小豆島のセトゲーアートで1、2位を争う人気スポットが「オリーブのリーゼント」。
これは清水和久さんのアート作品で、島のオリーブ畑の中に突如現れたリーゼントの立体作品なのですが、これがインスタ映えするアートとして大人気。
当然、うちの女子高生の娘にもウケるだろうと思って行ってみたら、予想通りノリノリで楽しんでくれました。
横浜銀蝿か、はたまたハマの番長、三浦大輔か
そのオリーブ畑に突然姿を現すのは、日本のリーゼントの聖地、神奈川が生んだベストリーゼニスト3傑、横浜銀蝿の翔か、嶋大輔か、はたまたハマの番長、三浦大輔かっていうくらいバリバリのリーゼントのおにーちゃん。
でも口が半開きでちょっとおまぬけ、とか思ってたら、これは野菜の無人販売所も兼ねていて、この顔の中央部に開けられた穴で野菜や果物が販売されているのだそうです。
おまっ、何やっとんねん!
あ、作品の横に横浜銀蝿用、嶋大輔用、ハマの番長用と3つのリーゼントのかつらがあったのか。
どれも同じだけど。
これは確かに人気あるのわかりますね。
この畑の持ち主は「岩ちゃん」と呼ばれるお父さんで、毎日このオリーブのリーゼントくんを我が子のように可愛がり、ぴかぴかに磨いているのだそうです。
実はこのリーゼントくんの口の中に入っている果物も岩ちゃんからのお接待。
岩ちゃんはよくオリーブのリーゼントを見に来た人たちに声をかけて案内をしてくれたりするのだそうですが、この日は残念ながらいませんでした。
オリーブのリーゼントの奥の家屋も自由に見学できるようになっていて、昔の農具とか生活用品とか手作りっぽいアートとかが置いてあるのですが、このエクソシスト(古い!)みたのも岩ちゃんのいたずらかもしれません。。。
小豆島の「醤の郷(ひしおのさと)」と三都半島のアート巡り
このあたりは明治時代に建てられた醤油蔵や佃煮工場が軒を連ねる「醤の郷(ひしおのさと)」と呼ばれていて、歩いていると、かすかに醤油の香りが漂ってきます。
なので「しょうゆソフト」もあるよん。
小豆島を代表するしょうゆメーカー、マルキン醤油の天然醸造蔵は、国の登録有形文化財にも指定されていて、そのうちの一つは「マルキン醤油記念館」になっていました。
本当は「醤の郷(ひしおのさと)」のさらに先から分岐する田浦半島をぐるっとまわった先端に小豆島の代表的な観光スポットである「二十四の瞳映画村」があり、そこにもアート作品があるのですが、今回は時間の関係で手前の坂手港まで。
坂手港でいったんレンタサイクルを返却してバスで島の中央部、池田港まで戻り、そこでまた別のレンタサイクルを借りようと思ったのですが、なんと池田港付近のサイクルポートには自転車在庫なし。
乗り捨て自由自在なのはいいんだけど、調子に乗って早く捨てすぎちゃったよ!
よくありますよね、恋においても人生においても。
男らしく、潔くと、えいっ!っと捨てちゃってからめっちゃ後悔することって。
・・・「もう恋なんてしない」かよっ!
そんなわけで自転車を借りられなかったので池田港からは小型サイズの町営バスで三都半島のアート巡りに向かいます。
三都半島は小豆島の南岸にせり出した細長い半島ですが、この先端の神浦(かんのうら)集落付近に数多くのアートが点在しているのです。
町営バスの運行本数は限られているので、1時間40分後のバスに乗らないと行けないのですが、とてもじゃないけど歩いて全部見るのは無理だなあ、と思ってたら、バス停の前に住民のおじさんが運転する巡回車が。
なんとその車でアート巡りに案内してくれるというのです、もちろん無料で。
さすがセトゲー。
セトゲーには「こえび隊」というボランティアがたくさん活躍しているのですが、このおじさんはこうした組織とも関係なく、
あー、せっかく来てくれたのにバスの時間の関係で全部見られねーのはかわいそうだなー
くらいな感じで自主的に車を出しているに違いありません。
これも島流のお接待なんですね。
町営バスに乗っていた他のお客さんと一緒なのでペースを合わせるのは大変でしたが、これは助かりました!
三都半島からバスで池田港を経由してバスで再び土庄に戻ります。
ところが土庄行きのバスは軒並み満員で途中の停留所からは乗れず、3台くらい見送りました。
かなり増便しているようですが、どうやらオリーブ公園から乗ってくるお客さんがめっちゃ多いみたいです。繁忙期の夕方の土庄港行きはご注意ください。
エンジェルロードへ
さて、この日のホテルは昨日よりさらにエンジェルロードに近い「小豆島国際ホテル」。
チェックインして客室から様子見てましたが、この日も結局日没近くまで人でいっぱいだったので、散策は翌日の早朝にしました。
そんなわけで翌日。
さすがに朝5時だと恋人たちもまだムフフの余韻なのか、ほぼ人影なし。
今、小豆島で最も人気のある観光地なのでご存知の方も多いかと思いますが、そもそもこのエンジェルロード、小豆島と対岸の余島の間に潮が引いた時だけ現れる砂浜の道で、いつからか「天使の散歩道」と呼ばれ、このエンジェルロードを手をつないで歩いた二人は結ばれる、というロマンティックな伝説があるのです。
エンジェルロードは1日2回、干潮の前後2~3時間にしか現れないのですが、今回の滞在ではちょうどその時間が夕方と朝だったので、エンジェルロード近くのホテルに泊まるのがベストなチョイスだったわけです、はい。
これはエンジェルロードの上から見た小豆島国際ホテルですね。
小豆島をハワイに例えると、シェラトンワイキキのオーシャンフロントルームくらい価値あるステイタスですな。
ということで、ここ、恋人の聖地にも指定されています。
エンジェルロードのたもとの小高い岩場の上にある「約束の丘展望台」では「幸せの鐘」を鳴らすことができますが、早朝ならここでごった返す恋人たちの後ろに並ぶこともなく、約束誓い放題、鐘ならし放題です。
エンジェルロードはこの約束の丘展望台」からの景観が一番有名ですね。
ということで、エンジェルロードは干潮時間と早朝が重なる時間がいちばんおすすめ!
現場からは以上です!
<2019年5月訪問> 最新の情報は公式サイト等でご確認ください
小豆島・オリーブのリーゼントの基本情報
小豆島への旅
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