福岡の久留米と大分を結ぶJR久大本線にどどーんとカッパの駅舎があることを知り、一度行ってみたいと思っていました。
その駅の名は「田主丸駅」。しかしなんでこの駅の写真が借り物なのかというと、僕が行ったときはなんと運悪く工事中だったのです。
わざわざ来たのに意味ないじゃん!と怒りでちかくの河童を捕まえて、頭の皿をカチ割りたくなったのですが、実はこの田主丸、駅舎以外にもカッパがうようよいて楽しい町だったのです。
カッパ駅舎、工事中
田主丸駅があるのは福岡県の久留米市。といっても合併で大きくなった久留米市なので、かつては「田主丸町」という独立した自治体でした。
気づきましたか?駅名標のかわいいかっぱくん。
そう、この田主丸はかっぱの町として有名で、駅舎もどどーん、とかっぱく・・・・・ん?
いいかげんにしろ、古賀建設!
なんでわざわざ俺が行く日に工事してんだ!
・・・って古賀建設に怒りをぶつけてもしゃーないか。
この田主丸駅、本当はこんな感じのかっぱくん駅なはずなのですが、この日は残念ながら工事中。
くっそー、SNSでいいねゲットしまくろうと思ってたんだけどなー
仕方ないので、町なかのかっぱくんめぐりに出かけようと思います。
なんとこんなかっぱくんMAPもありました!
昔、お酒の黄桜のCMで
♪カッパッパ― ルンパッパー かっぱ黄桜かっぱっぱ
ボンピリピン 飲んじゃった ちょっといい気持ちー
のーめるのーめるのーめるのーめる いーけるけるけるけろっぷ ♪
とかいう歌が流れて、セクシーかっぱ妻が登場するシーンで、思わずよからぬ妄想した貴兄も多いかと思いますが、まあそんなかっぱ妻がどこかにいるのではないか、と期待に胸が膨らみます。
しかし1980年という時代の勢いを感じる挑戦的なCMですね。
なんで竜宮の女子たちはみんな全裸やねん!とつっこみたくなりますね。今だったら放送できないな、これ。
いざ、田主丸カッパタウンへ
さっそく駅からちょっと歩いた場所にある田主丸中央公園。
直立不動で頑固おやじっぽいかっぱがいました。
ここはマンホールももちろんかっぱくん。
田主丸(たぬしまる)という地名は、かつてここを治めていた庄屋、菊池丹後の「我楽しう生まる(たのしううまる)」という往生観から「たぬしまる」の名が付いたと伝えられていて、現在でも「たのしまる」と呼ぶ人が多いそうです。
いいじゃないか、「たのしまる」!
「愉しまる」とか「嬉しまる」とか「快しまる」とかだともっといいぞ!武蔵丸はちょっと困るけど。
田主丸の町なかにもあっちこっちにかっぱくんが。
そもそもなんでここがかっぱくんの町になったかというと、この田主丸には昔からいくつかの河童伝説があったからなのだそうです。
もとは熊本に棲んでいた「九千坊河童」と呼ばれる西日本随一の河童一族が、その傍若無人ぶりに怒った加藤清正に追われ、久留米の筑後川にやってきて水天宮(安徳天皇を御祭神とする水の神様)のお護り役として、領民を水害から守っていたという説、平家の大将・平清盛が落ち延びて巨瀬入道という名の河童になり、田主丸の中央部を流れる巨瀬川(筑後川の支流)の主となったという説等々、まあいろいろあるようです。
けっして大きくない田主丸の町ですが、なかなかしぶーい中央商店街があったので行ってみます。
なんしよーと?
ちょっとよってかん?
だって。
かわいいですな、かっぱ弁(かっぱの博多弁?)。
おおお、そしてかなりセクシーなカッパ発見!
ヤバいよこれ、美しさは黄桜のCMに出てくるかっぱ妻レベルには到底及ばないけど、露出度が高いので、まあ許そう!
そしてその横には煩悩と戦う男かっぱ。
・・・わかるよ、かっぱくん!
男には勝てる!とわかっていても戦わずに静観すべきときがあることを!
とか言って、このCM見ちゃったら、すでに煩悩と戦わなきゃならなくって困ってるんだけど・・・
<2018年1月訪問> 最新の情報は公式サイト等でご確認ください
田主丸への旅
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