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佐賀県の呼子と言えばとにもかくにも「イカ」で有名ですが、実はそのほかにも見どころは結構あるのです。
そのひとつが今から400年以上前、日本の西の端っこに突如現れた、今は無き夢のお城、名護屋城(なごやじょう)。
もうひとつはその名前が💛っぽいから、という理由だけで、恋人の聖地にまつりあげられ、世の中のムフフな男女の憧れの地にさせられてしまった波戸岬(はとみさき)。
そんなわけで今回は「呼子行ったらイカ食って帰るぞー」というだけじゃない、ツウな呼子の過ごし方を紹介します。ムフフな恋人一緒じゃないけど。
今は無き夢の城下町、名護屋
にゃ古屋(名古屋)城じゃありませんよ、名護屋城。
このお城は秀吉の朝鮮出兵のために、玄界灘を挟んで朝鮮半島を望む呼子の高台に築かれた巨城だったと言われています。
名護屋城へは呼子の町から半島を巡回するコミュニティバスで行くことができます。
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名護屋城跡内には佐賀県立名護屋城博物館があるので、まずはそこに行ってみます。
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かなり立派な施設ですが、なんと入場無料。
秀吉の朝鮮出兵に関する資料だけでなく、日本列島と朝鮮半島の交流史などの展示が行われています。
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これが往時の名護屋のミニチュア。
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この小さな半島に全国の大名が集合し、130ヵ所ほどの陣屋が設けられ、最盛期の人口は当時のロンドンを越える20万人ともいわれています。
今の人口、たぶん2~3000人くらいじゃないかな。
これは安宅船(あたけぶね)と呼ばれた当時の戦艦。
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なんだかお殿様の酒池肉林的な艶めかしい匂いがしますが、安心してください、戦艦ですよ!
名護屋城跡に行くなら、この名護屋城博物館でタブレットが借りたほうがいいよ、と聞いていたのでさっそく借りてみました。
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はじめてですよー、こーゆーの使った観光!
ARとかVRとか、これからはそーゆー時代になるので、いやいや、俺は妄想で頭ん中に思い描くからいい!とか言ってるAV見過ぎ的なおぢさんは時代遅れになっちゃいますからね。
幻の名護屋城跡へ
そんなわけでいざ、タブレットをもって、大手口の坂を上ります。
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おおおおお、なんか出てきたぞ!
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本丸広場にのぼると、北東方面に呼子大橋と呼子の港が望めます。
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この向こう側に、諸大名の陣屋がいくつも築かれていたんですね。
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天気がよければ壱岐・対馬が望める、ということで、この日は壱岐はうっすらと見えましたが、さすがに対馬は見えませんでした。
せっかくなので天守閣見なきゃね、と歩いていると、おおお、いきなり出てきた!
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でも近すぎて全貌わからんぞ。
意外とズバリ全貌が見える場所を探すのが難しくて、タブレット持って本丸広場の中をウロウロしていたのですが、天守の中に入り込んじゃって、女中部屋で若い娘が着替えてる場面や、殿の秘室で「あーーれーー(帯グルグル)」のシーンに遭遇しちゃった末、ようやく見つけましたよ、天守全貌。
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おおお、立派だ!
ちなみに「女中部屋」とか「あーーれーー」とかは高貴なる僕のための特別タブレットだけに見えるものなので、皆さんがそれを期待しても見えません。あしからず。
ちなみに天守閣の全貌、タブレットを外すとこんな感じの場所だったような。。。
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このタブレットのレンタルも無料ですからね。
佐賀県素晴らしいぞ!意外と財政豊かなのか?
💛の岬、波戸岬へ
さて、名護屋城のあとは「波戸岬でさざえ食え」、という佐賀出身の同僚からのリコメンドが来てましたので、とりあえず次のコミュニティバスで行ってみます、波戸岬。
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駐車場の前にさっそくさざえのつぼ焼き小屋が2棟、並んでました。
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なるほどー、こういうことだったんだな、「さざえ食え」ってのは。
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しかしながら僕のファンクラブ会員の紳士淑女はご存知の通り、僕はサザエもワカメも花沢さんも苦手で、唯一付き合ってもいいなーと思うのはノリスケさんの奥さん(タイ子っていうんですよ!知ってましたか?)くらいなので、ここは雰囲気だけでごちそうさま!
でも、さざえだけでなくてカキとかイカもあるので、貝と酒と女(男)好きな紳士淑女の皆さまにはお勧めの場所ですよ!
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さてこの波戸岬、なかなか風光明媚なところで、サザエさん以外にも意外と(失礼!)見どころが多いのです。
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海中に棲息する動植物が見られる、玄海海中展望塔。
そして恋人の聖地「ハート岬」!
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出たよ、恋人の聖地!
なんで俺がひとりでこんなところ来なきゃならんのだ!
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波戸岬、はとみさき、ハートミサキ…そんな単純でいいのか、恋人の聖地!
このベンチに二人で座るとその夜はムフフできるとか、そんな根拠のないうわさに騙されて、今夜も何組のカップルがムフフを迎えるというのだ!
ホントはタイ子みたいな癒し系がいいけど、サザエさんでも花沢さんでもいいから、なんなら一緒に座りたいぞ!
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・・・どうやら少し疲れてきたのかもしれません。この時は長い九州旅の最終日近かったんでね。
偶然見つけた「みかん小学校」へ
そんなわけで、東京へ帰るために、呼子からバスで唐津へ行き、そこでJRに乗り換えるのですが、行きに車窓からちょっと不思議なものが見えたので、それを確認しに行ってみようと思います。
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調べてみるとこれはどうやら知る人ぞ知る「みかん小学校」らしいのです。
最寄り駅は唐津駅からJR筑肥線でひとつめの和多田駅で、そこから歩いて15分。
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正式には「唐津市立成和小学校」と言います。
校舎屋上の貯水槽のカバーがこの地域の特産品のみかんになっている、という以上のことはよくわかりませんが、知る人ぞ知るB級スポットらしいですね、ちょっと柿にも見えるけど。
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冬休みで誰もいないみかん小学校は、雲一つないお正月の午後の柔らかな太陽に照らされて静かに佇んでいました。
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恋人の聖地よりこっちのほうがずっと聖地だぜ!とか思ったけど、タイ子さんみたいな人が一緒だったらまた考えも変わるかもしれません・・・
<2018年1月訪問> 最新の情報は公式サイト等でご確認ください
名護屋城/波戸岬への旅
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