昭和新山のラスボス的な存在感、スゴイですね。
こりゃスゲーや昭和新山、今まで来なくってすまなかった!
(とか言ってみたけど、なんか来たことあるような気もするんですよね・・・前世か?)
「昭和の奇跡」という看板が出てますが、かつて広大な畑作地帯だった場所がいきなり隆起し、2年間に及ぶ大噴火の結果できあがった巨大な溶岩ドームがこの昭和新山。
まじかよ、家とか畑がいきなり山になっちまったよー
という住民たちのために立ち上がったのが、当時この地域の郵便局長だった三松正夫さん。
三松さんは世界的にも貴重なこの山の保護と、家や農地を失った住民の支援のために全財産を投げうってこの土地を買い取ったのです。
そのため昭和新山は現在も三松家の私有地になっていて一般人は立ち入ることはできません。
そんなわけで昭和の暴れん坊、昭和新山には登らずに、すぐ目の前にある有珠山にロープウェイで登ってみました。
こっちもすごいぞ、有珠山ロープウェイ!
有珠山は現在も活動を続けている活火山で、21世紀に入ってから(2000年3月)大噴火したのを記憶している方も多いかと思います(僕はなぜかどこかの定食屋でパイセンとテレビで噴火を見てたのを覚えています)。
そんな平成の暴れん坊、有珠山も今は小休止しているようで、山頂近くまでロープウェイで登ることができるのですが、このロープウェイからの眺望が大絶景!
洞爺湖の中の島、その向こうには羊蹄山まではっきりと見えました。
こりゃスゲーや!有珠山には間違いなく来たことない。
ロープウェイの有珠山頂駅から10分ほど歩くと火口原展望台に到着します。
ここからさらに火口近くに降りることもできるようです(が、今回は行きませんでした)
眼下には噴火湾と伊達紋別の町が広がっていましたが、気になったのはその向こうに見える山。
富士山のようなきれいな円錐をしていますが、蝦夷富士と言われる羊蹄山は反対の洞爺湖側にあるはず。
これ、後で地図で調べてみたら噴火湾を挟んで函館方面にある駒ケ岳が見えてたんですね。駒ケ岳も渡島富士と言われることがありますしね。
天気が良かったこともあるかもしれませんが、昭和新山も有珠山も今まで行かなかったことが不思議なくらい素晴らしい場所でした。
恐怖?噴火体験!
ロープウェイで山から降りると山麓駅になんだか気になるものがありました。
恐怖の噴火体験が、なんと無料のようです。
気前いいな、昭和新山&有珠山!
なんかこのポップ体のフォントがいかにも無料っぽい感じがしますが・・・
では恐怖の噴火体験、ご覧ください。
こっわー!さすが無料噴火体験室!
あとクマ牧場もなかなかいい味出してました、昭和新山。
あ、思い出した!(クマは関係ないけど)
たぶん僕の記憶の中に昭和新山があるのは、高校1年で初めて北海道に来た時、洞爺湖に行くためにかつて走っていた国鉄「胆振線(いぶりせん)」に乗って車窓から見たんだと思います。
札幌→(夜行鈍行車中泊)→長万部1:40/2:52→倶知安4:37/7:44→(国鉄胆振線)→壮瞥9:56/10:00→(バス)→洞爺湖10:20→(ここから先メモなく不明)→函館0:15→(青函連絡船船中泊)
当時のメモを見ると恐ろしいことやってますね。
夜行列車の深夜の長万部折り返し、倶知安で朝4時半から3時間乗換待ち、函館から連夜の夜行車中泊・・・青春18きっぷでお金のない旅してたんでしょうね。
胆振線に乗って壮瞥(そうべつ)まで来たのも、洞爺湖まで行くには洞爺湖駅からのバスより壮瞥駅からのバスの方が安かったのです。
おそらくこの胆振線か、壮瞥までいくバスの中から昭和新山を眺めて(降りて観光はしていません)、その記憶がどこかに残っていたんでしょうね。
でもいい旅してたんだな、17歳の俺!
<2020年9月訪問> 最新の情報は公式サイト等でご確認ください
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