福岡県の田川市といえば、筑豊を代表する炭鉱都市。しかしその閉山のあとは他の炭鉱都市と同様、町から賑わいが消え、なんとなく暗い「過去の町」のイメージがありました。
ところがそんな僕の「田川」像を一瞬にして吹き飛ばしてくれるメディアを発見したのです。それが「たがわライフ」。
なにこれ、めっちゃおもろそうやで！ということでまんまと行っちゃいました、田川に！
そしてそこはほんとに想像を超えたワンダーランドだったのです…（ちょっといいすぎ）
衝撃の地域メディア「たがわライフ」
「たがわライフ」・・・僕がこのWebサイトをなぜ知ったのか、もう細かくはもう忘れちゃいましたが、おそらく田川市内のどこかのB級スポット情報をからたどり着いたのでしょう。
そして最初に目にしたのがこの記事でした。
わりと衝撃！
今までこういう地域メディアで一番おもしろいのは、僕のファンクラブ会員女子がライターとして活躍している熊本の「肥後ジャーナル」だと思っていたのですが、これもけっこうおもろいぞ！
もちろん月間100万PVを誇り、やんちゃだけど最近ちょっと洗練されてきた肥後ジャーナルにはまだまだ及びませんが、なんだかちょっと似た香ばしさが漂っています（…ほめ言葉です）。
そんなわけでうっかり行っちゃったんですよ、たがわに。
そしてさっきの記事に書いてあるスポットのいくつかをまんまとめぐっちゃったんですよ。
すごいな、たがわライフ。「日本に恋する伝道師」のハートわしづかみ！
「福岡のマーライオン」と「スティーブンスピルバーガー」
まずは「たがわライフ」で紹介されていた中で僕が一番行ってみたかった場所、「福岡のマーライオン」に向かいます。
と、歩きははじめるといきなり発見したのがこの病院。今はもうなかなかないタイプの「質実剛健、昭和の外科！」って感じですよね。
小学校の時、友達が盲腸になって入院させられて、院長先生がガンガンメスを振ってた外科病院みたいですね。
今はもう盲腸になってもすぐには開腹手術とかしないみたいだけど。
・・・話を戻しましょう。
最初の目的地は、駅から徒歩5分ほどの場所にある「彦山川の狛犬」。まるでシンガポールのマーライオンみたいに、めっちゃ水吐いてるらしいのです。
おおお、これすごい！福岡3大がっかり名所として認定できるかどうか確かめてみたいぞ！
ということで歩いて行ってみました。
あれ？水吐いてない…
どうした！？福岡のマーライオン！
と叫んでみても何の反応もありません。基本は土日祝は水を吐いてるらしいのですが、暑すぎて休憩中なのか？
ちょっと理由がわからないので、たがわライフの記事を見直してみるとこんなふうに書いてありました。
なお、水は吐いたり吐かなかったりしているので要注意とのこと。
そもそも水を吐いている理由を市役所に聞いてもよくわからないようです。
きみらもたいがいテキトーやな、たがわ（ライフ）！
ま、こーゆー場合、深入りしても答えは出てこないことはわかっているので次に行きます。
お次も記事にあった場所、ハンバーガー店「スティーブンスピルバーガー」へ行ってみます。
店名も個性が炸裂している『スティーブンスピルバーガー』は絶対に行くべきでしょう。絶品バーガーはもちろん内装もいい感じなのでデートにも使えるハズ。
とたがわライフ絶賛おすすめだったので、大いなる期待を胸に到着してみると・・・
やってない・・・
しかもその理由がワンダーすぎる…
それにしてもゆるいぞ、たがわ（ライフ）！紹介してるとこ、どこも稼働してないじゃん！
一瞬そう思いましたが、たがわ（ライフ）の名誉のために補足しておくと、その後ちゃんと記事通りの場所もありましたので、また後日紹介します。
インスタ映え商店街？伊田商店街
田川伊田駅前から張り巡らされた巨大な（というほどでもない）迷路のようなアーケード街が「伊田商店街」。
たがわライフによると「ここが最近めっちゃインスタスポット」なんだそうです。
その理由のひとつはこれなのかな？
このシャッターに描かれてるアート。
そうか！シャッター商店街だからこそできることですよね！
って、シャレになってないですね。
このアーケード、途中で分岐点なんかもあってかなり規模は大きそうです。
でもやっぱりシャッターが目立つのは否めないかな。
そういえば寅さん、田川にも来てましたね。
そう、この作品で共演したことがきっかけで長渕剛と志穂美悦子は結婚したんですよね。
同じ筑豊の飯塚にある嘉穂劇場も出てくるで、いつか行ってみたいな、と思いつつ、まだ行けてないんですよね。
あと、びっくりしたのはこの位置関係。線路に隣接してすぐアーケードって珍しいですよね。
裏通りにスナックが集まる飲み屋さんビルもあります。個人的には「茶色の小瓶」に魅かれるかな。
こういう花も最近は見なくなりましたね。
やっぱりここだけ昭和がまだ残ってるのかな。
伊田商店街、見方によってはインスタにも映えるかもしれません。
でもやっぱり「昭和遺産の街」って言ってほしいな。
＜2021年7月訪問＞ 最新の情報は公式サイト等でご確認ください
田川への旅
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