呼子(よぶこ)といえばイカですね。グルメオンチの僕でもそのくらいは知ってます。
しかもイカは酒・貝・女が苦手な僕にとって数少ない海産物グルメのひとつで、回転ずしに行ったりすると「イカ」「イカ」「中トロ」「イカ」「大トロ」くらいの頻度で登場する重要アイテムなんです。
そんなわけで一度呼子に行って、行かず後家、もとい、イカずくしをお腹いっぱい食べてみたかったのです。
まずは呼子朝市へ
博多駅から約1時間半。JR筑肥線で終点の西唐津まで行き、そこから路線バスに乗って30分ほどで呼子バスターミナルに到着します。
有名な呼子朝市はバスターミナルのすぐ横で行われています。
いますね朝市のばーちゃんたち。
しかし僕みたいな寅さん的愛の旅人は、こういうところで買い物、しないんですよね。
いやいや寅さん、港の女に送ればいいっしょ!とおっしゃる貴女に私は言いたい。
港の女にアジの一夜干しとか愛の一夜干しとかおくってどーすんのよ、と。
でもまあここは海産物だけでなく、から揚げとかコロッケ(魚ロッケ!?)なんかもあったので、ブラブラと食べ歩きもできるのでいいかもですね。
そんな中、ひときわ人が並んでいるお店を発見しました!
「いかプレスせんべい」だそうです。
こう見るとそうでもないんですが、実際は30cm四方くらいの大きさなので、結構インパクトあります。
イカの形もちゃんと浮き出てるんだけど、これホントに一匹プレスしてるのかな?
この日は2018年の初売りの日。
呼子朝市は元旦のみお休みで、それ以外の364日は営業しているのだそうです。
広場では餅つきが行われていて、道行く人に振る舞われていました。
朝市通りをそのまま奥まで散策してみると「鯨組主・中尾家屋敷」という建物が。
ここは江戸時代から明治初頭にかけて170年間にわたり呼子を拠点に捕鯨業を営んでいた鯨組主、中尾家の建物で、佐賀県の重要文化財に指定されています。
男はつらいよ「寅次郎子守唄」の舞台
ずっとやってみたかった「呼子でイカの朝ごはん!」のできるお店を探していたのですが、朝市通りには食堂的なものはないため、海岸沿いの大きな通りに出てみます。
港の向こうには呼子大橋がかかっていて、呼子沖に浮かぶ島々と港を結ぶ連絡船がときどき行き交っています。
呼子からフェリーで行ける加唐島(かからしま)。
「何かあるかも!」ってかなりテキトーなセールストーク、僕みたいな旅人はとても魅かれるんだけど、一般的にはどーなのよ。
あ、かかにゃん、ごめん、君のこともぜんぜん知らなかったよ。
そういえば、呼子は男はつらいよ第14作「寅次郎子守唄」の舞台となった場所。
寅さんはここで女房に逃げたれた亭主(月亭八方)から赤ん坊を押し付けられ、柴又に連れて帰ってきてしまいます。
そして赤ん坊を連れて行った病院で出会った看護婦のマドンナ(十朱幸代)に一目ぼれしてしまうといういつもの寅さんのパターンです。
寅さんが預かった赤ん坊は呼子のストリップ小屋「呼子ショー」で働く女が生んだ子。当時はこの町にもストリップ劇場があったんですね。
映画「悪人」のロケ地、「いか本家」
朝からやっている食堂、なかなかなかったのですが、とうとう見つけました!
そしてなんとこの「いか本家」、映画「悪人」のロケ地になった場所だ、とのこと。
朝からやってる、ということで、テキトーに入ったお店なのですが、2階の座敷の窓際のテーブルに通されてメニューを見ると「いか活造り定食」、お値段2700円。
旦那、朝から結構いい値段じゃないっすかーとか思ったのですが、そのぶん朝からこんなに食っていいのかーというくらい豪勢でした。
ちなみにLINEトラベルjpのライター仲間、カオルさんがここを訪れて記事にしてるのでご参照ください。
店を出てから気づいたんだけどね。すんません、行く前に読んでなくて。。。
さてこの「いか活造り定食」、まずはイカの刺身がどどーん、と出てきます。
うれしくなってすぐに食べちゃってから写真撮ってないことに気付いたので、ホントはもうちょっとボリュームありました。
続いてイカのしゅうまい。
そして最後はイカのゲソを天ぷらにしてくれます。
うー、お腹いっぱい。
呼子で朝からイカご飯。
またやってみたかったことが一つ叶いました。
<2018年1月訪問> 最新の情報は公式サイト等でご確認ください。
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