真っ青な海を背景に、7体の大きなモアイ像。
おー、家を出てはるばる48時間、とうとうやってきたぜ南米の孤島イースター島!
と思わず感嘆してしまいそうな壮大な場所が日本にもあるのです(※感嘆には個人差があります)。
それが宮崎の「サンメッセ日南」。でもそもそもなんでここにモアイなんだ?
サンメッセ日南のモアイは本家長老会のお墨付き!
サンメッセ日南があるのは、かつてのハネムーンの聖地であり、日本の南国宮崎県のさらに南端近く。まあ、もうほぼ熱帯と言ってもおかしくはない場所ですね。
なんてたってここにあるのは世界で唯一、イースター島の長老会から許可を得て完全復刻したモアイなんですよ、モアイ。
行こうと思ってもなかなか行けないイースター島に、日本にいながら行けちゃうんですから、もうここだけ熱帯にしちゃってもいいでしょう。
しかしなんでここにそんな「由緒正しきモアイ」があるのでしょうか?
かつてイースター島のモアイ像は、部族間の抗争やチリ地震の影響で、一時期、そのほとんどが無残にも倒れたままの状態で放置されていたのですが、とある日本のクレーンメーカーが、機材と資金を提供して一部のモアイ像を修復したのです。
そのお礼として、クレーンメーカーと縁のあったこのサンメッセ日南に長老会公認でモアイたちがやってきた、ということなのだそうです。
しかし現代でもまだ「長老会」って組織が残ってるのがいいですね。世界はまだまだ広い。
何はともあれさっそくモアイへ
宮崎にモアイ像があることは知っていたのですが、九州に出発する少し前、近所の床屋のおにーさんと旅行の話をしていたら、彼が宮崎のモアイをどーしても見たい、とやたら強調するので、僕もついその気になってしまい急遽予定に入れてここまで来てみたのでした。
「サンメッセ日南」はモアイ以外は正直つかみどころのないテーマパーク(?)なのですが、やはりモアイ目当てなのでしょうか、夏休みの土曜日ということもあってまあまあの人出。まあ今の時代、ひとつ尖がったものがあれば十分なんですよね。
ここは海岸沿いの山を切り拓いて作られたようで、海を見下ろす高台の傾斜に沿って園内の施設が点在しています。
かなり急な勾配を登らなければならないため、園内で貸し出している電動のカートを使っての移動が便利なんですが、このカート、気分爽快でなかなか面白かったです。
まずはなんといってもモアイだろ、ってことで海の方へ下っていくとありました、7体のモアイ!
いやー、ホンモノそっくりですね、見たことないけど。
サンメッセ日南の園内には7体のモアイ像が海岸沿いに、3体のモアイ像が園内の斜面に復刻されています。
ちなみに、このモアイ像は震度9の地震や風速60mの台風にも耐えられる、非常に屈強なものだそうですが、震度9ってどんな地震や!モアイは耐えても日本沈没するやろっ。
うしろ姿はちょっとおまぬけ。
空が青いですね。
モアイはいろんなパワーを持っている
ここに並ぶ7体のモアイは、それぞれが運気を上昇させるパワーを持っていて、自分がほしいと思うパワーを持ったモアイ像に触るとその運気が上がるのだそうです。
それぞれのモアイの得意なパワーは、海に向かって左側から①仕事運②健康運③恋愛運④全体運(夢叶う)⑤結婚運⑥金運⑦学力運で、特に左から3番目の恋愛運と右から2番目の金運のモアイが人気だそう。
愛とか金とか、庶民はやだねー。俺はもちろん⑦学力運だなっ。
さて、モアイのあとは電動カートに乗って高台に登ってみます。
これが天空の塔といわれる建物。
この先端まで行くと、上からモアイが眺められ、ここが絶景ポイント。
海も青いですね。
丘の上にはレストランやギャラリーのほかに太陽の丘や太陽の階段、地球感謝の鐘といった若干主教チックな施設があります。
山の中腹には、こんな感じのアートみたいなものが。
なんかこのアートの向こう側にもモアイがいますね。。。
これは「モアイと海を見るヴォワイアン」という作品。
青や緑、黄色、オレンジ、ピンク色に塗られた人物が海とモアイを眺めながら座っている姿がいろいろなところで見られます。
アートパークというほどの規模ではありませんが、なんとなくそんな感じもする、サンメッセ日南でした。
でもまあ、見どころはとにかくモアイってことで。
<2015年8月訪問> 最新の情報は公式サイト等でご確認ください。
サンメッセ日南の基本情報
サンメッセ日南への旅
コメント