山口県の周南工場夜景は、日本の5大工場夜景の一つ、と呼ばれる聖地。
「周南」というとあまり聞きなれない地名かもしれませんが、かつての徳山市と新南陽市などが合併してできた名前なので、「徳山工場夜景」という呼び方ならなじみのある方も多いかもしれません。
この周南の「ホテルサンルート徳山」には日本で唯一の工場夜景観賞宿泊プランがあるのです。
いいじゃないか、サンルート徳山!
徳山の風祭ファンクラブ会員女子に300万ドルくらいの工場夜景ナイトをプレゼントしたいぞ!
「サンルート徳山」のプレミアム工場夜景観賞宿泊プラン
山陽新幹線の徳山駅から歩いて3分もかからない場所にある「ホテルサンルート徳山」。
このなんの変哲もなさそうなホテルに日本で唯一の「工場夜景観賞宿泊プラン」という世にもエロい、もとい、エモい感じの宿泊プランがあるのです。
窓の外に徳山の工場群が広がる客室が、夜景評論家の某氏により監修され、フロアスタンドや間接照明なども工夫され、ベストな状態で夜景観賞が楽しめるようになっています。
そしてチェックインして部屋に入るとどーん!
これが、プレミアム夜景宿泊プランについているパッションフルーツの「夜景入浴剤」。
ラブホかよっ!
これも付属の夜景観賞用「癒しの満月ライト」。
プラネタリウムかよっ!
そんでもってこれが部屋からの眺望。
そんな僕の隣のベッドには、会社の同期入社の♂(北九州在住/既婚/年齢非公開)
男かよっ!
そうなんです。実は徳山出身の同期入社の友人(♂)がいて、今回は彼を訪ねて九州の友人と一緒にここにきたのです。
いや、ほら、たったひとりのファンの女子と一緒にこんなところで過ごしちゃったのがバレると、全国35万人のファンが僕の職場のすぐ近く、首相官邸とか国会前でデモ行進しちゃうから・・・
そして工場夜景見学へ
そんなわけで男3人、サンルートから歩いてすぐの徳山港町あたりでまずは夕暮れの工場ビュー。
おおおおおー、なかなかセクシーなうしろ姿の夜景少年が!
これは海上保安部の脇あたりから。
三脚立てて夕暮れ工場夜景撮影してたおねーさんが、男3人で「おー!」とか言ってる僕たちを一瞥します。
晴海親水公園。
ここまでは駅から徒歩で行けるのですが、周南工場夜景のメインのひとつである「周南大橋」までは少し距離があるのでタクシーで向かいます。
この周南大橋の上からの夜景が徳山夜景のハイライト、と言われています。
ま、確かにすごいんだけど、タクシーの運ちゃんいわく、出光の全盛期はこんなもんじゃなかったよ、とのことでした。
夜景観賞でタクシーに乗りんこんだお客さんが、ドライバーさん、あそこ火事になってる!っていうくらい激しい夜景だったんですよ!
徳山は、出光興産初の製油所があった場所でしたが、2014年に出光がここでの石油精製を中止したあとは夜景も町もずいぶん淋しくなったということでした。
僕の徳山のファンクラブ女子も、おばあちゃんが出光勤務だったらしいのですが、徳山で出光に関わる人はみな誇らしげだった、と言っていました。
もう少し賑やかな頃に来てみたかったですね。
それでも意外とにぎやかな徳山
徳山駅に戻ってみると、あらおしゃれ!
徳山駅には周南市立駅前図書館として新しくTSUTAYA図書館がオープンしてました。
聞くところによると、このTSUYATA図書館の誘致、建設にあたっては結構な反対運動があったようです。
出光が縮小し、帝人も去り、近鉄百貨店も閉鎖した徳山ですが、大学があるためか、商店街にまだ若者の姿が多かっただけ救いがあるような気がしました。
TSUTAYA図書館にも若い人たちの姿がたくさん見えましたが、この若者たちがこの町に集まらなくなったら徳山もさらに衰退の一途をたどることでしょう。
反対運動もいいけど、新しいチャレンジは必要だよね
徳山の同期がボソッとそう言いました。
この日は年明け1月2日。意外とどこの飲み屋も混んでいた徳山の街の中、3人で居酒屋に行って、屋台に行って部屋に戻ると部屋の窓からはこの景色。
早く寝るしかなかったですね、男同士だし。
ちなみに、周南工場夜景観賞にはクルーズプランやタクシープランもあります。
「周南工場夜景クルージング」は、徳山港から周南コンビナート一帯を巡る所要90分のコースとサンセットがプラスされた2時間のコースがあり、2名から出航するプライベートプランもあるそうです。
「周南工場夜景観光タクシー」は、夜景観賞士のドライバーが周南工場夜景の知られざるスポットを案内してくれるそうなので、これも面白そうですね。
<2019年1月訪問> 最新の情報は公式サイト等でご確認ください
周南工場夜景/ホテルサンルート徳山への旅
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