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佐賀県の武雄温泉。
温泉地としてはもちろん名前は聞いたことがあるけれど、別府とか湯布院ほど有名じゃないし、九州に行ってもなかなか行く機会はない、という方も多いのではないでしょうか?(もちろん九州の方はそんなことはないと思いますが)。
僕もここを通るついでにぶらっと列車を降りて、温泉街を歩いたことくらいはあったのですが、ここに泊まってゆっくり滞在したことはありませんでした。
そんなわけで初めて武雄に泊まってみたときのお話です。
武雄温泉竜宮城で殿様ごっこ
武雄温泉といえば、この竜宮城を模したといわれる楼門がシンボル。
温泉街の突き当りに、独特の存在感でそびえています。
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なんとなくですがこの武雄温泉(竜宮城=ムフフ)とか同じ佐賀の嬉野温泉(名前がムフフ)とか、夜の歓楽街の建ち並ぶ温泉地ってイメージだったのですが、こう見ると全然そんなムフフな雰囲気はなさそうでしたが・・・・・
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やはりあるのか武雄温泉!
うーん、できれば夜に来たかったぞ!(前夜は雨が降ってて、温泉街から離れたホテルに泊まってた僕はここまで出てこられなかったのです・・・)
しからばきっとこの竜宮城の向こうにも、乙姫の衣装を着た湯女とかがうじゃうじゃ僕を待ってるに違いない。
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そんな期待を胸いっぱいに抱えて門をくぐったのですが、そこにあったのは入浴料とかサービス料の看板ではなく、入泉券の販売所。そうここは武雄温泉の公衆浴場(≠特殊浴場)でした。
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ここには「元湯」「蓬莱湯」「鷺の湯」という3つのお風呂があり、誰でも気軽に入れので、朝から結構な人で賑わっていました。
あ、そーいえば特殊浴場あったよ。
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ここは「殿様湯」という貸切風呂。
江戸中期の領主、武雄鍋島氏の専用風呂として造られた総大理石のお風呂で、気軽に殿様気分が味わえるのですが、残念ながら乙姫姿の湯女はついてきません。
が、比較的リーズナブルに貸切できますので
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くるしゅーないぞ、ちとこちゃこい
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あーーれーーーー(帯グルグル)
みたいな殿様ごっことかしたい方はおススメです。。。
楼門の奥にある、この朱塗りの立派な建物は武雄温泉新館。
楼門もこの武雄温泉新館も、東京駅を設計した、辰野金吾氏の作品です。
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かつてはここも武雄温泉の公衆浴場だったのですが、今は温泉資料館になっています。
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これがかつての浴場ですね。
どこかに付いていたものでしょうか、温泉マークも残っていました。
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武雄といえばどうしても温泉のイメージが強いのですが、実は僕の「行ってみたいリスト」に載っている場所が2個所もあったので、今回は自転車を借りていざ、観光へ。
まるで山水画の世界「御船山楽園」
まず最初は武雄市街の北の高台にある御船山楽園。
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中国の山水画みたいな庭園ですね。
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冬なので華やさには欠けるのですが、ここに季節の花々や秋の紅葉、雪景色などが加わると、それはそれは絶景となるのです。
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この庭園に隣接した「御宿 竹林亭」という旅館がまたすごいんです。
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僕も昔はよく利用してたんですけどね。
ま、VIPのお客様にご案内してただけですが。
宿泊者以外は敷地には入れないので、写真も雰囲気だけですが、殿姫ごっごするにはこれ以上雰囲気の合うところはありませんね、きっと。
武雄神社の恋の射抜きとか「大楠」とか
僕が武雄に来ていることをFacebbok知った佐賀出身の友達が「武雄神社の大楠を見なきゃモグリですよ」と教えてくれたので、続いて訪れたのは武雄神社。
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武雄神社は武雄でもっとも由緒ある社。
年越しの大祓いのためでしょうか、茅の輪が設置されていました。
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茅の輪くぐりとは「はらへたまへ~ きよめたまへ~ まもりたまへ~ さきはえたまへ~」(祓い給へ 清め給へ 守り給へ 幸え給へ)とか高らかに唱えながらをこの茅の輪を3回くぐること。清く正しく美しい僕自身にはまったく必要性を感じないので、世俗の迷える民のために邪念とか煩悩とかを僕がまとめて祓ってあげようかと思ったのですが、ちょっと恥ずかしいので今回は心の中で済ませといてやったぜ!
そしてこれは「歩射みくじ」という占い?だそうです。
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願いを込めた矢を破魔弓で射て、的の輪を通れば満願成就。
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恋占い用の赤い矢で、この的を射ぬけば、今宵はムフフ。。。
言葉と文字で女子のハートを射抜くのは戦国時代の弓の名手、立花宗茂ばりの私。その命中率98.5%というデータが残っていますが、リアルな弓矢でこの大きな円を外しちゃうと今後の武運が急激に下がるような気がしたので、これも心の中で済ませといたぜ!
そしていよいよ武雄神社の御神木、樹齢なんと3000年の「大楠」へ。
境内の薄暗い竹林を抜け、上り坂をしばらく進むと、目の前に圧倒的な大木が。
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おおおおお(リアルに出た声)、これはスゴイ!
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パワースポットとかそーゆ-の、実はあんまり感じないし興味もなかったのですが、ここはちょっと違いましたねー。
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パワー出てます出てます!って感じで手を伸ばしたくなる気持ち、よーくわかります。
地元のボランティアガイドの方でしょうか、近くで詳しく説明してくれるおじーさんがいたのでそれとなく聞いていると、この大楠にはいろんなものが潜んでいるんだそうです。
これは大蛇。
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うーん、なるほど。
これはどーさん、もとい、ぞーさん。
(うちの娘は小さいとき「ぞ」がうまく言えなくて「どーさん、どーさん」ってよく言ってました)
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では、このなかにいるのは?
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・・・・・ゴリラなんだそうです。
このほかにも昇り龍とか犬とか、いろいろいるんだそうです。
武雄市図書館の幸せな高校生たち
武雄めぐりの最後は、この武雄神社の目の前にある武雄市図書館。
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ここ、ずっと来たかったんです。
TSUTAYAで有名なCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)が武雄市から委託を受けて運営していて、当時日本最先端の図書館とも言われていたのです。
まずは本館の横にある武雄市こども図書館へ。
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明るくて開放的なスペースいっぱいを使って読み聞かせ会をやってました。
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きっと武雄の子どもたちの中から、第2の私みたいな稀代の妄想紀行作家が輩出することでしょう。
そしてこれが武雄市図書館の館内(写真撮影許可スペースから撮影しています)。
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おおおおお、カッコよすぐる!!!
図書館として本を借りるだけでなく、中にある蔦屋書店で本を買うことも、スタバでコーヒー飲みながら本を読むこともできるんですと!!!
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素晴らしいですね。
いいなー武雄市民!
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若き武雄市民よ、そのありがたみをしっかりと噛みしめて、勉学に励み、私みたいな立派な人間に育つんだぞ!
<2017年12月訪問> 最新の情報は公式サイト等でご確認ください
武雄温泉への旅
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