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紅葉の「鶏足寺」真っ赤な落ち葉スポットに行ってみた【滋賀県】

秋の関西、なんちゃってビワイチ(琵琶湖一周)旅の途中、偶然どこかの駅で、真っ赤な紅葉がゆるやかに続く石段の一面に敷き詰められているスゴイポスターを見つけました。

その場所は琵琶湖の北端に近い場所にある「鶏足寺(けいそくじ)」

今まで聞いたこともなかったお寺ですが、その写真を見て、発作的にそこに行ってしまったお話です。

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北国街道の宿場町「木ノ本」

それはどこの駅だったでしょうか、電車と自転車を交互に乗り換えながら、なんちゃってビワイチをやっていた僕が、偶然発見したポスターがこれでした。

なにこれ、めっちゃいいじゃん!

関西では有名な紅葉名所なのかもしれませんが、正直なところ僕はその名前を聞いたこともないお寺でしたが、これは行ってみたいと思いました。

調べてみると最寄りの駅は湖西線の木ノ本駅

マキノ高原のメタセコイヤやら余呉湖やら、琵琶湖の北端近くをまわる予定だったので、木ノ本はそのすぐ近くです。

そんなわけでこの木ノ本に降り立ったのですが、駅舎もなんだかカッコいい。

それもそのはず、この木ノ本は北国街道の宿場町で栄えた場所で、今でも古くていい感じの町並みが残っていました。

鶏足寺は木ノ本から5~6キロ山間部に入ったところにあるので、駅で自転車を借りて、本日の2回目のなんちゃってビワイチレンタサイクリング。
ま、ここは全然琵琶湖沿いじゃなかったけどね。

石田三成ゆかりの茶畑!

北国街道の宿場町だった木ノ本の古い町並みを抜けて30分ほど走ると古橋という集落があり、そこからは参道を少し上ります。

着いてみると平日にもかかわらずびっくりするくらい人がいます。観光バスツアーもたくさん来ているようでした。

しかしSNSの力はやっぱすごいですね。きっと誰かが発信した落ち葉の写真が拡散しまくって、こんな人気になったんだと思いますよ、知らんけど。

参道の途中に亀山の茶畑というのがあるのですが、看板読んでみるとここのお茶、石田三成のあの有名な三献茶にゆかりがあるんだとか。

三献茶とは石田三成が15歳の時に、後の主君である豊臣秀吉に、三杯のお茶を点てた際の気配りが素晴らしかったことにより、秀吉に請われて士官したきっかけとなったと伝えられている話。

鷹狩から戻って喉が渇いているときはぬるめのものを大量に、次第に湯の温度や量、茶葉や茶碗の質などをたくみに調節しながら提供し、秀吉を大いに感心させたと言われています。

おー、俺の友、石田治部!素晴らしいところじゃないか、ここ!

僕は昔から関ケ原は西軍派で、石田三成や真田幸村にシンパシーを感じるのです。たぶん司馬遼太郎の「関ケ原」とか池波正太郎の「真田太平記」に多分に影響されていると思いますが。

そうそう、ご存知の方もいるかもしれないけど、石田三成のツイート、めっちゃ面白いので皆さんもぜこれで三成とお近づきになってください!

鶏足寺の紅葉

「鶏足寺」は735年に行基によって開基された古寺。いったん荒廃するも799年最澄により再興され、山岳仏教の聖地として室町期には僧坊百二十字を容する大寺院となり、湖北仏教文化圏の中核として隆盛を極め、小谷城主浅井家三代、次いで豊臣家の祈願所となったそうです。

現在、鶏足寺と呼んでいる場所は、以前は飯福寺という鶏足寺の別院があったところだそうです

ポスターの写真となっていた落ち葉スポットは、いきなりその入口にありました。

僕みたいなテクニシャンの腕にかかると、SNSで拡散されている画像とそう引けを取らないまずまずの仕上がりですが・・・

しかし実際はちょっと上から眺めるとまだまだこんな感じ。

紅葉もまだまだ最盛期にはちょっと早いかな、という感じなので、落ち葉ももう少し積もることになると思いますが。

この落ち葉スポットは立ち入り禁止になっていて、歩いたりすることはできません。

落ち葉もこうやって写真映えするように保存されているんですね。

この鶏足寺、最盛期には湖北の比叡山と呼ばれるほど隆盛を極めた大寺院ですが、現在は廃寺となっていて、奥にお堂が残っているのみでした。

毎年秋は境内を埋める200本に及ぶもみじの古木の紅葉で賑わっていますが、普段は地域住民の手によって管理されているのだそうです。

麓にある己高閣(ここうかく)には、鶏足寺に伝わった十一面観音をはじめ、数々の重要文化財が収められています。

滋賀県民のソウルフード「サラダパン」

木ノ本に戻る途中にぜひ寄ってみたい場所がありました。
それは「つるやパン」

ここも恥ずかしながら今回初めて知ったのですが、このお店の名物に「サラダパン」というのがあり、湖国・滋賀では有名なソウルフードだというのです。

名前は「サラダ」ですがコッペパンの中に入っているのはなんとマヨネーズ和えされたタクワン

しかしこれがなかなかいけるのです。
なかなか、なんて行っちゃ失礼だな。今やこのサラダパン、滋賀県発のご当地パンとして全国的にも有名になってるんだとか。

ちょうどこの時期は映画「カメラを止めるな」とのコラボパッケージになってました。

なんでも「カメ止め」の上田慎一郎監督が木之本町出身なのだそうです。

僕も「カメ止め」見ましたが、なかなかスゴイ映画でした。

サラダパン以外にもユニークなパンがたくさんあったので、翌日の朝食用にたくさん買いだめしたのですが、僕が買い物してる間にも地元の主婦や野球帰りのがきんちょたちが次から次へとやって来て、たくさんパンを買っていきました。

ホントにみんなに愛されてるお店なんでしょうね。

<2018年11月訪問> 最新の情報は公式サイト等でご確認ください

鶏足寺の基本情報

鶏足寺(旧飯福寺) | 滋賀県観光情報[公式観光サイト]滋賀・びわ湖のすべてがわかる!
ゆるやかな参道の石段、両側のこけむした石垣、台地の佇(ただずみ)は、往時を偲ぶに十分ですが、秋は境内...
つるやパン
おもいでパン サラダパン つるやパン

鶏足寺への旅

https://www.jtb.co.jp/kokunai-hotel/list/2506/?suggestkeyword=%E9%95%B7%E6%B5%9C%E3%83%BB%E6%B9%96%E5%8C%97&multiarea=2506&room=1&roomassign=m2&dateunspecified=1&staynight=1
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