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都営バス最高地点「上成木バス停」と名栗の里【東京都/埼玉県】

東京23区を中心にほぼ大都会を走っている東京都営バス。この都営バスの停留所の中で最も高い場所にあるのが青梅市の「上成木停留所」

僕は以前都営バスの最長距離路線の旅をしたことがあるのですが、その時に「都営バスの最高標高停留所」というのもあると聞いて、いつかそこに行ってみたかったのです。

その標高は315mと聞けば意外とたいしたことない、とお思いでしょうが、実際に行ってみるとなかなかどうして、かなりいい感じの山間部です。

しかもすぐ先のトンネルの向こうはもう埼玉県。

今回はその上成木までバスで行って、そのまま埼玉に抜けて名栗の里をめぐった時のお話です。

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都営バス最高地点「上成木」バス停へ

上成木バス停があるのは都営バス「梅76」系統の「裏宿町~上成木」線

青梅の西側から青梅市街の中心部を通り、その後北西に向きを変え埼玉との県境に迫ったところに終点の上成木があります。

出典:東京都交通局(転用禁止)

11月のよく晴れた日曜日。人混みのない場所で気軽に紅葉でも楽しめないかと青梅方面を物色していた時にこのバス路線があったことを思い出し、ふらっと乗ってみたのでした。

都内方面からだとJR青梅線の東青梅駅前から乗車するのが便利なので、ここからスタートします。

バスは東青梅を出発するとしばらくは住宅街を走りますが、やがて成木街道に入ると道は上りにかかります。

僕の乗ったバスは途中、成木街道を外れて「小曽木」というバス停まで行って折り返し、再び上成木を目指す便でしたが、途中からはまるで都営バスのイメージからは想像もつかないような山道でした。

都営バス最高標高バス停 上成木

始発から所要は約45分(東青梅駅からは約30分)、終点の上成木のバス停に到着します。

停留所は上成木の集落入口にあるポツンとありましたが、イメージ的にはこの写真を見せて「限界集落日本一の群馬県南牧村です」と言ってもみんな信じるのではないかと思います。

この路線1日4往復しかないので、すぐに戻りたい方は折り返しのバスに乗るしかありませんが、それだと数分しか滞在できないので、僕は折り返し便を見送ってここに残ることにしました。

上成木で降りた乗客は僕ひとり、乗った乗客はゼロでした。

上成木は奥多摩の人気ハイキングコースである標高759mの高水山(たかみずさん)の登山口の表参道だそうです。

ここから約150分で常福院龍學寺を経由して山頂まで行き、そのまま青梅線の軍畑駅まで下れるのですが、こちら側の表参道は交通の便が悪いのであまり利用者がなく、静かなハイキングが楽しめるようです。

紅葉もきれいだと言われる高水山には今回は登山しなかったのですが、このバス停のあたりでも紅葉は十分に楽しめました。

上りのバスを見送ってしまったので、あとは自力で帰るしかないのですが、実はこのまま東京側には下らずに、県境を越えて埼玉に抜ける方が便利なのです。

上成木から成木街道を500mほど上ると埼玉との県境にかかる「小沢トンネル」があります。

この500mほどのトンネルを抜けると、そこは埼玉県飯能市の名栗地区に出るのです。

名栗の里の紅葉へ

名栗は、いまでこそ飯能市と合併し、その一部となってしまいましたが、かつては名栗村と呼ばれ、首都圏から最も近い鄙の里のひとつでした。

僕も名前は知っていたのですが今まで一度も訪れたことがなく、今回、上成木の地図を見ていて、思わぬ形で名栗に行けることを知ったのでした。

県境のトンネルから坂道を下ること約20分(上成木から都合30分)、入間川沿いの名栗の集落に出たので、少し散策してみようと上流の村の中心部に向けて歩いてみます。(ちなみに上成木から名栗まで公共交通機関はありませんが、名栗まで出ると村内と飯能を結ぶ路線バスが走っています)

名栗川橋は鉄筋コンクリート造りのアーチ橋としては埼玉県内最古の橋だそうです。

名栗川橋のたもとから西へ行くと名栗温泉大松閣がありました。

首都圏から近い比較的大きな温泉旅館として名前を聞いていたので表敬訪問。別棟のレストランでランチでも食べようかと思いましたが、なんと満席でした。

別棟のレストラン。確かに雰囲気がいい。
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この先に名栗湖があったので、紅葉はどうかな、と行ってみたのですが、ダム湖の入口付近にはまったく紅葉はありませんでした。

むしろダムの手前にあった名栗の里の紅葉が素晴らしかった。

大きなイチョウの名栗のマザーツリー(勝手に命名)を中心に、川沿いには真っ赤なもみじが並んでいました。

そして名栗を歩いていて気になったのはこの山の上の塔のような仏像のようなもの。

何かに引き寄せられるように上流へと行ってみます。

名栗の紅葉名所、白雲山鳥居観音

山の上に見えていたのは救世大観音と呼ばれる観音様。

ここは白雲山鳥居観音と呼ばれる名栗の紅葉の名所だったのです。

埼玉百選にも選ばれたこの山は広さが約30ヘクタール(東京ドーム6.5個分)あり、その山内各所には開祖平沼彌太郎氏が30年以上もの年月をかけて築いた建造物が点在しています。

ということはどうやら山の中をけっこう歩く、ってことらしいっすよ、旦那。

一番奥の救世大観音まで片道45分、ひえー。 ©鳥居観音(転用禁止) 

でもまあせっかくここまで来たんだから、と山を登る登る登る!

結構高いところまで来たよ

最初のポイントが平和観音(地球愛護平和観音)

なんだかちょっとワンダーな感じになってきたぞ・・・

ここにある展望台から眺め。

谷の向こうまでまだ結構距離あるじゃん

次のポイントは玄奘三蔵塔

ここには孫悟空の活躍で知られる物語「西遊記」の三蔵法師、正式名は玄奘三蔵法師の霊骨が祀られているそうですが、それって地味にすごくないですか?

ここまでは車でも来られるようでした。

ますますワンダー!鳥居観音。

そして最後は鳥居観音のシンボルでもある救世大観音

その横にあるのがガンダーラ遺跡から発掘されたものを参考に建立された納骨塔。

なんかこのスポット全体の雰囲気、どこかで似たようなのあるぞ、と思ったら、それは広島の生口島にある耕三寺でした。

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なんとなく、一代で身を立てた個人の篤志家的な人が各地の有名建築を模して作っちゃった宗教法人的なところが似てるかな、と思っていたのですが、この開祖、平沼彌太郎氏は家業の林業経営の傍ら名栗村長、埼玉銀行頭取、参議院議員を歴任した郷土の偉人なんだそうです。

ワンダーとか言って、どーもすんません。

帰りは太ももがパンパンになるくらいの急な坂をくだり、名栗の里へと戻りました。

なんかふらっとバスに乗るだけのつもりが、結果的に大変な山登りになってしまった1日だったな。

<2020年11月訪問> 最新の情報は公式サイト等でご確認ください。

都バス最高地点、上成木への旅

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