北海道の洞爺湖と言えば大型温泉ホテルが立ち並ぶ道南の一大観光地というイメージ。
「宇宙一のお風呂!」とか「色っぽいおねーさんの入浴姿!」みたいな、洞爺湖のホテルCMがバンバン流れていたため、高貴なる僕としては全く興味が湧かず、長らくここから足が遠ざかっていたのです。
高校1年の北海道旅行で初めて洞爺湖に行ったのですが、それ以降は北海道に住んでいた5年間も、その後の毎年の旅行でも洞爺湖に足を向けたことはありませんでした。
今回、昭和新山に行くために〇十年ぶりに洞爺湖を経由したのですが、それが大いなる思い込みだったことに気づきました。
意外とすごいぞ洞爺湖!
洞爺湖と言えば、宇宙一のサンパレス
僕が札幌に住んでいたちょうどバブルの時代の5年間、もっとも多く見たテレビCMは「洞爺湖サンパレス」か「定山渓ビューホテル」だったんじゃないか、と思います。
どちらも巨大なウォータースライダーがあるお風呂で、子供も大人も賑やかに遊ぶCMでしたが、両社競うように趣向を凝らして視聴者の目を楽しめせてくれていたことを覚えています。
これがサンパレスの基本形。
なんてったって宇宙一のお風呂ですよ!
凄すぎないか、サンパレス?
そして時々、こーゆー変化球も投げてくるわけです、サンパレス。
いいのかよ、半ケツ!
これ、朝やゴールデンタイムのお茶の間に流れるのか?
だ、騙されてはいけない、こんな半ケツに誘われて洞爺湖に行ったらまるで中2やぞ!
そんなふうに決意したまま、長らく時は流れていたわけです。
しかし今回、昭和新山に行くことになり、途中洞爺湖でバスを乗り換えるため、(たぶん)高校1年生以来の洞爺湖再訪となったわけです。
JR洞爺駅からバスに乗って洞爺湖外輪山の山を越えると目の前に羊蹄山がバーン!
そして眼下には洞爺湖もバーン!
あら、意外といいじゃないの、洞爺湖!
あのサンパレスもなんだかアダルティな雰囲気になってるぞ!
絶景の国立公園、洞爺湖
活発な火山活動とそれによってできた美しい湖が特徴的な「支笏洞爺国立公園」。
洞爺湖は周囲約40km、ほぼ円形のカルデラ湖で、中央には火山活動でできた中島(なかのしま)が浮かんでいます。
その中島の向こうに見えるのが蝦夷富士と呼ばれる「羊蹄山」。
晴れていればこうして湖畔から素晴らしい景観が望めるんですね。
今、写真を見返してみると僕が〇十年前に来た時はめっちゃ曇っていたので、洞爺湖がこんなにすごい景観だとは思わなかったのです。
ごめんよ、洞爺湖!宇宙一のお風呂で遊ぶガキとかバブリーで露出度の高いおねーちゃんしかいないと思ってた
そんなわけで洞爺湖の観光と言えば遊覧船が定番ですが、今回はちょっと大人な感じで湖畔の散策を楽しんでみました。
「とうや湖ぐるっと彫刻公園」を散策
洞爺湖には湖畔をぐるっと囲むように遊歩道ができているのですが、この湖畔沿いに「とうや湖ぐるっと彫刻公園」と呼ばれるアートギャラリーがあり、自然の中に溶け込むように、湖畔のあちこちに58のアート作品が点在しています。
湖畔散策しながらアートが観賞できるなんて、なかなか大人のリゾートじゃないか、洞爺湖!
これもそのひとつですね
これは1992年に設置された「洞照」(雨宮敬子)。
どこをアップにしてんだよ!
中2かよっ!
中にはこんなワイルドなのもありました。
そしてこんなところにジブリの線路発見!
最初はこれもアート?と思ったけど、これはどうやら違いますね。船か何かを湖に下ろすためのものなんでしょうかね。
見上げると遠くの外輪山の上にウインザーが見えました。
正式名称は「ザ・ウインザーホテル洞爺」。
北海道を代表する高級リゾートとして、2008年の北海道洞爺湖サミットのメイン会場になったことで有名ですね。
僕は今まで洞爺湖に近づかなかったので、当然ながら泊まったことはありませんが、洞爺湖が大人のリゾートだということがわかったので、今後はぜひ検討してみたいと思います。
というか仕事でよくこのホテルを使った企画を書いてるけど、自分で泊まったことないぞ!一回くらい泊まらせろー
そして珍小島へ
洞爺湖に行ったらぜひ行かなくては、と思っていた場所があるのです。
それは洞爺湖の南西部にあり、湖とは砂州でつながっているこの島。
この島。
この島!
ちんこ島!
中2かよっ!
いや、だってここ、僕のバイブル「世界でもっとも阿呆な旅」の作者、安居 良基さんの推奨スポットなんだって。
一応、洞爺湖有珠山ジオパークの構成資産となっているようです。
そんなわけで大人のスポットがたくさんあった洞爺湖、アダルトな貴女との旅にピッタリですね。
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