上越新幹線を走っている2階建て新幹線「Max」が2021年の秋で営業運転を終える、ということで、別れを惜しむファンがたくさんいるのだそうです。
僕にとってのMaxは、群馬の実家に帰る際にいつもなにげなく乗っていた、とりたてて珍しい乗り物ではなかったのですが、いざ乗れなくなってしまうとそれはそれで寂しいのかな?
ということで、初めて狙って乗ってみました、Maxに。
きっかけは、Max乗りたい女子
風祭さん、群馬出身だったら帰省の時とか2階建て新幹線のMax乗ったことありますか?
きっかけは、とある風祭ファンクラブ女子から来た、こんなメッセージでした。
え、特にMaxとか意識したことないけど、ふつーに乗ってたと思う…
えー、いいな。わたしまだMax乗ったことないんです・・・
そして彼女から共有された動画がこれ。
なんだよこれ、いきなり泣きそうになっちゃったじゃんかよ!
彼女はJR東日本のエリア外に住んでいるため、時節柄、秋までに乗りに行けるかわからないのだそうです。
わたし、Maxに乗ってみたかったんです。引退しちゃう前に一度乗りたいな・・・
そんな彼女の話を聞いていたら、なんだか急に僕もMaxが愛おしくなってきちゃいました。
わかった!じゃあ風祭がMaxに乗ってレポートしてあげるよ!
おそらく彼女にとって僕のレポートなんてどうでもいいことかもしれませんが、なんとなくもう一度ちゃんとMaxに乗って、その記録を残しておいた方がいいような気がしたのです。
初めて狙ってMaxに乗車
そんなわけで2021年7月のとある土曜日、母校の高校野球の試合でも見にいくついでに、高崎までMaxに乗ってみることにしました。
いや、違うな。今回はMaxがメインですね。Maxに乗るために群馬に行く用事を作った感じかな。
時刻表を調べて、Max車両で運行されている列車を狙って乗車したのは越後湯沢行きの「Maxたにがわ403号」。
2階建て新幹線で16両編成、壮観です。
大宮駅から乗車して熊谷、本庄早稲田と各駅に停車し、高崎まで約30分の短い旅。
車内に入るといきなり階段があるのがMaxの特徴。
僕はいつも上に行くか下に行くか、その時の気分で決めてたような気がします。
眺めがいいのはこの2階席に決まってるんだけど、人気があるので繁忙期とか週末には1階よりも混んでいます。
1階席はいつも2階より空いてるので、ゆっくりしたい時はこっちにしてたかな。
1階と2階それぞれの車窓
Maxの1階席と2階席の車窓もせっかくなので記録しておきました。
まずは1階席(本庄早稲田駅に到着するシーンです)。
視線の位置が低いので、通常は防音壁に阻まれてあまり車窓が見えず、面白くもなんともないのですがホームに入るときだけは別格です。
視線の位置とホームの床の高さが近いのでめちゃめちゃ迫力ありますよね。
ホームにちょっと短めのスカートをはいた女子が歩いてたりすると、大変いたたまれない気持ちになるため、いつもそんなシーンに遭遇しないように心より祈っておりました。
そしてこれが2階席からの眺望(高崎駅到着前)。
2階からだと駅構内の車両基地もはっきり見えるし、何よりホームの駅名標と視線の高さが同じですね。
確かにこの眺望が見られなくなるのは残念な気もします。
車内ガチャとMax記念ラストラン記念グッズ
Maxの車内を冒険していると、デッキには売店スペースがありました。
カウンターは「Thank you! Max」仕様になっていますが、この日は無人。
2020年の秋の新潟・庄内地方PRキャンペーンで特別販売された「ニイガタスムージー」のカウンターがそのまま残っていました。
Maxラストランオリジナルスムージーが発売されるようですので、その時はここで買えるのかな?
この日はMaxラストラン記念のオリジナルガチャが置いてあったので、チャレンジしてみます。
出てきたのはオリジナルのボトルキャップ。
車内では売っていないのですが、この他にもMaxラストランにまつわるオリジナルグッズがたくさん発売されていました。
JR東日本のコンビニ「NewDays」で買ったキーホルダー。
そしてこれがオリジナルバッジ。
このMaxラストランオリジナルグッズをセットで「Max乗りたい女子」に贈ってあげることにしようかな。
やさしすぎるぞ、俺!惚れられちゃったらどうしよう。
そして高崎駅到着
やがてMaxは高崎駅に到着します。
幸いなことに高崎で5分間停車するので、ここで少し記念撮影もできました。
Maxラストランのオリジナルデザインも車体にラッピングされています。
え、Maxって「Multi Amenity eXpress」の略だったんですね。全然知らなかった!
真ん中まで行ってみると、車両編成の結合部でMax同士がくっついてました。
せっかくなので高崎駅を出発するシーンも撮ってみました。
去っていくMaxを見ていたら、これが僕のMaxの最後の乗車になるような気がしてきました。
今日はガラガラだったけど、きっとラストランの直前は賑わうだろうし、ここで静かにお別れする方がいいのかな。
さようなら、Max!
・・・とか言ってたくせに、たまたま帰りの時間もMaxがあったので、もう一度乗っちゃいました(笑)。
僕はMaxとのお別れを十分楽しんだけど、ひとつだけ気がかりが残りました。
はやくコロナが落ち着いて、Max乗りたい女子もなんとかラストランに間に合うといいな。
僕にMaxとの最後の思い出を作ってくれた恩人だからね。
<2021年7月訪問>
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