高松と聞いて「ああ、あの讃岐うどんを食べに行くところね!」とか思っていませんか?
おっしゃる通り、うどんの名店揃いなので、3泊4日で死ぬほど讃岐うどんを食う、みたいな修行を否定するわけではありません。
でも実はうどんとうどんの合間にワーケーションをするのもおすすめなんです。
うどんとうどんの合間のワーケーションの合間に、絶景タワーや歴史的建造物、栗林公園など、気晴らしにブラブラするスポットも数多くあるんです。
今回はそんな魅力的な高松で、うどんワーケーションをしてみたお話です。ワーケーションが合間すぎて、いつ仕事してるんだって話もありますが。
ワーケーションおすすめホテルは「JRクレメントイン高松」
高松でのワーケーション出発前に、「高松 ワーケーション」で検索してみたところ、一番最初に出てきたのが「うどん県旅ネット(香川県のメイン観光サイト)」の「高松市内ワーケーション2泊3日モデルコース」のページ。
おお、すごいな、モデルコースまでできてるのか!
・・・やっぱりうどん食って観光してその合間に仕事してる!
うどんばっかりじゃ飽きるだろうって、一応骨付鶏とか朝がゆとか入ってるけど・・・
いやいやいやいや、そうじゃない!僕がしたいのはマジなワーケーションなんだ。
1日8時間、しっかりワークする合間にうどん食って、アイデアを創出するためにクリエイティブな空間を散歩する、みたいな!
なので基本はホテルの客室でワークやオンライン会議しながら、気晴らしに外で仕事する形にしました。
今回泊まったのは、高松駅前の「JRクレメントイン高松」(下の写真の左側のホテル)。
右側は「JRホテルクレメント高松」で、高松市内ではもっともグレードの高いホテルのひとつ。
同じ系列のホテルですが、「クレメント」は女子と行くところ、「クレメントイン」はワーケーションで行くところ、と個人的に使い分けています(「クレメント」には行ったことありませんが)。
高松に住む僕のパイセンが「ワーケーションならクレメントイン!」と絶賛すすめてくれたので、今回はこちらに決めたのでした。
JR高松駅前、ことでんの高松築港駅前、ということでアクセスが至便というのも素晴らしいのですが、このホテルがすごいのは、展望大浴場。
男性浴室からは高松港や屋島、高松市街を一望できるのです。
ワーケーションの話なのにいきなりお風呂の話をするのもナンですが、一日の始まりを、こんな朝風呂からスタートすれば仕事もはかどること間違いありません。
おすすめのワークスペースは「高松シンボルタワー」
高松でのおすすめのワークスペースは、高松駅のすぐそばにある交流拠点施設「高松シンボルタワー」。
クレメントインからは歩いてすぐなので、客室でのワークが続いたら気分転換にすぐ行くことができます。
タワー内の「Setouchi-i-Base」は、テーブル席、一人専用席、ミーティング席など様々なスタイルの約110席があるコワーキングスペースがあり、時間単位で利用できるドロップインでの利用もできます。
でも本当のおすすめは、この最上階の展望台。
瀬戸内の島々や高松港を見下ろせる場所に数席の無料ワークスペースもありますので、天気がいい日は最高の気分でワークできます。
僕は瀬戸内の島大好き人間なので、こんなふうにフェリーが出ていくのを見るたびにそわそわしちゃってダメなんですけどね。
シンボルタワーの展望台には天空のピアノもあります。
これは誰での自由に弾けるので、僕も気分転換にショパンのポロネーズでも奏でようと思ったんですが、ギャラリーが集まってくるとワーケーションどころじゃなくなるので、「ねこふんじゃった」くらいで済ませておきました。
丹下健三建築の「香川県庁舎」は創造力を働かせる場所
「文化遺産としてのモダニズム建築20選」に庁舎建築として唯一選ばれた「香川県庁舎 東館」は日本を代表する建築家・丹下健三によるオフィスビルの最高傑作とも言われる作品。
特にこの東館の「高層階」と呼ばれる建物は、「日本の伝統的建築表現」と、コンクリートという近代的な素材による「モダニズム建築」が融合されたものとして高く評価されています。
庁舎の南庭にあるのは、なんと日本庭園。
庭内には地元産の石で作られた「石灯篭」がいたるところに設置されています。
全面ガラス張りで、明るく開放的な空間となっている1階のロビーには、香川出身の画家・猪熊弦一郎による壁画。
丹下健三氏作品を中心とした、香川県庁舎建築ギャラリーもありました。
「ピロティ」と呼ばれる、地上階を全面開放した空間も香川県庁舎の特徴。
高さ約7mの開放的な空間は、県民のため広場として設計され、催し物などで利用されています。
香川県庁舎にワークスペースはありませんが、ここはクリエイティブなアイデアを生み出しやすい場所。うどんランチのついでにふらっと立ち寄るのがおすすめです。
その香川県庁とセットで行きたいうどん屋さんが「さか枝」。
古くから地元民に愛される県庁裏の超人気老舗セルフうどん店で、お昼時にはたくさんの人で賑わいます。
自分で麺を温め、タンクからいりこベースのだしを注ぎ、お好きな具をトッピングしたらできあがり。コシがありながらもちもちとした麺は絶品の誉れ高いお店です。
栗林公園の散策も高松ワーケーションの特権
高松のワーケーションのいいところは市内から気軽に栗林公園に行けること。
なんか散歩ばっかりしてるけど、それでワーケーションって、あってますか?
いやいやいやいや、これこそワーケーションの神髄なんだよ。
ホテルでたくさんインプットしておいて、知らない町をブラブラしながら、いつもと違う女の子とかとすれ違った瞬間にアイデアがあふれてきたりしてね。
なんか遊びながら仕事してるようにも見えるけど・・・
そう、それでいいんです!
遊びながら仕事したって、都会のビルでウンウンうなっても出てこないようなアイデアをアウトプットできるなら、こんなにいいことないじゃないですか!
そんなわけで脳みそを無にして園内をふらつきます。
平日の午後2時半の栗林公園は、人もまばらで、余計な煩悩も入ることもなく、インプットされたアイデアが頭の中で化学反応を起こし始めます。
いいぞいいぞ、なんかもう少しでいいアイデア出てきそう・・・
あ、仲睦まじそうなカップル発見しちゃった。くっそーうらやましいぞ!
と、グレートなアイデアを創出するのは、ワーケーションの達人でもなかなか簡単には行きませんが、ぜひ皆さんもワーケーション効果、試してみてください(ちなみにホテルに戻って怒涛のようにアウトプットしたアイデア、きちんと企画にまとめました)。
そんな栗林公園近くの讃岐うどんの名店といえば「松下製麺所」。
「製造卸」という看板の文字のとおり、まるで製麺所の一画がお店になっているような殺風景な雰囲気で、完全セルフサービス。
うどんの玉数と熱か冷かを言うと、どんぶりに麺を入れてくれるので、あとは自分で釜に入れて湯がいたら、出汁と薬味を入れて完成。もちろんトッピングもあります。
ここは朝7時からやっているので、シンプルなかけうどんを朝ごはんがわりにしてもいいかもしれません(僕は朝食で食べました)。
もちろんこの他にも朝夜の散歩や、うどん以外のグルメも楽しめる高松。ネタ多すぎるので別の記事でも紹介してますが、実はぜんぶワーケーション中に行ったお話です。
今回僕は5日間しかいなかったけど、瀬戸内の島での日帰りショートワーケーションも含めれば、1週間くらいいても飽きないんじゃないかな。
<2022年10月訪問> 最新の情報は公式サイト等でご確認ください
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高松ワーケーションへの旅
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