熊本市北区にある「ドンペリ」という名前のラブホテルがすごいと聞きました。
「ドンペリ」といえば、ハマショー(浜田省吾)が
♪純白のメルセデス プール付きのマンション
最高の女とベッドでDom Pérignon♪
浜田省吾「Money」
と歌ったドンペリのことだと思うので、まさにラブホテルにはぴったりなネーミングなのですが、ここはどうやらそういう雰囲気でもないらしいのです。
いったいどんなドンペリなんだ?
「ホテルよい子。CLUB」
ホテルドンペリがあるのは熊本市街から7、8キロ北、国道3号線の清水バイパス沿いにあるので、バスに乗って行けば比較的便利な場所にあります。
ところが最寄りのJR西里駅からも歩いて20分くらいで行けそうだったので、行きはJRでアクセスしてみると、わりとアップダウンのある心細い感じの道。
今回は昼間だったからよかったですが、夜だと絶賛肝試しになっちゃうので、公共交通機関をご利用の方はバスをおすすめします。まあ公共交通機関で行くカップルは少ないと思いますが。
その代わりと言ってはなんですが、同じ通りの並びにこんなホテルを発見しました。
このときは「よい子。CLUB」って面白い名前だなあ、と思ったくらいなのですが、この系列の霧島店はなんだかすごいみたいです。
亜美伊新さんって知らなかったけど「ラブホ界のウォルト・ディズニー」らしく、その作品を調べてみたら、僕も結構行ってました。
今回発見した熊本のお店はシンプルな部屋みたいだけど、霧島は今度行きたいリストに入れておきます。
いよいよ本丸の「ドンペリ」へ
そしてこちらが今回の本丸の「ホテルドンペリ」。
ドンペリにしては若干ワンダーな感じの入口が少し気になりますが、入ってみます。
このホテル、バラエティに富んだお部屋のラインナップなのですが、昼間だったせいか、入ってみたかったお目当ての部屋も無事開いていました。
廊下は、ギリギリドンペリでも許す感じですが、客室に入ってみると・・・
えー、ドンペリ?
ドンペリ??
「dp」ってロゴあるけど、ドンペリ?
そうなんです、この211号室、「ドンペリ」という名前とは対照的なファンシーなおとぎの国ルームだったのです。
くまモン県条例により回らない回転木馬
このお部屋の特徴は、なんと言っても回転木馬付きの丸いベッド。いわゆる回転ベッドですね。
ところがこれ、くまモン県の条例により、回っちゃいけないことになっているらしいのです。
本当は回るかもしれないけど、回すと大人の事情でいろいろ面倒なので、回らないことになってる、っていうやつですね。
しかしこれ、現役時代回ってたとき、人々はどういう使い方をしていたんでしょうか?
男女それぞれ回転木馬に乗って遊園地気分を楽しんでいたとか!
それはどんなタイミングで、どんな装いで乗ってたのかな?
それとも単純に回転ベッドとして使ってたとか?
回転木馬が飛び跳ねる中、そんな神秘的な行為が繰り広げられていたのか!
謎に妄想がふくらみますね。
このお部屋、そのほかもいろいろとファンシー感満載でした。
なぜか「Rodeo King」とかもあったけど、これは普通の使い方するためですよね?
謎の器機付きバスルーム
続いてバスルームを紹介しましょう。
いきなりダイナソーがいたりしますが、うしろに小鳥とかもいるので、コンセプトは森なんですかね?
全般的にここもファンシーな感じがしますが、気になったのは端っこにあるシルバーのチェロケースみたいなやつ。
中にチェロでも入っていたら、サンサーンスの「白鳥」くらい弾いてやってもいいぞ、と思ったのですが、どうやらそうではなかったようです。
よく見ると、なんとなく「人の身体にフィットさせたい」感があふれてるデザインにも見えます。
ということで、この利用シーンとか出てこないかな、とGoogleレンズ先生に画像検索で聞いてみることにします。
そんなの出てきたら放送できないっぽいけどどうしよう・・・
Googleレンズ、テキトー!
すでに現代には同じものは出回ってない貴重な物件のようですが、なんとなく水とかお風呂とかエステ的なキーワードが出てきたので、そんな感じであとは各自でご想像ください。
そんなわけでこの「ドンペリ」、名前にくらべておとぎの国すぎるし、かなり謎も多いホテルだったけど、なかなか楽しめておすすめですよ!
<2023年2月訪問> 最新の情報は公式サイト等でご確認ください
ホテルドンペリへの旅
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