米子城といえば、戦国時代に毛利一族の吉川氏により築城され、江戸時代初期は米子藩(伯耆藩)の藩庁も置かれた、山陰一の名城。
天守閣は残っていないはずですが、実は米子市内に壮麗な4重5階のお城があるのです。
これこそが現代によみがえった幻の米子城「お菓子の壽城」。
その名の通り、地元のお菓子メーカーが作ったお城なのですが、ここがなかなかワンダーなんです。
まあお城を模して現代によみがえった建物は、たいていワンダーなんですけどね。
「お菓子の壽城」とはなにものか?
米子の郊外、国道9号や431号を走っていると、突然白亜の天守閣が現れてびっくりした方もいらっしゃるかもしれません。
あら、ステキ。米子城ってこんなに色白もち肌だったのかしらん…
とちょっと混乱しちゃった貴女、今をトキめく「城ガール」、とくに「色白好きタイプ」ですね!
しかし残念ながらここはホンモノのお城ではありません。
これはとち餅で有名な米子の製菓メーカー「寿製菓」が平成5年、米子城を模して建てたお菓子のテーマパーク「お菓子の壽(ことぶき)城」。
天守閣の高さは27メートル、石垣約6メートル、屋根には105センチの立派シャチホコが設置されていて、ニセモノとはいうものの、石垣の一部はホンモノの米子城のものを使っているそうで、実は結構本気のものらしいです。
店内はとち餅以外の銘菓や山陰のいろんな土産物も売っていて、大賑わい。
観光バスも次から次へとやってきます。
ここ、試食がめっちゃたくさんあったり、天然水のコーナーがあったり、それだけでも楽しめる人がいるかもしれませんが、このお城にはさらに別の魅力があるのです。
全国唯一?お城の中の「スナバ珈琲」
このお菓子の壽城には「鳥取のスタバ」と言われるしゃれおつなカフェ「すなば珈琲」があります。
1階にテイクアウト専用の「すなば珈琲プレミアム」、2階には展望喫茶「すなば珈琲ワールド」。
もちろんここは「スナバ珈琲」で唯一お城の建物の中にあるお店。
あのスタバでさえお城の中にあるのはチェコのプラハ城くらいしかなさそうな感じなので、世界的に価値のあるお店ですよね!
お城の中なので、茶室的なスペースもあります。使われてませんが。
このすなば珈琲ワールドのもうひとつの特徴は、窓の外に大山が望めること。
大山は角度によっていろいろな表情を見せてくれますが、ここからだと、まさに伯耆富士という感じのなだらかな山容でした。
展望天守閣のツイてる神社
さらにこの壽城、屋上が展望天守閣になっていて、ここがかなりワンダーな場所だ、と聞いていたので行ってみます。
展望天守閣からは、たしかに大山がよく見えます。
本当のお城の天守閣は、ほぼどこも拝観料がかかるけど、この展望台は無料なのでそれだけでもご利益はあるのですが、ここに登るともっとすごいご利益があるのだと言います。
それがこれっ!
ツイてる神社!!
「ツイてるツイてるツイてる」と連呼しながらこの鐘を鳴らすと、ツイてツイてツキまくるんだそうです!
そしてさらにすごいのが「ツイてるシール」。
サイトによると、このシールからは、明治の大将軍、乃木大将と同じ強さのエネルギーが出ているそうです。(日本相対磁場研究所、三上晃先生調べ。)
その効能が、こちら。
ツイてるシール3大原則
■貼れば貼るほどツイてくる。
■見れば見るほどツイてくる。
■言えば言うほどツイてくる。
その結果、こんなスゴイことになってるようです。
プロ野球すでに数球団がキャンプからヘルメットにシールを貼ってプレーを行う予定。プロ野球の選手、格闘技の選手を中心に「ツイてるシール」がうわさになっています。テレビで「プロ野球ニュース」などにも、とりあげられました
ホンマでっか?
いやいやいや、信じてないわけじゃないんだけどね。Amazonでも売ってるみたいだし。。。
そのほかにもいろいろ書いてあるので、よかったら見てあげてください
「現代によみがえったお城はたいていワンダー」説がまた一つ証明されましたね。
<2019年4月訪問> 最新の情報は公式サイト等でご確認ください
「お菓子の壽城」への旅
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