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Fly me to the moon ~月まで、あと3km。【静岡県浜松市】

静岡県浜松市の山奥にある道路看板「月まで3キロ」

この先に何があるのか、ずっと行ってみたかったのです。

そしてとうとうその秘密を探るべく相棒「フライミー トューザムーン」号に乗って月へと探検しに行ったお話です。

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「月」への玄関口は、天竜二俣駅

天竜浜名湖鉄道天竜二俣駅は、旧天竜市、今は浜松市天竜区の中心で、天竜浜名湖鉄道の本社もある沿線の中心駅。

しかし、なんとものどかな古い駅で、キャッチコピーは「登録有形文化財の駅」。
上下線のプラットホームの上屋や駅舎、転車台や扇形車庫などが本当に国の登録有形文化財になっているのです。

日本の原風景に出会える鉄道路線、として売り出し中ですが、確かにこの眺めはいつかどこかで見たことのあるような郷愁を感じますね。
うん、なかなか素晴らしい。

ここが「月まで3キロ」の看板の最寄り駅だということで、レンタサイクルを借りて移動することにしました。

天竜の市街地を抜けて北の方へ5~6キロ走ると、やがて左手に天竜川が寄り添ってきます。

国道473号線から県道360号線が分岐したちょっと先に、その看板はありました。

そう、ここから月まで、あと3kmなのです。

とうとう「月」へ

そう、ここが地球上でもっとも月に近い場所。

僕はそんなところまでなんと自転車で来てしまいました!
いやー、地球から約38万キロ、遠かったなー

本当はこの近くまでバスでも来られたのですが、この道路標識がどこにあるかがわからなかったので、1日5往復しかないバスから変なところで降りてしまうと大変、ってことでレンタサイクルを借りて探しながらきたのでした。

ちなみに「伊砂入口」というバス停が、この看板のすぐ手前の国道152号と県道360号の分岐点のところにありました。

ネットで探してもどこにも見つからなかったので、バスで月の入り口まで来たい方はぜひご参照ください。

しかしこの看板、素晴らしいロケーションにあるんですよ。
この先、どんな別世界が待っているのだろう、とワクワクしちゃいます。

いざ、月への最終着陸準備を整えて、再び今日の僕の相棒「フライミー トューザムーン」号に乗って先に進みます。

県道360号で天竜川を右岸から左岸に渡ってしばらく坂道を上ると、エメラルドグリーンの水をなみなみとたたえた大河が眼下に現れます。

向こう側に見えているのが、どうやら「月」のようです。

さらに奥に進むと、下流の船明ダムにせき止められた天竜川が、湖のように豊かな水をたたえた場所が目の前に広がります。

ん?ボート?
鮮やかな色をしたあめんぼのようなボートが湖面に何本もの模様を描いています。

やはりその先には「天竜ボート場」がありました。
急流で知られる天竜川ですが、このあたりは流れや波がほとんどないため、ここは美しい景観の中で2000メートルの競漕ができる日本有数の漕艇場となっていて、「ボートの聖地」とも呼ばれているんだそうです。

どこかの大学の女子ボート部が練習していたようです。
拡声器で監督からめっちゃ怒られてましたが。
静かな月でそんなに怒鳴らないでくださいよ、カントク・・・

そう、この天竜ボート場のある場所が「月」、正式には「浜松市天竜区月」という地名の場所。

説明によれば、この「月」という地名の由来は、南北朝騒乱の時代、楠木正成に仕えた源氏の一族、鈴木左京之進が北朝に敗れ、12人の家子郎党を連れてここに落ちのびた際、それでもなお

楠木正成公の心の清らかさこそ、中空にかかる月のようである。私たちの心のよりどころを地名に残そう

として村の名を「月」とつけた、とされています。

あるいは同じく左京之進が「私たちはたった12人となってしまったが、いつの日か満月のように発展しよう」として「月」と名付けたという説もあるそうです。

現在の「月」は、わずか三十軒ほどの民家が残っているだけの小さな集落ではありますが、そんな古くからの由緒ある地名だったのですね。

月、いいところでしたよ。
アポロ号もうさぎも、かぐや姫もいなかったけど、エメラルドグリーンの水をなみなみとたたえた豊かな川に囲まれた、本当に別世界のような美しい場所だと思います。

「月」のバス停へ

実は月には「月」というバス停があるのです。
しかし月の集落の中心を通る県道360号にはバスは通っておらず、バス停はこの天竜川の対岸の国道沿いにあるのです。

対岸といっても近くに両岸を結ぶ橋もないので、月の集落から月のバス停に行くまでには、上流方面、下流方面とも3~4kmほど先にある橋を渡って、国道に出てから4キロほど戻る(都合7~8キロの大回り)ことになります。
あるいは天竜川をまっすぐに横切って泳いで渡るか。。。

しかしまあ、どうせなら、ということで「月」のバス停にも行ってみようと思います。


歩きだったら

監督に怒鳴られまくって、やってられないわよ

とか思っていそうな女子ボート部のおねーちゃんの愚痴を聞く代わりに対岸まで運んでもらうのですが、今日は「フライミートゥーザムーン」号が一緒なのでそのまま天竜川を眺めながら上流方面に北上します。

4キロほど進んだところにある横山という集落近くでようやく橋があり、国道152号と再び合流するので、そこから折り返して国道沿いに天竜川を下流方面に戻ります。

横山の集落で見つけた標識。

月の次は「熊」ですか・・・
さすかに行かないけど。

国道とはいうものの、右は天竜川、左は崖が続く以外、民家も何もない区間をしばらく進むと、そこに突然「月」のバス停がありました。

対岸を見ると、確かに月の集落が正面に見えます。
だけどあそこからここまで来るのに7キロかかるんですよねー
おまけにこのバス停のまわりには本当に何もないので、たぶんここを利用する人なんかいないんじゃないか、と。

遠鉄の西鹿島駅から天竜浜名湖鉄道の天竜二俣駅を経由して、飯田線の水窪駅を結ぶバスの便は1日5往復。

この区間としてはまずまずの本数だと思いますが、間違えて「月の集落=月のバス停」だと思ってここに来ちゃうとたいへんなのでご注意くださいね!

乗降客がいないといつ廃止されちゃうか心配ですが、「月」、いつまでも残ってほしいですね。

天竜二俣駅まで戻ってレンタサイクルを返却すると月まで単純往復で15キロちょっと。今回のようにその先まで寄り道しても25キロくらい。
結構アップダウンもあるので、電動サイクルはマストですが、月へのサイクリング、おススメですよ。

ロケットとか車じゃ、あっさり着きすぎちゃってつまらないでしょ?
自転車だと月へ向かう道のり、結構ワクワクしますよ。

川の青さの微妙な変化とか、風や匂いや音もビンビンに感じるしね。

<2016年5月訪問 つづく>

こんな小説も出ています(僕のショートストーリーの方が発表は早かったですが笑)

月まで三キロ | 新, 伊与原 |本 | 通販 | Amazon

月への旅

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