毎年4月に川崎大師近くの金山神社で行われる「かなまら祭り」は日本が誇る奇祭として世界に知られ、例年、外国人を中心に身動きが取れないほどの人で賑わいます。
ここ3年はコロナで自粛を余儀なくされ、僕が行った2022年も神事はオンラインでの開催だったのですが、お祭りの露店は復活した、ということだったので行ってみたら、想像以上に🍄だったお話です。
おかげで、普段は混雑で手に入れるのもなかなか困難な🍄もゲットしました!
※2023年はリアルで開催されるみたいです、めっちゃ混みますけど。
かなまら祭りは外国人に大人気の日本の奇祭
「かなまら祭」は、毎年4月第1日曜日に川崎市の若宮八幡宮内にある金山神社で行われています。
その起源は江戸時代、川崎宿の飯盛女と呼ばれる娼婦たちが性病除けや商売繁盛などを願った「地べた祭」だとされています。
その後、一度は途絶えていたのですが、昭和の中頃から海外の民俗学者などがここで行われていた性的な信仰を研究するようになったことをきっかけに、1977年から「かなまら祭」として復活し、男根神輿や仮装行列などの新しい形を取り入れながら現在の形になりました。
ちなみに現在の「かなまら祭り」のハイライト、男根神輿はこんな感じ。
めっちゃ楽しそう!
でもここ数年はコロナで神輿も中止だったので、実はまだ生で見たことはありません。
この年も残念ながら中止だったので、僕が行ったのは金山神社で行われていたお祭りの露店のほうでした。
かなまら祭りの「エリザベス」
さて、この金山神社の最寄り駅は京急の川崎大師駅。
駅を降りて川崎大師と反対側に向かうと、雨にも関わらず多くの人とすれ違います。
しかもほとんど外国人!
まだコロナで訪日外国人旅行者はほとんどいない時期だったので、日本に在住の外国人なのかもしれませんね。
駅から5分も歩かずに金山神社前に到着すると、その手前から長蛇の列・・・
この列の正体はなにかというと・・・
なんと🍄の形をした「かなまらあめ」。
このあめちゃん、「エリザベス」って名前がついてるけど、あってますか?
「エリザベス」とは、先ほどの動画で神輿に載って担がれていたピンク色の🍄のこと。
この日は境内の倉庫で公開されていましたが、めっちゃ美🍄!
・・・ってそういうことじゃないですね。エリザベスネーミングの由来ですね。
実はこの美🍄、浅草橋の女装クラブ「エリザベス会館」から寄贈されたものなんだそうです。
それがそのまま「エリザベス」と呼ばれるようになり、この🍄を模したあめちゃんも同じ名前になった、ということらしいのです。
だから動画でもエリザベス神輿を担いでいるのは女装の担ぎ手が多いんですね。
そしてこのエリザベスが売れる売れる!
女子が千円札握りしめて2本も3本も買っていくのです。何に使うのか!
コロナ前のかなまら祭りの際は、長蛇の列にならんでも、途中で売り切れて買えない、なんてこともあったようです。
そんなわけで、さっそく1本買ってみました!
ちょっとこの場で舐める勇気はなかったんだけどね。
金山神社には「エリザベス」以外にも🍄がいっぱい
さてこの金山神社の露店、「エリザベス」以外にもいろんな🍄をはじめとするグッズがたくさん売られています。
まずはこの「ひめ」。
いやー、これはちょっと買う勇気ないなあ・・・
えー、これも由緒あるお祭りのご神体的なサムシングじゃないんですか?
ちなみに「ひめ」はピーチ味だそうです。僕は味わってませんが。
Tシャツとかも売ってました。
EAT MEって・・・
今度これ着て女の子の家に遊びに行ったらどうなるのかな?
全力でスルーします
外国人は喜んで着るんでしょうね。たぶんこーゆーノリで!
ガチャもありますね。「CHIM CHIM GOD MINI」。
テーブルの上に抽選会で1等賞が出ると鳴らすベルがあるので、あたりとかあるのかな。
1等賞は生のやつ一本もらえます、とか言われても僕はいらないけど。
なんかこれはかわいいですね。
でもよく見るとLGBTの象徴「レインボーフラッグ」になってるので、多様性を大切にするひとへのプレゼントもいいかもしれません。
ちなみにこの露店群は、境内に面した幼稚園の園庭で展開されています。
多様性に富んだ子供がたくさん巣立ちそうで誠に好感が持てます。
かなまら御朱印をゲット!
境内の絵馬殿に入ってみると、たくさんの🍄のデザインの絵馬がかけられています。
金山神社は安産や夫婦和合、性病や下半身の傷病快癒などに霊験があるとされていて、わりと真面目な願い事で埋め尽くされています。
なんかいろいろあるけど、やはりここはアダルトな煩悩に満ちた俗物向けの場所ではなく、由緒ある神の社なのだ、という思いで身が引き締まります。
と思ったら足元に何か硬そうなサムシングを発見。
サイズといい、突き出し方といい、これはちょっと危険な香りがプンプンするやつですね。
金山神社の本殿は小ぶりですが、立派な建物。
その横で金山神社の名物、「かなまらさま」の御朱印をもらうことができます。
この御朱印も大人気で、通常のかなまら祭りの際は手に入れるのが困難だと言われています。
幸い、この日は少し列ができていたものの、びっくりするような状況ではありま。。。
ビックリしたぁー!
ここにも硬くて巨大な、しかも黒光りまでしてるサムシングが僕を待っていたのです。
しかもこの女子たちの表情よ!かなまら祭りは女子のほうが男子より25倍くらい楽しんでる感があります。
そんなこんなでゲットした御朱印、せっかくなので巨大🍄くんと一緒に記念撮影をしてみます。
ムダにかわいい!
御朱印集めが趣味の女子の分も買って、今度さりげなくプレゼントしたら、極めてかなまら的な霊験をいただけそうです。
実はこのほかにも厚紙のような台紙に折りたたんであって、開くと「かなまらさま」がどどーんと飛び出してくる立体型御朱印もあったのですが、御朱印女子がそんなものに目を奪われてしまい、僕に向けられるはずだった霊験が逃げて行ってしまうのも困るので、今回は購入を見送りました。
最後にエリザベスと巨大🍄との記念写真も撮っておこうと思います。
あれ?ちょっとピントがずれちゃった。
キャサリンがめっちゃ舐めてる!!!
やっぱり「かなまら祭り」は女子の方が250倍くらい楽しいお祭りなのかもしれません。
<2022年4月訪問> 最新の情報は公式サイト等でご確認ください
かなまら祭りの基本情報
かなまら祭りへの旅
コメント