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新潟の燕市、三条市といえば「洋食器」。
中学校時代くらいまで、まあまあ地理が得意だった僕にとって、今でもその組み合わせはスラスラ出てくるのですが、今まで一度も燕三条に下りたったことがなく、特製の200万円くらいの洋食器セットを買うことも、元気に頑張る町工場のおやじを激励に行くこともなかったのです。
そんなわけでとある年の秋、東北・上越新幹線が開業してから35周年ということで、盛大な割引切符が発売されたのをきっかけに出かけてみたお話です。
燕三条のツバメ
2017年はJR東日本の新幹線YEARだったんだそうです。
なんでも、東北・上越新幹線が開業してから35周年ということで、さまざまなイベントが企画されていたのです。
35周年ってそんなに盛大に祝うほどの節目なのかなあ、と思いつつ、まあ割引切符とかが盛大に発売されていたので、それはそれでよかったんですけどね。
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その記念企画の一環で、初夏に東北新幹線の最大50%引き、という切符が発売されていたにも関わらず、僕がそれに気づくのが遅くなり利用しそびれちゃったので、秋に発売予定の上越新幹線の50%割引切符は是が非でもゲットするぜ!と気合を入れて待っていたのでした(最近は50%割引切符も珍しくなくなってきましたが)。
そんなわけで2017年の11月後半、3連休初日の朝一番の上越新幹線新潟行きチケットを晴れてゲットしたのですが、いろいろ調べてみると紅葉はだいたい終わってるし、天気も荒れ模様みたいだし、なんでこんな時期に新潟に行くつもりだったんだ、俺?という感じ。
国境のトンネルを抜けると。。。
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げ、ホントに雪でやんの!
ま、そんなこともあるだろうと思って、雨でも雪でも季節外れでも、楽しめるように段取りしてあるのがテキトー旅のプロ。
新潟の燕三条に住む、若いツバメがほしい深窓の有閑マダムから
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ねえ、いついらっしゃってくださるの?
とずっとお誘いを受けていたので、これを機に30年前を思い出して若いツバメを演じてみようと思います。
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ついにツバメに若いツバメが着いたぞー!
とか言いながら有閑マダムの待つ、改札口に向かうと・・・・・・
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つばくろーかよっ、俺を出迎えてんの。
もしやつば九郎の着ぐるみの中に、深窓の有閑マダムが潜んでるんじゃないか、と思い、いやがるつば九郎の羽をむしり取ってみようかと思いましたが、中から彼女いない歴25年のおっさんが出てきても困るのでやめておきました。
燕三条地場産センターへ
そんなわけでとにかく燕三条駅に降り立ってしまったのですよ!
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新潟の燕市、三条市といえば「洋食器」とスラスラ出てくるくらい中学校の地理は得意だった僕ですので、この町に来たからには見ないわけにはいかないでしょう、元気に頑張る町工場!
まずは駅から少し歩いたところにある「燕三条地場産センター」へ。
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ここは読んで字のごとく、この燕地区、三条地区の(燕と三条はそれぞれ別の市なのです)地域の産業を支援する施設で、地域の産品の展示や販売が行われています。
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おおお、こうみるとなかなかしゃれおつですな、燕三条の地場産品。
これが、僕が中学時代に習った「洋食器」ですな。
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しかしこの燕三条、実は刃物も有名なんだそうです。
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そんなわけで、今人気なのが、その刃物工から生まれた究極のつめ切り「SUWADA」の爪切り。
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おおお。ここ行ってみたかったんだ!(ということで、ここはのちほどしっかり工場見学に行きました)
特にこれらの金属製品に共通しているのは、磨きの技が並みじゃない、ということなんだそうです。
僕も初代 iPod の背面のキラキラとしたステンレスカバーは、燕三条の金属磨き職人たちが手がけたという話を聞いたことがあります。
これは「磨き屋シンジケート」のビアタンブラー。
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なんだよ「磨き屋シンジケート」って!
怪しい響きがするなぁ。
でもホントにピカピカで、見てるだけでも欲しくなります。
ちなみに、燕三条のタンブラー、こーゆーことなんだそうです。
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これを写した時間、午後12時58分。
朝10時に入れた氷が、3時間たってもほとんど残ってる、ってことみたい。
これは純チタンタンブラーで保冷力、保温力は通常のグラスの6倍とのこと。これも燕三条の金属職人だからできる商品なんだそうです。
物産館の中ではこんなふうにたくさんの燕三条製品を売っているのですが、せっかく来たからには町工場にいかないとねー。
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ということで、前から気になっていたSUWADAの爪切りを作っている諏訪田製作所に行ってみようかと思ったのですが、なんとこの日は祝日で工場お休み。。。
仕方なく翌日に出直したときのことはこちらの記事になっています。
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<2017年11月訪問> 最新の情報は公式サイト等でご確認ください
燕三条への旅
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