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足立美術館のち難攻不落の天空の城、月山富田城【島根県】

足立美術館はミシュラングリーンガイドジャポンで三ツ星に評価され、今や日本を代表するクールな庭園として有名。

GWに隠岐をめぐり、本土に戻って山陰を観光する機会があったので、混んでるだろうなとは思いつつ寄ってみたら想像通りの賑いだったので早々と退散したのですが、そのあとついでに行った月山富田城がなかなかよかった。

難攻不落の天空の城と言われている通り、結局は攻略できなかったんだけど。

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庭園見るか、人見るか。GWの足立美術館

GWに隠岐をめぐって本土に戻り、松江に宿泊した翌日。

以前から行ってみたいと思っていた足立美術館に(恥ずかしながら)初訪問してみました。

少しでも混雑を避けるために松江を早めに出て、JRと路線バスを乗り継いで開館と同時に着いたつもりでしたが、この状態。

あらまー、もう並んでますわ。
まあ5連休の中日の、一番人出が多い日なので仕方ないんですけどね。

みなさまご存知の通り、この足立美術館はミシュラングリーンガイドジャポン三ツ星で、米国の日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」によるランキングでも、2003年から14年連続で日本一を続けている庭園がつとに有名(当時)。

この石碑の「2003年から14年連続」という部分が毎年入れ替えられるようにできているのが小憎らしいですが、でもまあそれだけ自信があるのでしょう。

足立美術館の主庭、枯山水庭が見えてきました。

おおお、さすがにこれは壮観。

庭園前が混みあう前に、と他の展示はそこそこに、スタコラやってきましたが、ああやはりこの状態。
スマホの普及で1人1台デジカメ時代になったこともあり、ほとんどの人が写真撮りまくってます。

うーん、なんだか庭園を見に来たつもりが、人を見てるような感じ。

それでもなんとか人垣の間をぬって僕もパチリ。
これは苔庭

この庭園の庭師は神の目を持っているようで、どんなに遠くから見ても庭に落ちているゴミを見逃さないんだ、と聞いたことがあります。

創立者の足立全康(あだちぜんこう)さん。

ほれ、あそこにゴミ落ちとるぞ!
と言って・・・・ないか。

自らの身体一つで興した事業で財を得てこの美術館を作った足立さんは、横山大観の画と庭園には徹底的にこだわりがあったとのことですが、そのこだわりが、この美術館をここまで有名にしたんでしょうね。

庭園を目の前に見渡せる喫茶室もありましたが、窓際は早くも埋まってました。

足立美術館、通常の鑑賞所要時間は最低2時間、この日のように混んでいる日は2時間半とも3時間とも言われています。
バスツアーのガイドさんが入り口前で

いいですかー、出発時間は1時間半後、全部ゆっくり見てたら絶対間に合いませんからお庭を中心にポイントを絞って鑑賞してくださいねー

と叫んでいます。

僕もそのアドバイスを忠実に従ったわけじゃないのですが、1時間ちょっとで出てきちゃいました。どこに行っても人ばっかり見てるようで落ち着かないので、庭園以外はササっと、というかほとんど通過。

このあと時間があれば行ってみようと思っていたところがあったのですが、時間余りまくったので路線バスでさらに奥に向かいます。

足立美術館 WEBチケット【4月1日〜9月30日】※足立美術館の入館は予約制ではありません。希望日の開館時間中(9:00〜17:30)にご来館ください。/足立美術館 - じゃらん遊び体験
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「信長の野望」でおなじみの月山富田城

月山富田城(がっさんとだじょう)という名前は、ゲームの「信長の野望」で何度も目にしたお城でした。
月山という名前から、なんとなく深い山の中にある霊気漂うイメージがあって(もちろん山形の月山からの勝手な想像ですが)、カッコいい名前だなぁ、と前々から思っていました。

その月山富田城跡は、足立美術館からほど近いところにあるので、いつか足立美術館に行ったらそのついでに寄ってみよう、と思っていたのでした。

月山富田城は、足立美術館から2,3キロほど先の広瀬町の中心地近く(現在は安来市広瀬町)にあります。
美術館前のバス停からイエローバスと呼ばれる安来市のコミュニティバスに乗り、まずは広瀬町の市街地へ。

月山富田城下の広瀬藩があったこの広瀬も、古い町並みが残る、情緒あるところ。

レトロな町並みとして密かに売り出し中のようですが、足立美術館とは違ってGWにもかかわらず観光客はまばら。
でも、なかなか僕好みの町でしたよ。

例えばこんなお店。

この看板の「クラブ化粧品」、今はクラブコスメチックスと名前を変えているようですが、創業明治36年、ひーひーおばあちゃんが使っててもおかしくないくらい昔から続く化粧品メーカーらしいです。

「電話番号三十八番」ですよ。すげーなー。

こんな洋風の医院もありました。

旧東海道沿いの蒲原の町並みに似たような感じの洋風の歯科医院跡がありましたが、こっちの医院はまだ現役みたいです。

町はずれの酒蔵。

銘酒「月山」って、ますます山形っぽい。

さて肝心の月山富田城は、この広瀬の町のすぐ脇、標高約200mの月山山頂にあった山城。

天守閣は残っていない…と聞いていましたが、月山の山頂とは別の方向にこんな建物が。

さては天守閣と思わせて、行ってみたら「ホテル月山夢殿」みたいな名前の付いたムフフな建物で、天守閣の一番上の部屋は、禁断の殿の寝室で、城下の広瀬市街が一望できる360度フルオープン&3人の姫と一緒に入れるくらいの大きさのビューバスとかあるので思わず休憩しちゃったぜ!みたいなフェイントだな、と思っていたら、ここは富田山荘といって至って真面目なお宿でございました。

フェイントかけすぎだぞ!富田山荘!

さて、戦国時代の山陰の覇者、尼子氏が本拠を構え、日本五大山岳城とも言わるこの月山富田城、最も難攻不落の要塞城で「天空の城」とも呼ばれていたそうですが、そんな伝説や、月山という名前から想像するほど大したことねーなー、と思っていました、下から見る限り。

バスの出発までまだ1時間くらいあるから、ちょちょいと往復できるだろう、と登り始めてみたらとんでもない。
この月山富田城、思っているよりずっと奥が深く、とてもじゃないけど1時間で帰って来られるようなシロモノではありませんでした。

山を上り始めると、まず最初に平時は時を告げ、非常時は兵士を招集する太鼓があったという太鼓壇(たいこのだん)という場所に到着。

そこからの広瀬の町の眺めがこれ。

さらに上ると出てくるのが山中鹿之助の銅像。
鹿之助はこの月山富田城の城主、尼子氏に生涯を通じて忠義を貫いた悲運の勇将なのです。
山中鹿之助、たしかに信長の野望でもなかなかの武将でした。

この銅像のさらに上に「山中御殿」という城郭中段の防御があり、そこが落ちても、さらにそのはるか上にある月山の頂上に堀があり、守りを固めてあったため、この城は一度も落城しなかった天下の名城として知られています。

ここから見上げても月山山頂にはまだ全然近づいてない感じ。

・・・ということで、とてもじゃないけど1時間で往復はムリ、とあきらめ、月山富田城をやむなく下山。
天下の堅城、だてじゃなかったぜ。。。

昼食をゆっくりとる時間もなくなってしまったので、バス停近くのローカルスーパーで買ったおにぎりを頬張り、月山を眺めながらバスを待ちます。

こういうとき、ふと、旅に出てるんだなあ、と実感するんですよね。

<2017年5月訪問>  最新の情報は公式サイト等でご確認ください

足立美術館/月山富田城への旅

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