金沢21世紀美術館は「まちに開かれた公園のような美術館」をコンセプトにした明るくて開放的な美術館。
堅苦しい展示物はなく、大人も子供も楽しめるようなアートが中心だ、ということでずっと行きたいと思っていた場所でした。
北陸新幹線の金沢開業後、アートでスマートな我が家族がそんな美術館に行った時のお話です。
金沢21世紀美術館の愛称は「まるびぃ」
金沢21世紀美術館。
地上からみるとわかりにくいのですが、直径112.5mの円形総ガラス張りで、愛称はまるびぃ(まるいびじゅつかん)なんだそうです。
白いイメージはありましたが、円いイメージはなかったですね。
ここに展示されているのは比較的新しい現代美術作品が多い感じです。
室内や屋外などに絵画や彫刻だけではなく、オブジェや装置を置いて空間全体を作品として体験させる、最近はやりの「インスタレーション」ってやつですな。
そう、アートなデザイン一家である我が家は、越後妻有の大地の芸術祭とか瀬戸内国際芸術祭とか、インスタ大好きなんですよ(※インスタグラムのことではありません)
たとえばこーゆー感じとか、
たとえばこーゆー感じとか。
ゴッホだのセザンヌだの、アラーキーだのチョコボール向井だの、僕たちが知ってるようなアーティストの名前はほとんどなく、その作品の出来がイイのかワルイのか、正直まったくわからないのですが、まあそれもまたアートなり、ってことでテキトーに楽しむ我が家であります。
シブヤみたいなレアンドロのプール
さて、そんな金沢21世紀美術館でもっとも有名なのがこれじゃないでしょうか?
そう、このレアンドロのプールですね。
なんだかハチ公前で待ち合わせしてるみたいな人々がプールの中にいますね。
えいやっ!と飛び込んでプールの中に入ってみます。
おぉ、いきなり目に飛び込んできたのがオーストラリアあたりから来たパツキンのおねーちゃんのたくましい太股!
いやいや、そーゆー使い方をする場所じゃないんだ、ココは。。。
下から見上げると、ハチ公前のスクランブル交差点を渡って、いままさに交差しようとしているみたいな人々が見えました。
こんなところにシブヤを発見するとは。
さすがインスタ一家。
タイムラプスを使っているかどうかは分かりませんが、この金沢のシブヤでも、ハチ公側から交差点の人々の写真を撮るのが流行りのようです。
しかし、あまり張り切って交差点に突っ込むと、左側のおじょーさんのように時空が歪みますのでご注意願います。
開放的で観念的なアートの「まるびぃ」
この美術館の特徴は、平屋建ての円形で、中央部がところどころ吹き抜けの空間になっているので、非常に開放的なこと。
なので空もアートのひとつですな。
雲の長さを測ってくれるおじさんもいます。
今回やっていた企画展は「西京人—西京は西京ではない、ゆえに西京は西京である。」というもの。
それぞれ東京、北京、ソウル出身の3人のアーティストが、西京から来た人を意味する「西京人」という名でコラボレーションチームを結成して北京でも東京でもソウルでもないアジアのどこかの国、「芸術を愛する人々が住む国」について物語るというプロジェクトなんだそうです。
が、極めて観念的なインスタレーションなので、写真で一部を切り取ってもよくわからないでしょうから割愛します。
アートでデザイン志向の我が家も「このアートには人間が入っているか否か」という激論を喧々諤々と交わしたのですが、結局、結論は出ないまま朝まで生テレビ状態になり、娘が代表してくすぐりに行く寸前まで紛糾したのですが、アートなので答えはわからない方がよかろう、ということで一件落着したのでした。
<2016年8月訪問>
金沢21世紀美術館の基本情報
金沢21世紀美術館への旅
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